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カテゴリ:マスコミの悪影響
赤塚不二夫さんが、亡くなられました。ご冥福をお祈りします。 私は子供のころ、大のテレビ好きで、ナンセンス漫画「おそ松くん」が大好きだった・・・そうです。当時はまだ子供のおもちゃも少なく、 幼児だった私はガムの景品か何かで当たったおそ松くんのバッジにかなりの執着があったらしく、親に何度やめろと言われてももバッジをナメ、口に含み、ついには飲み込んだそうです。苦しむ私を父親が逆さづりにして、バッジを吐き出させました。私の原風景は、「おそ松くんのバッジを飲んで父に逆さづりされる」シーンです。 「ひみつのアッコちゃん」「もーれつア太郎」「天才バカボン」と続く赤塚氏の作品は、少年マガジンと言う雑誌とTV電波によって当時の若い層に大きな影響を及ぼしたのではないかと思います。特に「天才バカボン」(雑誌連載は1967年、TVアニメは1971年から始まっていたそうです)でのアナーキーズムは強烈でした。 「おそ松くん」「ひみつのアッコちゃん」「もーれつア太郎」には人情味もアレンジされていたように思いますが、「天才バカボン」の中心には【破壊】や【ナンセンス】があったように思います。 特に少年マガジンでの「天才バカボン」は、バカボンのパパが人をすぐ殺すといった、どんどんと狂気じみた内容へと変貌していった記憶があります。 TVアニメは何度も再放送され、小学生だった私は第一シリーズを本当にあきもせず、何度も見たものです。ものごころついたころから、おそ松くんを見、小学生時代は「ぼんぼんバカボンばかぼんぼん」で幕を開けています。 こんな重いブログを教師として書いてはいるものの、私は本質的に「どうしようもないおフザケ野郎」の部分が抜けないままです。タモリが弔辞にあったように、私も赤塚さんの作品のひとつなのかもしれません。大きく影響を受けたと思います。 「これでいいのだ」 は、バカボンのパパのきめ台詞のひとつです。 「それでよかったのか?」 私自信に問い直す必要があります。 そうです。バカボンのせいにするつもりはないです。自分の責任です。 「破壊しつくした跡に、何を?どうする?」 そろそろ真剣に考えなくては・・・・
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そうですね、古い観念を破壊するのが「かっこ良かった時代」なのかもしれません。
でも破壊したあとに築く社会がアメリカやヨーロッパの模倣だけでしか無かったのでしょう。 それは戦後教育の中でアメリカに思惟的に行われた部分もあるかと思います。(私もアメリカに憧れました) その揺り戻しが最近は少し現れているようです、右傾化もそのひとつでしょうし、それほど良い事ばかりででは無かった昭和時代への回顧趣味も反省への表れかもしれません。ひとつの過渡期がきているように思います。 私もいつも真面目な事を書いていますが、「それでいいのだ」「そのうちなんとかなるだろう」の単なる軽い助平な親父です。(笑) (Aug 16, 2008 08:37:35 AM)
トウサンさん、コメントありがとうございます。
>でも破壊したあとに築く社会がアメリカやヨーロッパの模倣だけでしか無かったのでしょう。 そうなんだと思います。個人主義や合理主義、民主主義なんかは長い歴史の中で培われてきたもので、中途半端な模倣ではうまくいかないのだと思います。 >その揺り戻しが最近は少し現れているようです、右傾化もそのひとつでしょうし、それほど良い事ばかりででは無かった昭和時代への回顧趣味も反省への表れかもしれません。ひとつの過渡期がきているように思います。 壊してしまったものを懐かしんでいるような感じはありますね。 >私もいつも真面目な事を書いていますが、「それでいいのだ」「そのうちなんとかなるだろう」の単なる軽い助平な親父です。(笑) 50代前半ぐらいからの日本人は軽いですね。軽くないと生きていけないところもありましたからね。 そして、今度は、軽い人間ばかりでは日本という国が生きていけない世の中になりつつあるのだと思います。 (Aug 17, 2008 04:00:23 PM)
赤塚不二夫は害悪だと思う。
元々描きたい「世界」は無く、トキワ荘の漫画家の中では才能の無い方で、行き着いた先はナンセンスギャグマンガ。 タモリをテレビに出してしまうし。 「天才バカボン」の第一シリーズは人情話的、映画の「男はつらいよ」的な点は良かった。その路線のままでいて欲しかった。 (Apr 4, 2021 09:28:05 AM) |
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