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Feb 12, 2010
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カテゴリ:その他 雑多

前回のエントリーに引き続き、映画「今度は愛妻家」についてです。

映画の主演は薬師丸ひろ子と豊川悦司、どちらも40代、監督の行定勲も40歳台になったところぐらいでしょうか。

主演2人は80年代に絶大な人気を集めた元アイドルと、90年代にブレイクしたモテモテ男優です。2人とも離婚歴があり、それほどプライベートは知られていません。

 aisaika360_67.jpg

薬師丸ひろ子さんについては詳しいわけではないし、80年代の映画はあまり見ておらず、マイアイドルというわけでもありませんが・・・。はた目から見ても絶好調であった1980年代に比べて1990年代にはやや活躍の場がなかったように思えます。多分根がまじめな方みたいで、芸能界で色香を振りまきながら30歳台を過ごすにはちょっと不向きだったのかもしれません。

彼女が再び脚光を浴び始めるのは、2000年代に入ってからです。母親役が当たった「Always3丁目の夕日」や「1リットルの涙」、すっトボケた教師役の「うた魂」など、おそらく彼女の人間性に近い役柄が回ってくるようになったのだと思います。


豊川悦司は今回の映画で軽~いカメラマンの夫役を演じています。彼が絶妙な演技で「まじめな薬師丸ひろ子」を支えているのも印象に残りました。彼は最近では「20世紀少年」にも出演しており、この映画も人間のつながりに対しての問いかけをしているような部分がありました。「フラガールズ」にも出ていました。

豊川悦司をはじめ、1960年代生まれの唐沢寿明、堤真一、佐藤浩市、渡辺謙(は50年代かも)、真田広之、本木雅弘・・・。このところ彼らが関わっている映画やは明らかに単なるエンターテェイメントではなくなってきています。

彼らは軽い時代を芸能界で過ごし、走り抜けてきて、「免れ得ない軽さ」の中でもまれてきたのだろうと思います。下手をすればおチャラケ芸能人で終わってしまっていたかもしれないです。1960年代生まれは物心がついたときにはもう時代はすでに軽い方へ軽い方へ流れており、ブレてしまうことを余儀なくされていました。

そんな彼らが、若い世代と共演をしながら、少々地味な作品であっても生きることに向き合った質の高い作品づくりに関わろうとしている姿には、たいへん感銘を受けるところがあります。おそらく、彼らの作品選びには、何か「このままではまずいな」といった意識が働いているのではないかと思えます。
不惑の40と言われるものの、40を超えるとなんとなく心身に不安も募ってきます。1960年代生まれの人たち中に、何らかの共通した意識が持ち上がってきているような気がします。

松田勇作、萩原健一、水谷豊、武田哲也、中村雅俊といった戦後生まれ世代には伝説的な超ド級の当たり役があって、栄華を極めたという面々が多いです。1960年代生まれ世代はこの人たちとはまた違った動きをしています。

それぞれの世代に、世代責任というものがあると思います。多分、1960年代生まれには、世代責任を感じることができる感性がぎりぎり残っていると思います。映画の世界だけではなく、1960年代生まれが背負っている責任は重いのではないでしょうか。

人口的に多数を占めて好きなことばかりして突っ走ってばかりの50代60代にあきれ、バラバラでついてこない30代20代に閉口し、軽くて中途半端な自分たち40代を苦々しく思い・・・・・

それでも、なんとかして、次の世代へと、つないでいく世代責任が、1960年代生まれにはあるのではと思っています。

えー、話を戻して(笑)・・・

今回の映画鑑賞をきっかけにざっとネットで薬師丸ひろ子のWORKSを改めて眺めてみたのですが、彼女のブレの少なさには、感心させられました。ブレの巣窟のような芸能界の中で、これだけブレずにやってきた強さは、すごいです。したたかで、しなやかな人だったんだと改めて思わされています。

豊川悦司をして、「映画の中とはいえ、(薬師丸さんを)呼び捨てにするのはしのびない」(大意)と言わしめる彼女。


ネタばれはまずいので、あまり詳しいことは書けないですが、

薬師丸ひろ子、「今度は愛妻家」、グッドジョブです。素晴らしい映画です。






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Last updated  Feb 12, 2010 06:44:04 PM
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1960年代生まれです♪   chibi703 さん
確かに世代をつなぐという事を意識するようになって来ました。
だって、今まで流れてきたものを次につながないのってとてつもなくもったいない
MOTTAINAIと思います~(笑)

最近再放送をしていた「木更津キャッツアイ」でも
薬師丸さんは飄々ととぼけたいい演技していました。
この年代の女性の肩の力が抜けた感じがいいですね。

若い頃より魅力的にな女性が多くて
同じ女として嬉しい限りです♪ (Feb 12, 2010 07:34:41 PM)

Re:今度も「今度は愛妻家」(02/12)   しぇるぽ911 さん
大絶賛ですね♪これは見てみないといけませんねぇ。

薬師丸さん。セーラー服と機関銃以来、最近ご出演されている映画もドラマもほとんど拝見していないのですが、TV番組のナレーターなどをやられていて声を聞くくらいですかねぇ?

でもホンワカして優しい感じがしますね。

私も60年代生まれですが、こうして見てみると素晴らしい役者さんばかりですね。

高度経済成長にひっかかり、バブルも、そしてその崩壊も経験したという意味では、ずーっと底のような若い世代とも、我々より浮かれまくっていた上の世代とも違った感覚は持っているのかも知れませんね。

でも、若い人。案外ちゃんとしてますよ。上はやっぱり苦手ですけど(笑) (Feb 12, 2010 07:55:50 PM)

Re:1960年代生まれです♪(02/12)   redu06 さん
chibi703さん、コメントありがとうございます。

>確かに世代をつなぐという事を意識するようになって来ました。

年を取ったらそういうことを考えるようになってくるのかもしれないですね。特に、1960年代生まれ以降の世代は急速にバラバラになってしまっているから、まずいなっていう感覚が強いのかもしれませんね。もったいないです。

>最近再放送をしていた「木更津キャッツアイ」でも
>薬師丸さんは飄々ととぼけたいい演技していました。
>この年代の女性の肩の力が抜けた感じがいいですね。

そうですね。このドラマあたりから、新しい魅力を発揮しだしたかもしれないですね。大したものだと思います。
(Feb 12, 2010 11:02:05 PM)

Re[1]:今度も「今度は愛妻家」(02/12)   redu06 さん
しぇるぽ911さん、コメントありがとうございます。

>大絶賛ですね♪これは見てみないといけませんねぇ。

是非是非、ご覧ください。満足度ランキングでも、1いだったりします。

>薬師丸さん。セーラー服と機関銃以来、

私はそのセーラー服さえ見ていません。「探偵物語」「メインテーマ」もがっかりでした(笑)。やっと最近になって興味がわいてきました。

>私も60年代生まれですが、こうして見てみると素晴らしい役者さんばかりですね。

あ、60年代なんですか?1960年と1969年ではずいぶん違うだろうから、ひとくくりにはできないだろうとは思いますが。

>高度経済成長にひっかかり、バブルも、そしてその崩壊も経験したという意味では、ずーっと底のような若い世代とも、我々より浮かれまくっていた上の世代とも違った感覚は持っているのかも知れませんね。

1960年代生まれは、社会は激変していきましたから、ちょうどそういう時期に感受性ゆたかな少年・青年時代を過ごしたことになりますね。

>でも、若い人。案外ちゃんとしてますよ。上はやっぱり苦手ですけど(笑)

そうですね。上の世代にはエイリアン扱いされましたので、下の世代をそんなふうには見ないでおこうというのも、この世代の特徴かもしれません(苦笑)。
(Feb 12, 2010 11:14:18 PM)

観たくなりました。   *namiママ* さん
「今度は愛妻家」気になってましたが
最近なかなか映画を観る機会に恵まれてません。
そんなご褒美も必要かな♪

世代が担う役割はひしひしと感じます。
まだ整理しきれませんが。

40代の先輩方が最近特に輝いてらっしゃるので
後を追う私たちとしては頼もしい限りです。

「ぶれないつよさ」

これから先のテーマになりそうです(^^) (Feb 14, 2010 01:57:17 PM)

Re:観たくなりました。(02/12)   redu06 さん
*namiママ*さん、コメントありがとうございます。

>最近なかなか映画を観る機会に恵まれてません。
>そんなご褒美も必要かな♪

必要でしょう。夫婦でご褒美貰ってください。

>「ぶれないつよさ」

>これから先のテーマになりそうです(^^)

namiママさんたち(下の世代)は、ブレない人はブレていませんね。その下の人たちも。1960年代生まれは、ブレブレの人がほとんどでした。極端な揺り戻しがオウムだったんでしょうね。私もブレブレで…反省です。

(Feb 14, 2010 04:07:49 PM)

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