テーマ:映画館で観た映画(8356)
カテゴリ:外国映画 ら、わ行
おもしろかったです。会社のおやすみなので、一緒に見に行ったダンナも続きがぜひ見たいといってました。ダンナは最初中国の歴史物ときいて、「途中で寝ちゃうかも」と言ってたのですが、予定外に面白かったようです。 中国の歴史物は、なにしろ名前も地名もみーんな漢字なので、見ていても誰が誰やらわからなくなってきて、混乱してしまうのですが、今回はいろいろと説明を加えてあって、かなり分かりやすくなっていました。それと、日本人が二人(金城武、中村獅童)出ていたので、それも、人物を見分ける上で助かりました。 でも、諸葛孔明のような大人物の役を日本人がやっちっゃていいのかな。しかもこんなイケメンの孔明先生なんて。 こういうお話はほとんど男の人ばかりなのですが、今回は、かなりいろいろと女性の役が目立たせてあって、魅力的でした。孫権軍の司令官周瑜の奥さんの小喬はとても美人で女の目から見ても好感の持てる人。二人のラブシーンがとても素敵だった。 しかも、曹操が彼女を手に入れたいがために、戦争がおきちゃうという、まさに傾国の美女です。そして、劉備と同盟を結び孫権の妹は、巴御前のような女傑。一緒に戦場に出て戦う男の顔負けの勇気のある女性です。でも、見た目はかわいいのですよね。 『赤壁の戦い』といえば、中国史上でも、有名なお話。そして、20年くらい前にも、テレビアニメ化されていて、いかにも少年漫画ばりのキャラデザインもすごければ、孔明先生が、ものすごい色のアイラインで、眉と目の間の色がすごかったのが、なんといっても印象的で、その世界では、知る人ぞ知る、有名なアニメがあって、思い出深いです。 でも、今回の映画はかなり気合を入れて作ったので、一回では、話が赤壁の戦いに到達しなくて、二部構成。赤壁の戦いが見られるのは、第二部になるようです。 でも、一部でも、水上戦になる前の、地上での騎馬戦がなかなかどうしておもしろかったです。昔の戦争にもいろいろと戦略やハウツーがあるようで、今回の戦闘は、八卦の陣。亀の甲羅をイメージしたような、戦略が見事で、おもしろかったです。 盾をつかった戦闘で、見方の兵士にあまり被害がでない戦略はお見事。 ただ、戦闘シーンでの一般の兵士たちが、あまりにも無表情で、それがとても違和感があって、見ていて腑に落ちないというか、不可解というか。兵士をきっちり訓練して、マスゲームのように、太鼓の音で指示通りに兵士を動かすことで成功する戦略ではあるのですけど、いくらいわれたとおりに動く戦争といえども、兵士にだって、感情はあるだろうし、どきどきしてたり、はらはらしてたり、よーし、たたかうぞーっと、いきごんでいたり、怖い顔してたり、いろいろそれなりに、感情が顔に出ていてもいいと思うのです。戦いに出る有名どころの武将や、将軍は、元気一杯もりもりに戦っていて、見所もあり、それぞれの人物が活躍できる見せ場はあって、面白かったのですが、それにしても、その時にアップで映し出される兵士たちが、なぜここまで無表情なのでしょう。 中国もまた、マスゲームの国。マスゲームをしていると、あんなに無表情になっていくのでしょうか。仕事でやっているだけのその他大勢の兵士たちの顔が無表情であることに、映画を作る段階で監督は疑問や違和感を感じなかったのでしょうか。 全体にとてもいい映画だったのに、その部分だけが、なにやらとても不気味でした。日本の映画だと、こういう一般の兵隊サンたちも、それなりにも感情のある顔ででていたような気がするのですけどね。 さあ、これから敵が来るぞ、始まるぞという時で、ほんとに無表情なんだもの。 それと、戦争映画だから、仕方ないけど、槍で敵をぐさぐさ刺すシーンがいっぱいあるんですよね。 普通に感情のある私にはその場面はちょっとね。視線ずらしました。 ま、それを気にしなければ、とっても面白くていい映画だったと、思います。 レッドクリフ Part I@映画生活 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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ご無沙汰してました。(^。^)
戦闘シーンは見ていても痛みを感じますね。足を槍で刺すシーンはイタタタと思いました。 それから日本人、香港人、台湾人・・・多分監督はアメリカ人。中国の話なのにグローバルな撮影現場だなー。と思ってみてました。私も楽しかったです。 (2008年11月14日 18時29分27秒)
こんばんは^^
レッドクリフ観に行かれたんですね。 公開前は、すごく見たいなぁと思っていたんですが、 結局まだ行き出せてないです。 とても面白かったとのことだったので、 今度絶対に友達誘って行きます☆ 私も血なまぐさいシーンはすごく苦手です。 (・・・でも、戦争物なのにそういったのを省いて描いてしまうとリアリティが出なくなってしまうんでしょうね、きっと) (2008年11月15日 00時48分00秒)
ぴすけっとさん
おひさです~~。 そうそう、あの足をスパンと切りつけるところとか、痛そうでねえ。 戦略としては、いいのでしょうけどねえ。 日本人以外は、みわけつきませんしーーー。笑 でも、監督は広州出身の中国人で、ハリウッドでも、評価されているひとのようですね。 中国人だけど、世界的に評価されている人がっ九手いるということは、かなり、幅の広い視点でつくってあるのでしようか。 おもしろかったですよね~~~~~~。^^ (2008年11月15日 22時31分41秒)
秋月βさん
こんばんわ~♪ 見てきましたよ。予定外に面白くて見ごたえありました。 前半は、目の前に刃先がとんでくるので、ちっょとつらかったです。 でも、それ以上の面白さが、待ってますので。 戦争ものなので、しかたないですね。 ぜひみてみてください。 (2008年11月15日 22時34分27秒)
お久しぶりです。映画、見に行かれたのですね~、我が家も話題にはなるのですが、三国志を語らせたら10日くらいは演説してしまいそうな家族がいるので、どうも自分の想像と違う世界に足を踏み入れることができないようです。
あまり知らない私は見たいな~と思っていますが、一人で行くしかなさそうです。 (2008年11月16日 11時35分58秒)
ピミー2020さん
おひさしぶりでーす。 お元気そうで何よりです。 この映画はいま話題一番のようですね。 たしかに三国志の好きな人には、見たい映画あるいは、見たくない映画なのかもしれませんね。 でも、最近の中国を舞台にした映画は、セットや衣装がすごく重厚で豪華なので、本では想像しか出来ない部分を目で見られるのが、一番の醍醐味だと、私は思っています。 細かい部分はスルーできれば、それなりにおもしろいのですが。おしいかも。 ビミーさんだけでも、ぜひ、見てみてくださいね。 (2008年11月17日 14時07分49秒) |
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