美々津のトラス橋を撮影している時点で、反対側(川の対岸)に道路が走っているのに気がつきました。向こうから見たらどんな感じに見えるのだろう、と思い、ダブルトラス橋の写真を何本か撮ったあと、移動しました。
線路とオーバークロスする場所から、ほとんど水平な感じで撮影することができ、これはこれで悪くありません。さらにトラス橋を2つ渡りきったあと、トンネルに入るため、電車は真下を通っていきますので、これならば接近戦も可能です。難点といえば、国道から脇道に入っているとはいえ、ダンプカーなどの大型車両の通行が結構頻繁で、それに対する注意が必要なことです。
JR九州の列車は赤、白、青、緑、黄色などの原色が多用され、南国の風土とマッチしていますが、そうした列車の1つ、ビビッドな真紅の特急「にちりん」3号が本日の「思い出の1枚」です。なお、この写真には写っていませんが、川の中州には「西南の役 激戦地」という大きな碑も建っていました。
そしてこの列車を撮影したあと、美々津の町にもどり、町並を見学しました。ここは国による町並保存地区に指定されており、全国的にも珍しい河口に面した港のある江戸時代の町家をしのぶことができます。事前の知識を得ないまま偶然立ち寄りましたので、逆にとても大きな拾いものをした気がしました。