カテゴリ:アート
前半は、幕末から明治にかけての風俗画、風刺画、戯画、
地図、時事問題、経済問題、健康問題などに関する浮世絵 の展示。アートとしてよりも歴史資料としての浮世絵とい う感じがする。 後半は、芳幾、芳年、暁斎、三代豊国、二代広重などの作品。 やはり、芳年の無残絵が印象に残る。会場の性質上、あま り残酷なものはないのだが、月夜の晩、与三郎が蝙蝠安を 刺し殺そうとしている場面は、まさに血みどろ絵だ。堀井 恒右エ門のはりつけのシーンも鬼気迫る。これは、長篠 合戦の鳥居強右衛門のことだそうだ。 芳幾の遊び心溢れる役者の影絵なども興味深かった。 幕末の浮世絵でもあり、歌麿や北斎など有名どころの浮世 絵師の作品もなく、かなり地味な展覧会であるのにもかか わらず、かなりの人出。若いカップルなどもたくさんいて、 みな熱心に眺めている姿に驚いた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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