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カテゴリ:音楽
大森真理子さんの5枚目の新譜INFINITY∞ インフィニティが出た。 8月21日の誕生日を前にララガーデン春日部でフリーライブが開かれた。 そこで、新譜を買い、早速視聴してみた。 曲の構成や重ねる音階が、現代音楽のような印象がある。 特にタイトル曲のINFINITY∞ インフィニティのイントロなど、不思議な音階が奏でられて始まる。 この感覚は、どこで感じるだろうか? 敢えて例えると、アルゼンチン音響派の実験的な要素か、シュールレアリズムのような非現実的な音楽世界を打ち出そうとしている。 ★CD/INFINITY∞/大森真理子/KHMO-10 インフィニティ 品番 :KHMO-0010 JAN :4560263579416 価格 :2,315円+税 発売元:Kotonoha Music Records 販売元:スカイドッグエンタテインメント 1.夢幻〜Prologue〜 作曲&編曲吉野ユウヤ (幻想的な始まり。ホールトーンスケールの浮遊感の中、日の出か、霧が晴れたあと、真理子さんのフルートが力強く鳴る。) 2.未完成のシンフォニー 作詞 大森真理子 作曲&編曲 安保一平 (歌い方が、抑制を効かせて可愛らしくしている。ボーカル表情が凄く良い。曲の合間の静寂に、ピアノの和音が鳴るのも、アクセントになり、次のダイナミズムを生む。うねりを作り出す。歌詞は、周りへの感謝と自分の決意。) 3.世界で一番大好きな君に捧ぐ 作詞&作曲 大森真理子 編曲 花岡環 (真理子作曲。真理子さんの世界観が出ている。ストリングのアレンジや、実際の演奏の質が高い。ヴァイオリンのビブラートが美しい。) 4.一期一音〜いちごいちね〜(instrumental) 作曲&編曲 吉野ユウヤ (全体のプロムラミングの使用する音が何か違う。J ポップとクラッシック音楽の融合による何か別の地平を目指しているかのよう。) 5.Tu Ru Ri Ra 作詞 大森真理子 作曲&編曲 安保一平 (ファンキーな一曲。真理子さんの音楽性の多様性を示す。恐らく今までのアルバムを通して、ソウルテイストの曲はこれが初めてかも。裏拍を意識した歌い方に彼女の実力を感じる。) 6.シンプル 作詞&作曲 大森真理子 編曲 中畑丈治 (この曲も真理子作曲。可愛らしく頑張るのが、真理子スタイル。コーラスのダビングが凄い。カウンターメロディをしっかりリードに重ねている。) 7.地球のララバイ 作詞 大森真理子 作曲&編曲 吉野ユウヤ (今回、アルバムを通して、吉野作曲作品は、ドビッシーなどの20世紀クラッシックのシュールレアリズムのような、非現実世界を表現してる。歌詞も恐い夢をパクパク食べるなど、不思議な世界を表現している。斬新。) 8.二つの誓い 作詞 大森真理子 作曲 メイ&大森真理子 編曲 吉野ユウヤ (真理子真骨頂の家族への愛の歌。父賛歌になる。) 9.無限〜Interlude〜 作曲&編曲 吉野ユウヤ (吉野さんの遊び心が満載である。出だしのピアノは中国的フレーズ。途中で反響音を展開するなど、最近のコーネリアス的。) 10.INFINITY∞ 作詞 大森真理子 作曲&編曲 吉野ユウヤ (アルバムタイトル曲。これを生バンドで再現しようとするとかなり大変。転調を挟み、フレーズは高度なメロディーライン。ジェットコースターのように早くなったり、緩急があり、真理子総力を結集したような大作。) 11.Everlasting Story 作詞 大森真理子 作曲 yukke 編曲 吉野ユウヤ (ギターは、マーチンD45 かな。倍音が美しい。作曲のゆきさんはギターが旨いアーティストだと思う。そこに、吉野さんアレンジが加わる。才能溢れる壮大な一曲。) ジャケットのカラートーンも、2017年後半の秋冬に向けて、曖昧なギリシャ神話を連想させる中間色となっている。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2017.09.21 03:32:00
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