団塊世代の半数はガンを患う
『私たちのがん医療』日本のがん医療を問い直す、よみうり健康フォーラム「みんなで考える私たちのがん医療」が、去る6月9日大阪府豊中市のよみうり文化センターで開かれた。 本日の読売新聞にフォーラムの特集記事が載っていたので一部をご紹介します。(フォーラムの参加者) パネラー:後明紀和病院部長、井上阪大教授、林医療法人理事長、高橋がん看護専門看護師 司会:梅田淳 (以下は読売新聞より抜粋) ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ 「がん治療のこれから~緩和ケアについて考える」パネルディスカッションより梅田 『今、団塊の世代が続々とリタイアし、第二の人生を迎えておられます。』後明『10~15年後には、彼らが平均寿命と向き合う時期がやって来ます。半数はがんと共生することになるでしょう。それをどう支え、どこで看取るか。今から準備する必要があります。』井上『高齢化でがん患者は増えるが、手術室は増えない。外科医になる医師も減っており、今後、放射線の分野がもっとがんの治療を担うことになるが、放射線治療医が足りない。』林『人を養成するのに10~20年かかることを思えば、致命的な遅れです。』 (数日後に強い精神力)梅田『緩和ケアをスタートする前に、がんを告知する必要があります。』後明『通常の判断力のある人は、がんを告げられるとしばらくは、頭の中が真っ白になりますが、数日後には強い精神力を発揮します。「告知するとダメージが大きくて立ち直れない」という心配は現実にはないですね。』井上『自分はがんだ、という認識のもとで放射線治療を受けていただく方が、苦しい副作用を克服しやすく、治療も完地区遂できると思います。』梅田『緩和ケアのスタッフ養成も急務です。』高橋『私はがん看護専門看護師の資格を大学院でとりましたが、6ヶ月過程で認定看護師の資格が取得できる養成機関が全国で増えています。私は現場で患者さんをケアする際、他のスタッフへの教育的な役割も心がけています。』梅田『日本で使用されるモルヒネの量は、カナダの10分の一だそうですね。』後明『かつて難攻不落といわれたがん疼痛は、今や最も制御しやすい症状になっていますが、そのきっかけが、1986年に発表されたWHO方式がん疼痛治療法です。これが欧米ではすぐに広がったが、日本はずっと足踏み状態です。』 (真のがん対策を)梅田『日本のがん対策がこんなに遅れているとはショックです。』林『オキサリプラチンという抗がん剤が、市民運動で承認されたケースもあります。国のがん対s区基本法が骨抜きにならないよう、国民のみなさんも声をあげて、本当の意味のがん対策をいっしょに作り上げていってほしいと思います。』冬虫夏草 通販~完全無添加・国内産冬虫夏草 ならギャバ太郎 (健康道場加藤師範の元気ウェブショップ)