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カテゴリ:孤舟
このブログ三本目の小説も、無事連載終了しました! 長らくのおつきあい、どうもありがとうございますm(__)m
この作品は、文藝春秋の「オール読物」という文芸雑誌の新人賞に応募するために書いたものです。結果は……第一次選考(のみ)通過! でも、立派な商業雑誌にたった一行でも自分の作品名と名前が載ったのがとても嬉しくて、思わず発表のあった号の雑誌を買ってしまいました。これ以後、どんなに小さくとも自分の作品の名前が出た本や雑誌は、記念として全部買って残しています。 この作品を書いたのはもう四年ほども前のことですが、今読み返してみるとやはり未熟な点が多いですね。。。 まず、登場人物の多さによる失敗。この賞は上限が80枚なのですが、一旦書き終えた時は90枚を超えていました。10枚増やすのは簡単ですが、10枚減らすのは至難の技……。短編である程度言いたいことを言おうとすれば、登場人物を減らして構造をシンプルにするしかないと悟った作品です。これ以降、短編の主要人物は出来るだけ少なく(出来れば4人以下)にすることにしました。 また、「たくさんの人に語らせることで、そこにいない人物を浮き上がらせる」というやり方は、長編向きだということもわかりました。無理に短編にまとめようとしたせいで、この作品ではストーリーを語るだけで精一杯。一人一人の心の内面を丁寧に描くだけの字数の余裕がないせいで、結局さきくさの人物像も立っていない気がします。いつか、この作品を長編で書き直してみたいものですね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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