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テーマ:鉄道(22134)
カテゴリ:中国の鉄道
そろそろ塩ナローレポートも終わりに近づいてきました。ここで今一度、塩運搬の実態を振り返っておきたいと思います。というのも、長い時間が経つと、わたし自身がどのように運行されていたのかを忘れてしまうため、きちんと整理しておいた方が良いと思うからです。これはいわば、未来の自分に対するレポートとも言えます。
五島と金城、2つのエリアがありますが、始点と終点、両方の様子が記録できたのは金城エリアですので、そちらの方をレポートいたします。また普段、このブログは、写真は1日に1枚、稀に2枚使用してレポートするのを常としていますが、今回は特例として複数枚の写真をアップいたします。さて、塩貨物は次のように運転されています。
まず、塩の積み下ろし場で空車となった貨車は、25輌くらいが1 編成となって塩場に向かって牽引されていきます。 列車は30分ほどかけて塩場に到着します。終点の積み込み場の手前500mほどのところに待避線が設けられており、列車はその場所で一旦停止します。そして先頭の機関車だけを切り離し、側線を通って貨車の最後尾につけます。そのあと、推進運転で貨車を塩の積み込み場へ押し込んでいきます。
積み込み場へ到着すると、機関車は切り離され、後ろに下がって、少し離れた場所で待機します。貨車にはウインチから伸びたワイヤが結び付けられ、塩が一杯になるごとに、貨車は1輌ずつ移動していきます。海水とともに吸い上げられた塩の結晶は、専用の積込み機の中を通り(この間に水分はかなり減らされますが、それでも貨車の下の方からは塩水が滴っています)、木製の貨車に直接投入されます。 こうして編成すべての貨車に塩が積み込まれると、離れた場所で待機していた機関車がやってきて、塩積み下ろし場に向け、積車編成として出発していきます。 広大な塩田地帯を走り抜けた積車編成は、終点の塩積み下ろし場へ着くと、機関車だけ切り離され、順番に貨車から塩を積み下ろします。運んできた塩はベルトコンベアで塩の山の上へと運ばれ、貯蔵されます。塩の山は、高さ10m以上はあり、石炭のぼた山ならぬ、塩の大山となっています。 切り離された機関車は、積み下ろしが終わっている空車編成の先頭に連結され、塩場へと向かいます。これがローテーションとして繰り返されるわけです。
大都市・大連の近くにこれほど大規模な塩田地帯が広がっているとは、思いもよりませんでした。そして、塩水を含んだ荒い結晶の塩を木製の貨車に直接積み込んでいくという、ある意味、豪快な手法の運送方法を目の当たりにすることができ、日本では見ることのできない貴重な体験ができたと思いました。
撮影地:中国・大連(金城エリア塩ナロー) 今日11月2日は、阪神タイガース記念日、キッチン・バスの日だそうです。
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Last updated
2018/11/02 07:30:08 AM
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