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カテゴリ:環境
朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の最高指導者、金正日(キム・ジョンイル)総書記が17日に死去したことを、今日19日になって朝鮮中央放送が伝えた。昂然と正面をにらみ据え、なんとも大時代な調子で「偉大な首領様」の動静を伝えていた、あのチマ・チョゴリの女性アナウンサーを見なくなったことから、これは何かあったのではとの憶測が盛んに飛んでいたが、その正体はこれだったわけだ。 この会議の使命は、まず京都議定書第1約束期間(2012年まで)が終わった後に空白期間を作らないこと、次いで2013年以降の包括的な制度的枠組づくりへのプロセスを確立することにあった。
第2約束期間の内容も次なる法的枠組の形式も決まってはいないし、各国の具体的な削減目標決定など前途にはなお難題が待ち構えるが、とにもかくにも従来の先進国対途上国の対立を越え、世界が参加する枠組づくりに踏み出したことは歴史的とも評すべき大きな成果だ。最終盤には空中分解の可能性も取りざたされるなか、「アフリカを京都議定書の墓場にはしない」と困難な交渉をリードした議長国南アフリカの粘りに敬意を表したい。 一方、この会議中に世界気象機関が発表したレポートは、大気中の温室効果ガス濃度が過去最高を更新するなど最新の気象データを示し、地球上で取り返しのつかない激変が起こりうるレベルに急速に近づいていると警鐘を鳴らした。危機回避に残された時間は短い。人類の運命は、ダーバンの合意を素早く実行できるかどうかにかかっている。 にもかかわらず、京都議定書母国の政府は財界の意向を受けて第2約束期間を拒否。実現可能な対案も示さず、懸命に合意の道を探る世界から完全に孤立した。この世界の孤児というか妨害者の道を歩む政府を変えなければならない。やれやれ・・・とも思うが、それは日本の環境市民運動にしかできない世界への貢献だ。倦まずたゆまず、発言し続けよう。
コラムは以上ですが、やはり一本前のこのブログでコジローが予想したように、中国のサプライズ声明が会議の行方を変え、最後には米国も巻き込む形で歴史的な決定をみました。これは、科学の要請に及ばないとはいえ、コジローが期待していた以上の大きな成果です。・・・が、まあ、なんというか、最近、期待を裏切られることに慣れて、何事につけ、我が期待値が大きく下がっている傾向もあるような・・・(^^;) ではまた。
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