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カテゴリ:本
■座右の諭吉
↑クリックするとアフィリエイトサイトに遷移します。 「にほんごであそぼ」の監修や「声に出して読みたい日本語」で有名な斉藤孝氏の著書です。 テレビでも良く目にしますし、書籍も大変なハイペースで出版を重ねている斉藤さんですが、初めて社会に出たのは32歳で、いわゆる「下積み時代」が非常に長かったという認識をもっているのだそうです。 そんな斉藤さんが、(本人曰く)下積み時代からバイブルとして読み続け、かつ、パーソナリティ的に非常に共感を覚える人の一人が福沢諭吉なのだそうです。 斉藤さん曰く、日本人はとかく物事に悩みがちで、悩むこと自体に美学を感じる人が昔から多く、そんな中で、諭吉は『カラリとした』性格の持ち主で、悩むことに余計な時間やエネルギーを使わずに、次々と新しいことに取り組んだり、勉強することにエネルギーを注ぎ続けてきたのだそうです。 他人の評価や考え方に惑わされず、自分の価値観を明確に打ちたて、それに基づき決断と行動を迅速に行うというのが諭吉の真骨頂なのだそうです。 諭吉は『独立自尊』ということを強く説いていたことは知っていましたが、これはまさにそういうことなのだと思います。 その他、諭吉が非常に健康面を重視していたことも、斉藤さん的には非常に共感を覚えるのだそうです。確かにこの方が独自の呼吸法を子供達に教えているのをテレビで見たことがあります。 福沢諭吉の代表作『学問のススメ』や『福翁自伝』などを随所に引用しながら、肩の凝らない独自の解説を施し、かつその解説には斉藤さん自身の人生観が盛り込まれていて、非常に面白かったです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.12.25 02:08:02
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