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カテゴリ:多文化共生
高田馬場で仕事をした。 迷わず、ノングインレイ(ノングインレー、ノンインレー) Nong Inlay へ行く。 ここは、ミャンマーシャン族料理の店である。 高田馬場は、学生も多く数々の話題になるお店も多いが、自分の中で、このシャン族料理を極めたいと頑張っている。 そのため、夕方、昼と、機会があるたびに食べては、写真にとったりしている。 まず、ミシェというタンタン麺のような、ココナッツやナッツを使用した辛みそ麺を食べる。 発酵食品を使う国なので、非常に柔らかい、落ち着いた深みのあるある味わいだ。 スープ入り麺を頼む。 少し辛めにしてと頼んだので、麺を食べ、スープを飲むと体にジワリと汗がにじむ。
次のランチは、シャンそばを頼んだ。 こちらは、きしめんのような、ひらひらとした米麺を使用している。 スープには辛味がなく、高菜のようなシャン族の漬物が入っている。 今回もスープ入りにしたが、そばの机で頼んでいた日本語学校生のような女子2人組はスープ別のシャンそばを食べていた。 日本人はスープがたっぷり入った麺を食べ、スープをごくりと飲みたくなる。 なので、メニューもスープ入りとスープ別がある。 ミャンマーの現地食堂の感覚を楽しむならスープ別のほうを頼んだほうがいい。
そして、次はタイの挽肉バジルごはんのようなイムキィムご飯だ。 「タイのガパオみたいなもの?」と聞くと、「あれより、野菜が入っている。」と言われた。 使うスパイス感覚が微妙にタイと異なるのだが、1つ1つのスパイスの名前がわかっていないので分析はやめた。 食べることに集中する。 ミャンマーシャン族のこの味の組み立てのうまさはどこから来るのだろうか。
そして、別の日には、ランチタイムが終了した後だったが、気になっていたココナッツそばを食べる。 ミャンマー人シャン族を気取ってスープ別を注文する。 出されたココナッツそばを見て楽しくなってくる。 味のハーモニーセンスというのだろうか、様々なものを混ぜてある。 なによりも揚げた麺と茹でた麺が2種類あり、それが、口の中でどっしりとした食べ応えと、サクサクする飽きない触感が交ざる。 ココナッツもお菓子のような甘さとして使用しているのではなく、淡白な料理を植物性油を利用してコクを付けている。 精進料理にとろりと掛かるゴマペーストのような位置付けだ。 そして、生のオニオンスライスがシャキシャキとアクセントを添えている。 味も生オニオンのパンチが効いている。 このハーモニーセンスは、この店の料理人がもつセンスの良さなのか、シャン族に特有の多民族エリアで培ったバランス感覚に通じるものなのか、料理から、いろいろ連想してしまう。 店内に置いてあるガイドブックを見ていると、この店のことが載っていた。 今日で、大体、シャン料理を一通り食べたと思っていたが豆腐そばが絶品であると、書いてある。 まだまだ、シャン料理探訪、堪能は続く。 お店の人もぼくのことを覚えたようだ。最初、「あんた、なかなか、こなかったね。」と言われた。
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Last updated
2016.04.08 03:52:23
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