阪神電車の「赤胴車」
わたしの家から尼崎の方へ行くのには、淀川の右岸を南下するのが手っ取り早いのですが、北から阪急、JR、阪神と、あわせて5つの線路を横切っていきます。そのなかで唯一、踏切を渡るのが阪神電車の西大阪線です。阪神電車はこの前の阪神・淡路大震災で大きな被害を受けましたが、それを契機に車両の大幅な更新がなされたようです。わたしは人生の大半を阪急沿線で過ごしてきましたので、阪神電車にはあまり乗っておらず、車両の知識もほとんど持っていないのですが、昔人間としては、「赤胴車」の愛称を持つツートンのこの電車になじみが深く、西大阪線で久々にこれらの車両を見かけたときにはとても懐かしく感じました。住友金属工業の構内専用線を撮影したあと、淀川の踏切に移動し、そこで今も元気に活躍する「赤胴車」を撮影しました。今や普通として運用されていますが、かつては特急車両として本線を疾駆していました。そのあたりに時間の経過を感じました。