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環境・平和・山・世相 コジローのあれこれ風信帖

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2007年07月14日
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カテゴリ:環境

 雨は降ったりやんだりだが、次第に風が強くなってきた。先ほど届いた夕刊のトップ見出しは「近畿、明日朝直撃」だ。おかげで紀峰山の会が今年度最大のイベントとして準備してきた白山集中登山はやむなく中止。白山の東西南北6コースに別れて登る予定だった40人近くのメンバーは、このコジロー同様、誰もが突然の無聊をもてあましていることだろう。

 それにしても、この時期にこの強さの台風がまともに日本列島を襲うとは… やはり気候がおかしくなってきている実感がある。転げ落ちるように加速する地球温暖化をどこかで食い止めなければ、そう遠くない将来、人類は多くの可哀想な生物種を道連れに破滅するに違いない。果たして、人類に残された時間はどれくらいあるのか

 有名なガイア仮説の提唱者でディープエコロジーの旗手、またガスクロマトグラフィの発明者としても知られる科学者ジェームズ・ラブロックは、すでに人類は最後の一線を越えてしまっており手遅れだといっている。しかし、はいそうですかと諦めるわけにはいかないだろう。では今、我々はどうすればよいのか。これに応えてくれる手引きのひとつが田中優の近著『地球温暖化=人類滅亡のシナリオは回避できるか』だ。

→内容紹介:
人類に残された時間はあと10年しかない!? 2007年2月に「気候変動に関する政府間パネル」(IPCC)が、地球温暖化に関する「第4次報告」を発表、温暖化の影響が「人為的なもの」と断言した。これを受けた英『インディペンデント』紙の"100年後予測"では、地球の平均気温が現在から2.4度上昇した場合、3分の1の生物種が絶滅、3.4度上昇で北極海から氷がなくなり、4.4度上昇でヨーロッパ南部が砂漠化するという。そして5.4度の上昇で世界の食糧供給は尽き、6.4度上昇でメタン・ハイドレートが噴出して「全球蒸発」、ほとんどすべての生物は絶滅する--。今、科学者たちの間では「人類は温暖化のポジティブ・フィードバック(悪循環)を止めることができるのか、間に合うとしたらいつまでか」が論議になっている。温暖化はすでに"暴走"を始めてしまったのか? 世界中で進行している「恐ろしい現実」と、人類滅亡を回避するための方策をわかりやすく語る。

 この本の帯には、著者が提唱してできたapバンク(Artists' Power=アーチストたちが出資して作る市民バンク、自然エネルギー推進の市民事業などに融資している)で繋がりのある坂本龍一が、「人類に残された時間は10時間もない」と語りかけている。また著者自身は、 「いまはサッカーのロスタイムのような時期かもしれない」と書いている。いつ「人類終了のホイッスル」が鳴ってもおかしくないというのだ。

 危機感はそれほどまでに深いが、著者は、まだ逆転の可能性はあるとして、前述のapバンクほかのチャンネルから地球温暖化防止やグローバリズムの害悪に対抗する活動を積極的に展開している。今回の著書はそんな田中優さんの講演を元に加筆したもの。著者には昨年、和歌山でも、地球温暖化防止活動推進員の養成講座で講義をお願いしたが、今回の著書はその内容を敷衍して、現在の温暖化対策の問題点や進むべき本来の方向を明確に指し示しており、非常にわかりやすい。今、人類にとって一番重要なことを知りたい人に、ぜひ、一読をお薦めする。

 なお、前述のapバンクが資金集めに一年に一度、著名アーティストのボランティア参加で開いているライブフェスティバルも、この台風で今日と明日は中止に追い込まれた。せめて最終日の16日だけでも実施できることを望みたいが… 中止を知らせるコメントにも地球温暖化について触れた部分がある。野外ライブを開くのも、地球温暖化との闘いなのだ。

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最終更新日  2007年07月14日 17時43分11秒
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