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テーマ:いまさら、ビートルズ。(617)
カテゴリ:音楽
10月3日に再放送していた、「ムジカピッコリーノ」で、楽器を分類していた。 叩く楽器と弦楽器と吹く楽器の3つに分けていた。 おおよそ世界の楽器はこの3つに分けられる。 その番組に出てきたたくさんの吹く楽器の中で、ハーモニカだけが、吸うこともできる楽器であることにも気がついた。
実際、ブルースハープのちょっと音程をずらすベンディングというテクニックは、吹くより吸っているときのほうがやりやすい。 ハモニカ、ブルースハープは唯一吸っても音がでる楽器である。
解説本を読みながら、新たな発見を楽しんで聴いている。 2015年にまた、ザ・ビートルズを聴きなおす。新しい音が生まれる快感をチェックする。
改めてビートルズデビューシングルの「LOVE ME DO」のブルースハープに聴き耳を立てる。 吹いているのは、ジョンである。 特に、パスト・マスターズVOL.1のリンゴがドラムを叩くバージョンのブルースハープの表現力の豊かさはなんだろう。 この録音が1962年9月4日にされたとき、ジョンは21歳だった。 この艶やかな抑揚を持たせた表現力のうねりはすごい。
ジョンが魅力的なのは、この表現力である。 実は、ブルーハープよりもその歌の表現力がすごい。
ブルースハープを通してジョンの音楽のうねる艶やかなセンスを感じる。 パストマスターズVOL.1のほうが、PLEASE PLEASE MEのバージョンよりブルースハープのカスレ表現が効いていて味がある気がする。 この吸うときのブツブツ切れる感じの表現や、スペイン語の巻き舌R発音のようなゴロゴロした感じをどうやって出しているのだろうか。 とりあえず、耳で聴いて意識できた時が、次のステップである。
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Last updated
2015.10.20 13:18:48
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