「義理人情」などという言葉を当てはめるのはおこがましい外道行為
「スマイルカンパニー契約解除の全真相」弁護士を通じて山下達郎・竹内まりや夫妻の“賛成事実”を確認 ジャニーズ元社長の性的加害事件に関しては、100%言い訳のしようがない犯罪行為です。で、よく「だったらなぜ彼が生きているうちに被害者は告発しないのだ、死人に口なし、死者に鞭うつようなのは卑怯者だ』という意見をネットで見ましたが、それこそ「生存中はすべて握りつぶされていた」ということであり。 で、上の記事の内容を見ると、いまだにその影響力は死後もある。ひどい話で。 この中で「義理人情」という言葉で今回の発言を契約終了の理由にしていますが、本当に義理人情にあふれる人なら「この人の発言を理解し、ともに今後も仕事を続ける」んじゃないかと。スマイルカンパニーの社長の言うのは「義理人情」ではなく「保身と事なかれ主義」という対極のお話です。 加害者の死後、BBCの放送を皮切りに数十人の被害者がわかってきました。よく「芸能界には特別なルールがある」といいますが、今回の性加害に関しては完全にこの人が異例なだけで、それを大手事務所社長という権力を振り回した、弱みに付け込んで少年たちを性の道具にしていたという、こんな人に「義理人情」などという言葉を当てはめるのはおこがましい外道行為であり。 これは芸能界だけでなく、先日銃弾に倒れた安部元総理の死後、彼の生前の宗教と政治のどっぷり絡み合う話や、抑えられていた暗部がどろどろと出てくるように。 死んだ後になって唾を吐かれるような人間は、それだけ嫌われていたということであり。