先日広東省広州市郊外の増城のとある村で蛇騒動が起きています。
　大量の蛇が村を這い回っていたのが発見されました。
　住民は総出で駆除していますが、毒蛇の可能性が高いため安易に退治もできません。
　住民たちは住居に侵入しないようにあの手この手で防御していますが怖くて眠ることも出来なかったようです。
　あとから蛇を鑑定したところやはり毒蛇で毒性も強いことが判明。
　更にこの蛇は広東省では生息していないことから、誰かが大量の蛇を村に放したことが考えられるとのこと。
　それにしてもこれだけ大量の蛇を誰が何の目的で村に放したのか皆目見当がつきません。

　広東人は蛇が結構好きでへび料理はレストランでもメニューに載っていますし、へび料理や蛇のスープ専門店迄あるのです。
　蛇肉は淡白で黙って出されたら蛇とは気づかないくらい癖はありません。
　蛇そのままではとても食べられませんが、スープや肉だけを細かくしたら大丈夫でしょう。
　蛇は結構良い音で取引されるようで、野生のヘビの乱獲も問題になるくらいで、よく密猟で多くの蛇を隠し持っているところを摘発されています。
　毒蛇を生きたまま捕獲し、販売するので捕まえる方も命がけで、時々噛まれた死亡する例もあるようです。
　中国には生息する蛇の種類も多く、日本の様に毒蛇と言うとマムシが代表ですが、さほど毒蛇も多くはいませんが、中国では結構いますので安易に森などに入るのは危険ですね。