2009年1月3級学科試験 (7) リスク「アカウント型保険」
独学 3級FP技能士 合格講座 中野克彦 中島智美 藤崎仁(7) 利率変動型積立終身保険(アカウント型保険)は,積立金のなかか ら保障・特約のための保険料を支払うことによって,所定の範囲 内で支払保険料の額を調整することができる。 解説者:なかじま ともみ (幼稚園教諭、保育士、CFP(R)、1級FP技能士)(7) 正解:○ 【アカウント型保険】【過去の出題】なしアカウント型保険というのは、毎月の保険料を決めて、その中から必要な保障や特約をつけて、その保険料の残りが積み立て部分にたまり、そこが最終的には終身保険や年金の原資となるという保険です。分かりにくいですね。通常の生命保険は定期保険2,000万円の保険料が5,000円1日入院したら5,000円の医療保険が3,000円300万円の終身保険に20,000円この3つを組み合わせたら、毎月の保険料は28,000円という事になります。ところがアカウント型の保険は毎月28,000円を払うという約束をします。そして時期に応じて中身を入れ替えることができます。定期保険に3,000万円 保険料が7,500円医療保険の保険料が3,000円残った17,500円が終身保険の分になるということです。もちろん医療保険を1日10,000円というように設定することもできます。そのときの状況によって保障内容が変えられるというのがこの保険の大きな特徴です。ただ注意をしなければいけないのは、最終的に他の保障を買って残った部分が積み立てになるので、自分では300万円の終身保険に入っていたので、最後には300万円もらえると思っていたら全然足りなかったという事になりかねません。上の例でも300万円の終身保険の保険料は20,000円ですが、アカウント型では17,500円しかその部分に保険料を支払っていないからです。そこがこの保険の分かりにくいところです。もし自分で加入するときには、メリット、デメリットをよく考えて加入してくださいね。────── COPYRIGHT (C) 2009 Tomomi Nakajima All Rights Reserved. ──────