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環境・平和・山・世相 コジローのあれこれ風信帖

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2009年11月28日
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カテゴリ:環境

 昨日に引き続き、今日も大阪へ日帰り出張…というわけで、今は天王寺に向かう阪和線の車中だ。こうして運良く座れればモバイルを使ってブログが書ける。その出張の用務はあるキリスト教系奉仕団体の西日本レベルの集会での講演。「未来の子どもたちが危ない…地球温暖化と低炭素社会を考える」との演題を頂き、パワーポイントも使って90分話すことになっている。

 似たようなタイトルでの講演機会は結構多いので、そのたびに以前使ったパワーポイントを少しずつ修正しては最新版に改めているのだが、COP15が目前に迫った今は、毎日新しいニュースが飛び込んでくるから油断できない。例えば中国や米国ほかが次々に温暖化ガスの削減目標を明らかにしているし、各国首脳のCOP15への出席表明も相次いでいる。一応このテーマについては相当詳しいヤツだろうとお呼びくださったのに、こうした最新の話題に触れずに古い話でお茶を濁すのは良心が許さない。

 というわけで、これらをすべてキャッチしパワーポイントに反映するのは結構骨が折れるが、講演ではいつも、その前日までにキャッチした情報を盛り込むよう努力している。しかし、書いてしまった文章はこうした融通が利かないのが悩みだ。特に活字媒体に載せた文章など、読者に届く頃には陳腐化してしまうことも少なくない。で、まあ、こんな激動の情勢だし、なるべく動かないあたりの確実な話題を…と、わかやま環境ネットワークにの機関紙「ういねっと」に書いた連載コラムが以下の文章。ん~、さて、陳腐化していないかなあ…

環境時々刻々

コペンハーゲンで決めよう

 12月7日からデンマークのコペンハーゲンで開かれるCOP15(国連気候変動枠組条約第15回締約国会議)に向け、07年末にインドネシアのバリで開かれたCOP13(バリ)から2年にわたり2~3ヶ月に一度のペースで積み重ねてきた各国政府事務レベルによる準備協議が、今月上旬にバルセロナで開かれた作業部会で終わった。

 COP15の使命は京都議定書第一約束期間(2008~2012年)後の温室効果ガス削減について世界の合意を得ることにあるが、先進国と途上国の主張の溝はバルセロナでも埋められなかった。これを受けて、同条約事務局長やCOP15のホスト役であるデンマーク首相が法的強制力を伴う合意を断念との報も伝えられ、コペンハーゲンの焦点は強制力のない政治宣言の中身に移ったかのような報道がなされている。

 破局的な温暖化を防ぐため、COP15では途上国も含め温室効果ガス削減への合意が成立しなければならない。そうした意味では元々、先進国だけに削減義務を課したCOP3京都会議よりコペンハーゲンの方が遙かにハードルは高い。そのCOP3ですら開会前はEUと米国の対立で終始、さらに本番の会期が尽きてすら何も決まらず、危うく空中分解しそうなところ、会期を1日延長し辛うじて合意にこぎ着ける綱渡りだったのだ。

 その京都で、分裂寸前の会議を救ったのは世界の世論だった。筆者は、97年12月7日のその日、雨上がりの平安神宮に世界のNGOや日本の市民2万人が集まり、「京都で決めよう」と叫んだあの熱気を、昨日のことのように鮮やかに思い出す。京都国際会議場で背を向け合っていた交渉当事者たちを合意の場へと呼び戻したのは、間違いなくこの集会の熱気に象徴される国際世論から、「交渉の破壊者」「人類の未来を売り渡した国」と指弾される事への恐怖だった。かくして最終日、ホットラインが各国首脳を結んで頻繁に飛び交い、最後には政治の意志が京都議定書を生んだのだ。

 確かに合意への道は険しい。だが、世界中のほとんど全ての国が人類の救済に繋がる意味ある合意を望んでいることも事実なのだ。COP15が通常の閣僚級会合から首脳級会合に格上げされる可能性も高いという。コペンハーゲン合意への期待値を引き下げる必要はどこにもない。我々、国益の主張から自由な市民に求められることは、交渉経過をめぐる雑多な報道や各国政府が打ち上げる観測気球に一喜一憂することなく、あくまで人類の未来に責任を負うに足る高い合意目標を堅持して主張し、世論を盛り上げてゆくことだ。

 さあ、コペンハーゲンで決めよう!

 …と、大半が引用だったので、今日は天王寺に到着する遙か前に書き終わった。陳腐化しているかどうかの評価はまあおいといて、とりあえず、めでたしめでたし…(^_^)v   じゃ、今から90分、しゃべってきま~す。 (^^)/~

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最終更新日  2009年11月28日 12時13分20秒
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