華のある暮らし feat. 徒然草（花の写真館）

[04 春分（ 3月21日頃から）] カテゴリの記事

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  目線の位置で覗き込む

  　日常的な散歩道に、実はシデコブシが植えられていたことが分かりました。うっかりしていましたね。新しい住宅街を切り開く時に､住宅街を貫いて、隣町として開発される予定であった、更に新しい住宅街までを繋ぐ主要道路の路傍です。↑　CLICK ! 　無理に造ったような小さな路傍の公園に植えられており、まだ、樹高は低いままです。おかげで、撮影しやすくて助かりました。街路樹としてたくさん植えられているコブシに同化していたため、迂闊にも、ずっとコブシだとばかり思っていました。これから、どんどん大きく育ってしまうのでしょうが、こんな目線の位置で、シデコブシの綺麗な花を覗き込むことができることは、ラッキーというものでしょうね。＜紹介＞ 「花の写真館」から「四季の山野草」の一部コンテンツを再現しています【現品・一点物No.3427-2】庭木 苗　赤花ヒメコブシ(シデコブシ) 接木根巻苗 高さ190cm 【植木 庭木】【樹木 花木】【好日性植物】【姫コブシ】

  2024/04/04

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  いっせいに咲き出しました

  　今年二度目の登場になります。モクレンって、こんな巨木になるのですね。この一本の樹で、いったい、どれだけの花が咲いているのでしょうか。自宅近隣の個体より､開花がかなり遅いようです。個体差が大きい植物なのかも知れません。↑　CLICK ! 　花数を強調しようとして、ちょっと、無理な構図を採ってしまったような気がします。それから、ピントが合う範囲である被写界深度を得ようとして、メリハリがなくなってしまいました。花が好きで､うまく撮影できたらいいなと、あーでもない、こーでもないと工夫してみるのですが、思うに任せず、「下手の考え休むに似たり」という言葉が頭をよぎります（笑）。まぁ、スゴイと感じてしまった驚きは伝わるかも知れません。＜紹介＞ 「花の写真館」から「四季の山野草」の一部コンテンツを再現していますモクレン ガールマグノリア 鉢植え2024年開花予定

  2024/04/03

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  日本人好みの素朴な花

  ↑　CLICK ! 　撮れたてホヤホヤです。本日も所用があって、はるばる東京へ片道2時間を掛けて出掛けました。その際、今年三度目のシュンランに出逢ったのです。ほぼ同じ場所なのですが、陽光の具合などで、植物の表情はそれなりに違うものですね。↑　CLICK ! 　実は、シュンランは大好きで、学生時代、アパート住まいだった頃から育てていました。展示会などにも出掛けて、学生の身では全く手が出ない価格で即売会に供されていたことを思い出します。素朴なおとなしい花が日本人には魅力的に感じられるらしく、その上、比較的に丈夫で栽培しやすいことが、野生のシュンランの数を減らす負の要因の一つになってしまったのでしょう。採らずに撮るのがよろしいようで！↑　CLICK !＜紹介＞ 「花の写真館」から「四季の山野草」の一部コンテンツを再現しています【春蘭】お得な春蘭2種セット

  2024/04/01

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  見方によっては綺麗

  ↑　CLICK ! 　高尾山（東京都）で良く見つかる山野草で、少しマニアックな植物愛好者に好まれる傾向がある！そんな気がするネコノメソウです。中でも、この地で比較的数が多いのはヨゴレネコノメでしょう。イワボタンも見られるのだそうですが、花期が異なるためか、おそらく認識できていません。↑　CLICK ! 　こうして比べてみると、3枚の個体群は､少しずつ色合いが異なっています。花弁に見えてしまう黄色で目立つ部分は､実は「包葉」です。これは、どの個体群もほぼ同じ印象ですが、その外側の葉が多様ですね。緑色、茶褐色、そして渋い灰色がかった独特な葉がありました。「汚れ」という名は、特に、この灰色がかった葉に由来しているようです。この日は陽光がしっかり差し込み、比較的綺麗に見えますが、日が陰ると渋すぎて微妙な印象です。↑　CLICK !＜紹介＞ 「花の写真館」から「四季の山野草」の一部コンテンツを再現していますアートフォト 絵画 壁掛け ネコノメソウ/白山市/インテリア 壁掛け 額入り 額装込 風景画 油絵 ポスター アート アートパネル リビング 玄関 プレゼント モダン アートフレーム おしゃれ 飾る Mサイズ

  2024/03/31

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  なかなか先に進めません

  　なんだか、あっさり系の油絵みたいな雰囲気に写りましたね。ちょいと望遠のマクロレンズはおもしろいところがあります。その少し重いレンズを取り出してから、すっかり少なくなってしまったニリンソウの群れに、緑色の花が見つからないかなぁと沢沿いの道を歩いていたのです。↑　CLICK ! 　その狭い道沿いには、ところどころでコチャルメルソウが立ち上がっていました。走出枝を延ばして増える性質があります。少し離れつつ、それなりの集団で生えている姿が一般的だろうと思いますが、この一本に的を絞っていろいろと試してみました。これでは時間が掛かり、なかなか先に進めません。花や果実がラッパ（チャルメラ）風な形状をしているので、チャルメルソウと呼ぶと説明されますが、「ラ」ではなくて「ル」に化けるのですね。＜紹介＞ 「花の写真館」から「四季の山野草」の一部コンテンツを再現しています（山野草）コチャルメルソウ（小哨吶草）　3号（1ポット）（休眠株）【HLS_DU】

  2024/03/29

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  この日、最初の被写体

  　カタクリの花が綺麗に咲いていました。残念ながら、撮影地は民家の庭ですから、自然の姿とは言えませんが、まぁ､いい感じに撮影できて良かったと思います。野生のカタクリやフクジュソウが残っている山って、私の田舎でも稀有な存在になってきました。↑　CLICK ! 　産地によって、花や葉の色、形状など、少しずつ雰囲気が異なることがあるようです。函館で観察できた個体群は、花被片が細長くて色が濃かったので印象に残っています。さて、この日の帰路、いつもなら歩いて下山するのですが、疲れてしまってケーブルカーを利用しました。座席で画像チェックしていたところ、外人さんが「写真を見せて」というので、見やすい位置にモニターを向けると、すごく褒めていただきました。えへへ！＜紹介＞ 「花の写真館」から「四季の山野草」の一部コンテンツを再現しています［山野草］ カタクリ「スノーフレーク」

  2024/03/28

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  甘い香りは無駄に終わる

  　例年、少しずつ開花時期がずれてしまう色違いのジンチョウゲです。今年は、ほぼ同じ時期に咲き出しました。散歩の際、この横を通り過ぎるだけで、とても良い芳香を感じることができます。その芳香は長く続き、咲き始めに強いとか、太陽の位置で変化するという印象ではありません。↑　CLICK ! 　ジンチョウゲが放つ香りは､品のある甘い香りだと言われます。実際、個人的にも、クセがなくて、より多くの方に好まれるタイプの香りではないかと思います。秋の金木犀（キンモクセイ）に比肩する性質を持っているかも知れません。原産は中国南部とされ、室町時代には既に渡来していたそうです。雌雄異株でありながら、国内ではほとんどが雄株であるため、結実しません。ポリネーターを惹きつける意味が失われていることになりますね。＜紹介＞ 「花の写真館」から「四季の山野草」の一部コンテンツを再現しています2024年3月から4月に開花おすすめの斑入り沈丁花前島おすすめ沈丁花斑入りのお花の楽しむ沈丁花前島沈丁花大苗の沈丁花ですジンチョウゲ覆輪沈丁花前島　　サイズどっしり6号サイズ　鉢植えでも　地植えでも香りが楽しめます

  2024/03/25

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  味わい深い桜

  　天候が微妙で移動手段が単車に限定されますと、エイヤッと出掛ける訳にも行きません。用事を済ませ、空模様と相談して出掛けた時は、既に14時をまわっていました。時間の制限はありましたが、濃い時間を過ごしました。出掛けて良かったと思っています。↑　CLICK ! 　既に葉桜になっていた河津桜は、黄緑色の葉がとてもきれいでした。早咲き種もあれば、このイトザクラやオオシマザクラは、ちょうど見頃を迎えています。一般にシダレザクラ（枝垂桜）と呼ばれ、細くてしなる枝が柳のように垂れる、味わい深い美しい桜です。更に、この樹は八重で薄紅色の花を咲かせるタイプでした。後方で、緑色の葉を伴うオオシマザクラの白い花が、引き立て役を演じていました。 　* 一般に「シダレザクラ」と呼ばれます。八重で薄紅色の個体群は「ヤエベニシダレ」と区分されます。 ＜紹介＞ 「花の写真館」から「四季の山野草」の一部コンテンツを再現していますうこん桜（右近桜・黄桜・鬱金桜）桜 苗木 ウコンザクラ うこんざくら　【庭木 花木 桜 サクラ さくら】

  2023/03/30

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  印象的な花色の桜

  　改めて感じたのですが、後方で咲いているソメイヨシノとは、かなり色合いが違いますね。ターメリックを意味する「ウコン（鬱金）」という名前をもらった桜です。咲き始めは淡黄色で、後半に花冠の中央部が赤みを帯びてきます。とても印象的な花を咲かせます。 　例えば、歌舞伎などに登場する「吉野山の桜」は、基本的に白山桜です。西行法師が多くの歌に残した桜は、このような姿をしました。花の時期には赤みを帯びた若い葉の魅力が鮮明ですから、その時期に、まだ葉が展開しないソメイヨシノとはかなり趣が違っています。感性の強い歌人に与えていたインプレッションは、まるで別物だったことでしょう。華やかさもありながら、少し抑制的な美しさだと思います。↑　CLICK !＜紹介＞ 「花の写真館」から「四季の山野草」の一部コンテンツを再現していますうこん桜（右近桜・黄桜・鬱金桜）桜 苗木 ウコンザクラ うこんざくら　【庭木 花木 桜 サクラ さくら】

  2023/03/29

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  スズランに似ている

  　薄紅色のアセビは、もう花が終わっているので油断をしていたのですが、白い花がしっかり咲いていました。花期がこんなに異なるものなのですか。う～ん、個体差かも知れませんね。ほぼ同じエリアで、これだけ時期に違いがあることには驚いてしまいます。↑　CLICK ! 　太陽の位置や光の強さが良かったようで、とてもソフトな雰囲気で花が撮れました。実際、こんなイメージなのですが、よく白飛びしてしまったり、影が強く出てしまったりしがちです。近くまで寄ってアップで見ると、小さな壺型の白い花が鈴なりに咲く姿って、スズランに似ていますね。＜紹介＞ 「花の写真館」から「四季の山野草」の一部コンテンツを再現しています紅花アセビ H900?1100mm 鉢底より　植木 苗

  2023/03/28

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  抑制的な美しさ

  　花の時期にバランスの良い姿を見せてくれるヤマザクラです。ソメイヨシノが江戸時代の中期から末期に登場して、やがて、日本中を席巻することになるのですが、古より長い歴史の中で、日本の桜の代表していた種は山桜でした。↑　CLICK ! 　例えば、歌舞伎などに登場する「吉野山の桜」は、基本的に白山桜です。西行法師が多くの歌に残した桜は、このような姿をしました。花の時期には赤みを帯びた若い葉の魅力が鮮明ですから、その時期に、まだ葉が展開しないソメイヨシノとはかなり趣が違っています。感性の強い歌人に与えていたインプレッションは、まるで別物だったことでしょう。華やかさもありながら、少し抑制的な美しさだと思います。＜紹介＞ 「花の写真館」から「四季の山野草」の一部コンテンツを再現していますサクラハンドブック [ 大原隆明 ]

  2023/03/27

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  コブシの巨木に咲く花

  　桜の話が続き、他の植物たちが置き去りになりそうです。これは10日程前に撮影したコブシ。例年より少し早いような気がしますね。近隣の街路樹に採用されているのですが、一斉に咲き出しました。個体差もありますが、ピークは越えましたね。↑　CLICK ! 　街路樹ではない個体を撮影対象に選びましたが、実はかなり樹高が高いものです。人が入り込むのがたいへんな雑木林で育っていたのでしょう。その周辺が宅地開拓された際、緑地として残された一角に咲いています。街路に植え込まれた若い樹木たちとは一線を画しています。＜紹介＞ 「花の写真館」から「四季の山野草」の一部コンテンツを再現しています樹木博士入門／小幡和男／岩瀬徹／川名興【3000円以上送料無料】

  2023/03/26

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  古木から直で組織培養

  　新宿から上野へ山手線で移動しましたが、もう10年ぶりかも知れません。途中、駒込駅で箏曲「さくらさくら」が発車メロディーとして流れました。ソメイヨシノゆかりの駅とのこと。染井村って、この辺だったのでしょうね。長く池袋で働いていましたので、ちょっと懐かしくなりました。↑　CLICK ! 　ソメイヨシノは最も多く栽培されている日本を代表する桜です。交雑種ですから、接ぎ木などによって人工的に増殖され続けるクローンなので、同じエリアでは同時期に咲き出して、一斉に散る訳ですね。実は、比較的最近、住友林業さんが「組織培養法によって、ソメイヨシノの増殖に世界で初めて成功」と発表しました。長い歴史の中で性質が異なる苗木の流通が見られ、DNAが確かな古木から直接増殖・保存する技術が必要だったようです。＜紹介＞ 「花の写真館」から「四季の山野草」の一部コンテンツを再現していますサクラハンドブック [ 大原隆明 ]

  2023/03/25

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  伊豆大島に自生する桜

  　中央で白く輝いている花はオオシマザクラ、右後方で赤黒く沈んだ花はコウヨウ、左後方の明るい黄緑色は柳の「葉と花」です。太陽との位置関係で妙におもしろい画像になりました。不忍池周辺では有名な撮影スポットとのことで、カメラを構えた人でごったがえしていました。↑　CLICK ! 　オオシマザクラはソメイヨシノやコウヨウなどを生み出した重要な血統ですよね。桜餅が巻かれている大きくてきれいな葉は、オオシマザクラの葉を塩漬けにしたものだったりして、ちょっと身近な桜ですね。伊豆大島に多い日本固有の基本種です。自宅近隣では、まだ一部咲きでした。＜紹介＞ 「花の写真館」から「四季の山野草」の一部コンテンツを再現していますサクラハンドブック [ 大原隆明 ]

  2023/03/24

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  大輪が紅色で咲く桜

  　運良く、花のピーク、青空と陽光がぴったりのタイミングで通り掛かったようですね。樹木には名前が明記されていなかったのですが、昨年から注目していた栽培品種、その名も「陽光桜」で大丈夫だろうと思っています。樹皮もきれいですね。↑　CLICK ! 　花弁が大きく、各々一枚一枚が人差し指サイズです。そして最大のポイントが、この色合いでしょうね。アマギヨシノとカンヒザクラの交配であり、その育種の経緯が映画「陽光桜」で描かれているそうです。環境適応力が高く、枝が横に展開しない性質は街路樹向きと言われます。＜紹介＞ 「花の写真館」から「四季の山野草」の一部コンテンツを再現していますサクラハンドブック [ 大原隆明 ]

  2023/03/23

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  きれいに枝垂れていた

  　元来、ずっと新宿御苑を訪ねたかったのです。この時期に広い公園のどこでどんな桜が咲くかを調べて、意気揚々と出掛けたのですが、入口に大勢が集まって立ちすくんでいます。"We are closed"という札が見えました。え～、休みなの！本末転倒というか、迂闊というか、でも、翌日からは悪天候との予報だったので、慌てて飛び出した経緯でした。かわいそうに、立ちすくんでいた方々の多くは海外からの旅行者に見えました。↑　CLICK ! 　よし、まだ、お昼時。飛鳥山も考えたのですが、数年前に訪ねたこともあり、ご無沙汰の上野に移動しました。でも、人・人・人、どうやら日本人は半数と感じた次第。高尾山も忍野八海も河口湖も同様です。まぁ、天気も良く、ここは平和そのものという雰囲気でした。青空にイトザクラがきれいに枝垂れていて、風情がありますね。上野恩賜公園をザッと歩いて、不忍池を一周とちょっと。歩数計がなかなかの数値を記録しています。 　* 一般に「シダレザクラ」と呼ばれます。最も近い表現は「ヒトエベニシダレ」だろうと思います。　＜紹介＞ 「花の写真館」から「四季の山野草」の一部コンテンツを再現していますサクラハンドブック [ 大原隆明 ]

  2023/03/21

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  目立たなくて良かった

  　人気の観光スポットという雰囲気が満載になった春の高尾山で、目立たないように咲いていたのですが、これだけ見事な株は久しぶりに見ましたね。 　二株でしょうか。この花、一般に、もう少し緑色が濃いところですが、黄色みを帯びた独特な色合いです。開ききっており、もう一両日で萎み始めていたことでしょう。とても大勢が通過する場所なのですが、不思議なことに誰一人気づきません。枯れ葉の紛れた保護色ですね（笑）。＜紹介＞ 花の写真館から四季の山野草の一部コンテンツをブログで再現しています【日本春蘭】月桂冠（げっけいかん）/　花　蘭　東洋蘭　春蘭価格：4400円（税込、送料別) (2022/4/3時点)楽天で購入

  2022/04/03

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  少し角度が違うかな？

  　今年、なかなか晴れた日に撮影できず、半分諦めていたのですが、ちょっと顔を出した太陽の下でカンヒザクラを撮ることができました。早咲きですから、既に散っている個体も少なくありません。撮れる時にマメに撮らないと「散ってしまう」と肝に銘ずるべきですね。 　さて、困ったことに1～2枚目と3枚目で花の様子が違うような気がします。実は別個体です。下向きに咲くことは共通ですが、角度が若干違います。それから、花弁の開き加減も若干･･･。3枚目は間違いないのですが、1～2枚目は交雑種の可能性もありますね。確認する術はなく、ご容赦を！＜紹介＞ 花の写真館から四季の山野草の一部コンテンツをブログで再現しています一重寒緋桜 桜 苗木 かんひざくら カンヒザクラ【庭木 花木 桜 サクラ さくら】一重緋寒桜価格：2090円（税込、送料別) (2022/3/31時点)楽天で購入

  2022/03/31

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  下向きに優しく咲く

  　前日からの曇天にも関わらず、無理矢理感を出して出掛けたのはカタクリを見るためでした。子供の頃は、母方の実家に行けば、当たり前に見られた花でした。あるところにはある、そんな花ですが、しっかり保護をしないと維持が難しくなっています。 　実は、白花（白花変種）が咲いているとの情報を得たことが、ここに出掛けた最終的な決定要素でした。なんとか、見つけ出しましたよ。でも、長いレンズを持っていなかった･･･。大きくとトリミングしました。フルサイズカメラにして良かったですね。＜紹介＞ 花の写真館から四季の山野草の一部コンテンツをブログで再現しています【カタクリ属】カタクリ 3.5号ポット価格：1097円（税込、送料別) (2022/3/30時点)楽天で購入

  2022/03/30

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  繊細なイメージ

  　曇天です。でも、それなりに趣のある絵が撮れることもあるかも知れないと思いますが、ただ、植物サイト向きではありませんね。 　シデコブシの大きい樹木がありました。ここは公園ですから、植栽なのでしょう。かなり樹高は高めです。シデコブシは日本固有種という位置づけがあり、かつ、自生地域は限られていて、絶滅危惧種として扱われています。樹木としての成育型に注目すると、安定した立地では高木となり、痩せ地や水際の土地では灌木的な姿を呈するそうです。繊細なイメージにも関わらず、なかなか「したたか」な面を持っているのですね。 　（補足）曇天で微妙な色合いの写真になりました。つい、遊びで一枚の画像を加工をしてみました。^^＜紹介＞ 花の写真館から四季の山野草の一部コンテンツをブログで再現しています赤花八重咲きシデコブシ　3.5号ポット植え　1本（入荷予定：2022年3月頃）価格：1300円（税込、送料別) (2022/3/27時点)楽天で購入

  2022/03/27

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  ホンワカ明るいアセビ

  　基本的には余り目立たない白い花を咲かせて、つつましいイメージのアセビですが、薄紅色に染まるとホンワカ感が出てきますね。もう一押し紅色が濃い系統をベニバナアセビ（紅花馬酔木）と呼ぶらしいのですが、この辺の取り扱いは趣味のようなモノでしょう。 　それぞれが別名の関係と説明している資料がありますが、個人的には、その方が整理しやすい印象です。学名の Pieris japonica 'Rosea'もナールホドですが、英名（俗名）として『知られる 'Japanese andromeda' という表現がとてもクールですね（花色は問わないらしい）。＜紹介＞ 花の写真館から四季の山野草の一部コンテンツをブログで再現しています紅花アセビ H400?600mm 鉢底より　植木 苗価格：3300円（税込、送料無料) (2022/3/26時点)楽天で購入

  2022/03/26

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  他の樹も見てみたい

  　カワヅザクラ（河津桜）の最盛期を見逃してしまった今年ですが、ヒナギクザクラ（雛菊桜）の咲き始めの姿を観察できました。一気に花を咲かせるタイプではないようで、四分咲きというところでしょうか。この日、ヨメイヨシノはまだまだでしたから、早咲きの部類です。 　彌彦神社（新潟県）に原木があるそうです。昔、訪ねた差異には見逃しました。これはオクチョウジザクラ（奥丁字桜）の菊咲き（二段咲き）という位置付けだそうです。図鑑やネットで拝見すると、どうも個体差がありそうです。別の樹も見てみたいですね。＜紹介＞ 花の写真館から四季の山野草の一部コンテンツをブログで再現しています桜の樹木学 （生物ミステリー） [ 近田文弘 ]価格：2508円（税込、送料無料) (2022/3/26時点)楽天で購入

  2022/03/24

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  どんな味でしょうか

  　ニラのような雰囲気の細長い葉が一面に生え、所々に白い花が咲いています。チューリップの仲間でアマナ（甘菜）ですね。球根が可食、かつ、甘いのだそうですね。因みに食べたことはありません（笑）。百合根のようなホクホク系の味なのでしょうか。 　ユリ科チューリップ属に分類されていましたが、花の大きさ、葉の形態などから、アマナ属として再分類されたとか。でも、過度に細分類しなくても良さそうなものだと思いますが･･･（一応、さいぶんるいギャグでした）。曇ると閉じるてしまいますが、開いている方がかわいい花です。＜紹介＞ 花の写真館から四季の山野草の一部コンテンツをブログで再現しています改訂版　散歩で見かける草花・雑草図鑑 [ 写真：鈴木　庸夫/ 解説：高橋　冬 ]価格：1650円（税込、送料無料) (2022/3/23時点)楽天で購入

  2022/03/23

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  この季節には目立ちます

  　遠目に見覚えのある姿が見えました。これまでは気づきませんでしたが、陰になる目立たない位置にキブシが咲いていたんですね。近づいて見れば、綺麗な花が（この季節には）目に付きますが、遠目であれば（一般には）目立たない樹木です。 　個人的に、この花を「すみれたちが咲き出す頃合いを示す指標」にしています。山歩きをする際、若葉が展開する前の寒々とした様子の山でも、この花が見えたら、すみれが咲いている可能性はあるなと判断します。桜の開花も同様の指標ですが、その山に桜があるとは限らないのです。＜紹介＞ 花の写真館から四季の山野草の一部コンテンツをブログで再現しています赤花キブシ　ディアン価格：2750円（税込、送料無料) (2022/3/22時点)楽天で購入

  2022/03/22

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  青空に映える白い花

  　空が青かったこの日、あちこちで真っ白いハクモクレンが目立っていました。花の色だけでなく、大きさも特徴的ですね。ただ、花の寿命は短くて、あっという間に茶褐色になってパラパラと落ちてしまいます。 　樹高5mぐらいとする資料があったのですが、モクレンの間違いですよね。ハクモクレンは大木になり、そうなると花は高いところで咲きますから、大きさが分かり難くなってしまいます（笑）。できれば低いところで､良い香りを漂わせて欲しいものです。＜紹介＞ 花の写真館から四季の山野草の一部コンテンツをブログで再現しています和紙 ポストカード 15x10cm 花 春 ピンク 白 「彼岸桜の中のハクモクレン」 絵画 インテリア 風水 絵 アートパネル モダン 玄関 インテリア 雑貨 絵画 風景画価格：400円（税込、送料別) (2022/3/22時点)楽天で購入

  2022/03/21

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  過ぎ行く春の日々

  　卒業の季節でしたね。残念ながら、控えめとなってしまいましたが、印象的な真っ青な空の下で記念写真を撮る姿を眺めていました。 　その後、ソメイヨシノが盛りとなる時期には雪が降って、曇天が続いているうちに葉が出てきてしまいました。何か、取り残されてしまったような気分で、4月を迎えています。＜紹介＞ 花の写真館から四季の山野草の一部コンテンツをブログで再現しています

  2020/04/02

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  超 珍しい部類の桜

  　桜の仲間ですが、ご覧の通り、「桜らしさ」は感じられませんね（笑）。ソメイヨシノなどより遅く咲き出しますので、まだ蕾は固い状態です。 　この時期のウワミズザクラは目立ちません。なかなか観察できないままになっていました。かなりの高木ですから、こんな位置で撮影できないこともあるのでしょうね。夏に稔るという果実や秋の紅葉も見てみたいところです。＜紹介＞ 花の写真館から四季の山野草の一部コンテンツをブログで再現しています

  2020/03/29

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  珍しい部類の桜

  　この桜は、数ある桜の栽培品種の中でも、本当に「可愛らしさ」抜群ではないでしょうか。 　桜の栽培品種で人気があるのは、一般には大きな花を咲かせる大輪系統だと思いますが、ヒナギクザクラは小輪です。その上、（最近になって気が付いたのですが）樹木として余り大きくなりません。いつも見ていた樹は「幼木なのかなぁ」と思っていたのですが、何年経っても大きくはなりませんでした。一般家庭向けの性質なので、もっと見かけても良さそうなものですが、未だに珍しい桜に分類されています。＜紹介＞ 花の写真館から四季の山野草の一部コンテンツをブログで再現しています

  2020/03/25

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  久しぶりのお花見

  　春の外出は、どうしても、すみれ中心になってしまうので、花見に出かけるというよりも、結果として桜を見ることができたというケースが多かったのです（笑）。 　今年は、逆パターンで、連れと桜を見に出かけて、結果としてすみれたちも観察できました。久しぶりに猿回しも見ましたね。ちょっと知ったかぶりで「あの白い花はオオシマザクラという日本固有種でね・・・！」などと蘊蓄を垂れてみました。あー、恥ずかしい。＜紹介＞ 花の写真館から四季の山野草の一部コンテンツをブログで再現しています

  2019/04/03

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  栽培棚のご長寿さま

  　早い時期から花芽を確認していたのですが、ちょっと油断している間に咲いていました。栽培を始めて、もう何年目になるのでしょうか。ミレニアム騒ぎの頃には棚にあったと記憶しています。現在の家に越してくる前、四半世紀前だったかなぁ（笑）。 　その間に二鉢になりましたが、意図的に増やしたわけではありません。枯れることも大きく増えることもなく、２～３年に一度、植え替えをしているようないい加減な育て方ですが、いつも棚にいるジジババ（シュンランの別名）です。＜紹介＞ 花の写真館から四季の山野草の一部コンテンツをブログで再現しています

  2019/03/24

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  長く咲く春の使者

  　春まだ浅い時期から咲き始め、桜が終わる頃にも見られるスイセン（水仙）。今、盛んに花を咲かせています。たくさんの園芸品種が流通しています。この園芸品種の名称を確認できていませんが、実は、我が家の庭にも咲いているものです。 　余りにも球根が増えて込み合ってしまったためか、花付きが悪くなってしまいました。かなり以前のこととなりましたが、町内会が管理委託されている緑化公園に植えておきました。そこでも増えてしまって、植え替えが必要に見えます（笑）。＜紹介＞ 花の写真館から四季の山野草の一部コンテンツをブログで再現しています

  2018/03/27

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  例年より少し遅れて咲きだしたハクモクレン(白木蓮)

  ●●●例年より少し遅れて咲きだしたハクモクレン(白木蓮) ●●●例年に遅れること半月で、やっと白い大きな花が開き始めました。「これは何かな？」春を告げる花木の一つ、ハクモクレン(白木蓮)ですね。花がとても大きくて、樹木によってはヒトの掌ほどの花を見かけます。かなり重そうで、風に吹かれると落っこちてしまいそうですね。花弁は閉じぎみに開くだけで、結局、開き切らずに散ってしまいます。（ちょろっと、蘊蓄）　●　学名 : "Magnolia denudata"　●　原産 : 中国　●　分類 : モクレン科モクレン属ハクモクレン(白木蓮)という名前は、樹木に咲く蓮の意味でしょうか。そうであるとすれば、なかなか粋でぴったりなネーミングです。花弁と萼が同じ姿をしているので、花弁がたくさんあるように見えます。すっと伸びた枝から、いきなり花芽が出て噴き出すように開花します。この時期に、葉の方は芽も出ていません。あ？ハクモクレンの葉って、どんな姿をしていたでしょうか。（´△｀） 　この写真自体は２年前に撮影したものですが、この樹木の前を何度か夕方に通り掛かって、花が咲き出すのを楽しみにしていました。樹高は余り変わっていないように感じますが、花の数は微妙に違うかも知れません。残念ながら、今年は若干少なめです。

  2011/04/01

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  すみれ園芸化技術の欧日競演　ニオイスミレと「春待草」

  ●●●すみれ園芸化技術の欧日競演　ニオイスミレと「春待草」●●●ソメイヨシノが満開になる頃、すみれたちも元気に咲き出します。日本で指標となるタチツボスミレは桜前線と同じ時期に咲き出すのです。 撮影者の庭から、外国種のすみれをお届けしましょう。「これは何かな？」手前は、欧州で普通に栽培されている Sweet Violet、ニオイスミレです。奥は、ニオイスミレの血も引いているらしいと言われるハイブリッドですね。ニオイスミレは盛んに園芸化が進められた欧州のすみれです。この園芸品種だけで、大会場で品評会ができるだけの数があるでしょう。例えば、これだけ強い紅色は、国内種には見当たらないように思います。（ちょろっと、蘊蓄）　●　学名 :"Viola odorata"　●　原産 :（原種）欧州　●　分類 : スミレ科スミレ（ヴィオラ）属 同様、パンジーを見ても、欧州の園芸化技術はずば抜けていますね。一方、奥のすみれは日本のバイオテクノロジーが生み出したと言われます。ただ、詳しいことが分かっていませんので、噂だけかも知れません。分かっているのは、作出者が日本のビール会社の連結子会社であること。つまり、ビール酵母を駆使することによって培われた技術の花卉転用です。少なくても、その会社は上記のように会社説明をしています。園芸品種目(この場合、商標)を「春待草」と言います。株全体が大型化、基部は木質化して、そこから枝を出すように展開します。丈夫で、毎年、大量の花を咲かせるすばらしいＤＮＡだと思います。 　手前の小さな鉢で育ててるニオイスミレも、丈夫で余り手間が掛からず、数年間は可憐な花を咲かせてくれます。奥のハイブリッドに至っては、もう何年目になるのか、おそらく１０年前後かと思います。

  2010/03/30

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  細い枝にクリームイエローの花が垂れる　ヒュウガミズキ

  ●●●細い枝にクリームイエローの花が垂れる　ヒュウガミズキ●●●ポワァっとした丸っこさで、クリームイエローの花を咲かせています。「これは何かな？」早春、黄花を咲かせるマンサクの仲間、ヒュウガミズキ(日向水木)です。「三日見ぬ間の桜」と言いますが、季節の移り変わりは早いですね。関東では、あっという間にヒュウガミズキの花は終わろうとしています。桜の花シリーズが長引いて、登場が遅くなるところでした。(^.^; （ちょろっと、蘊蓄）　●　学名 : "Corylopsis pauciflora"　●　原産 : 日本　●　分類 : マンサク科トサミズキ属花の色や構造は、兄弟分のトサミズキ(土佐水木)と良く似ています。ヒュウガミズキの方が花の房が短くて、その分、花の数が多いようでした。下に垂れた穂状花序と呼ばれる花の構成数が少ないようですね。別名をイヨミズキですが、資料では伊予には元来自生していないようです。日向も地名ですが、やはり、こちらにも自生していないとか！もう一つの別名であるヒメミズキ(姫水木)の方が似つかわしいようですね。 　できるだけ季節の移り変わりと合わせた花木を扱いたいと思っていますが、微妙にタイミングがずれてしまうことがあります。ヒュウガミズキは３月の花でしょう。でも、とても可憐な花なので、来年回しにはしたくなかったんです。

  2010/03/30

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  桜に追いつかれそう　懸命に淡い花を競い咲かせる紅梅

  ●●●桜に追いつかれそう　懸命に淡い花を競い咲かせる紅梅●●●今年の桜前線は少し遅いという話から、一転、平年より早めだそうです。困ってしまったのは梅の花ですね。「梅は咲いたか、桜はまだかいな」ですから、桜より早く咲かなければ！桜の場合もそうですが、この時期になると梅の木の多さに驚きます。あちらでもこちらでも、綺麗な花を咲かせて目を楽しませてくれますね。白梅も綺麗ですが、やはり、ふわっとしたイメージの淡い紅梅が好みです。（ちょろっと、蘊蓄）　●　学名 :"Prunus mume"　●　原産 : 中国　●　分類 : バラ科サクラ属この梅は、二輪で町を走っていた時に目に入り、Ｕターンして撮影しました。見ると、この庭を掃除している方がおり、お友だちとお話中です。ちょっと声を掛けて、撮影させていただきました。お話によると、もう樹齢４０年以上になる庭木だそうです。「１５年もの」を入手して庭に植えて３０年ぐらいだとおっしゃっていました。この家とともに歴史を重ねて、家族を見守ってきた梅なのでしょうね。 　指標になるソメイヨシノが５輪以上咲けば「開花宣言」となるそうです。一方、梅の方はそろそろ最盛期を過ぎようとしています。桜、特にソメイヨシノはとても華やかな印象ですが、梅の方は穏やかでゆったりした咲き方をするように感じます。どちらも好きですね。

  2010/03/30

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  並木には向かないプラタナス　アメリカスズカケノキの巨木

  ●●●並木には向かないプラタナス　アメリカスズカケノキの巨木●●●小学校は山城の二の丸にあったのですが、坂の途中に大木がありました。「これは何かな？」これはプラタナス、アメリカスズカケノキ（亜米利加鈴懸の木）です。丸い実が生る街路樹で、比較的大きな木になるようですね。プラタナスは属名で、複数の樹木を総称として指し示します。スズカケノキ、アメリカスズカケノキ、モミジバスズカケノキ等があります。モミジバスズカケノキ（紅葉葉鈴懸の木）は前２者の雑種だそうです。別名をカエデバスズカケノキ（楓葉鈴懸の木）とも呼び、良く利用されます。樹皮の剥がれ方が微妙に異なるそうですが、区別は面倒なのだとか。（ちょろっと、蘊蓄）　●　学名 : "Platanus occidentalis"　●　原産 : 日本、東アジア　●　分類 : スズカケノキ科スズカケノキ属ところで、スズカケってなんでしょうね？言われてみれば「なるほど」ですが、丸い実を鈴に見立てたという訳です。この木には実が一つずつ付きますが、他は数個ずつ付くそうですよ。丸い実の中には約５００個程度の種子が詰まっていると聞きます。ちょっとトゲトゲしていますが、手で握っても、そんなに痛くはありません。子供の頃はキャッチボールをしたり、木の枝で打ったりして遊びました。モミジバスズカケノキは並木として見映えが良くて選ばれるのでしょうね。一方、アメリカスズカケノキは、落葉した冬から春は枝ばかりが目立ちます。どこか群れない孤高の樹木という雰囲気を漂わせているような気がします。　　　　寒い日が続いていて、桜の花が開こうか、そうしようかと迷っているようです。

  2010/03/29

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  小さな花をいっぱい咲かせて春を呼ぶ　ヒナソウ（雛草）

  ●●●小さな花をいっぱい咲かせて春を呼ぶ　ヒナソウ（雛草）●●●ちょっと凝り性らしい園芸店さんの店頭にあったディスプレイです。「これは何かな？」アカネ科のトキワナズナ、別名の方が通りが良くてヒナソウと呼ばれます。この株たちは青い花弁ですが、情報によりますと白い花弁もあるそうです。ともに、中心部が黄色く抜けて、４枚の花弁を引き立てていますね。性質はとても強健で、一部、帰化植物として野生化しているそうです。（ちょろっと、蘊蓄）　●　学名 : "Houstonia caerulea"　●　原産 : 北米　●　分類 : アカネ科フーストニア（ヒナソウ）属地下茎（匍匐枝？）で盛んに増えて、こんもりとまとまった姿になります。草丈は低く、小さなガーデニング素材として重宝かも知れません。小さな野草鉢に植えて、ミニ盆栽風に楽しんでいる方も多いようです。自生地の環境は「湿気があるけれども日当たりの良い場所」だそうです。これを参考にして、おそらく山野草的な育て方をすれば良さそうですね。ただ、日本の夏は苦手と聞きますので、涼しい場所で休ませましょう。 　ご覧の通り、「ヒナちゃん」としか書かれていませんでしたので、植物の名前を調べるのに少し苦労しました。できれば、タグの他に植物そのものの説明が欲しいところですよね。

  2010/03/29

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  花を待つ桜の木の下で咲き始めたタチツボスミレ

  ●●●花を待つ桜の木の下で咲き始めたタチツボスミレ●●●なかなか春らしい陽気になりません。(-_-)ゞ゛それでも、そろそろすみれたちが咲きだすだろうと出掛けてみました。桜の木の根元で咲いているのは、どうやらタチツボスミレのようです。実は、この日は「さくらまつり」なのだそうですが、桜は咲いていません。屋台と人の頭ばかりが目立つ休日でした。（ちょろっと、蘊蓄）　●　学名 :"Viola grypoceras"　●　原産 : 日本、朝鮮半島南部、台湾、中国　●　分類 : スミレ科スミレ（ヴィオラ）属 　●　特徴 : 日本では最も個体数の多い普通のすみれです関連製品 　少しだけパターンを変えました。相変わらず、少しずつつぶやいていこうかと思っています。

  2010/03/29

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  豪華絢爛！　葉と同時にたくさんの花を咲かせる八重桜

  ●●●豪華絢爛！　葉と同時にたくさんの花を咲かせる八重桜●●●本当は、花期の遅く、もう少し先になって咲き出す桜です。「これは何かな？」ゴージャスな八重咲きの「関山」という里桜(または八重桜)です。八重桜には多くの品種が知られますが、「普賢象」、「鬱金」が有名ですね。「普賢象」はかなり白っぽい印象があって、鞠のような花付きです。「鬱金」に至っては、うす緑色というか、カレーに使うウコンの色ですよね。（ちょろっと、蘊蓄）　●　学名 : "Prunus lannesiana"　●　原産 : 日本、中国　●　分類 : バラ科サクラ属桜の花は、散る花びらまで美しくて、風に乗って舞い散ると表現されます。八重桜は花びらが多いので、根元に降り積もって別の趣があると思います。時に、花がまるごと落ちてしまうこともあるようで、ちょっとかわいそうですね。さて、桜の花をシリーズ的に続けましたが、少し桜から離れましょう。本当は「鬱金」をお見せしたかったのですが、まだ咲いていませんでした。この春、また桜をお届けできれば嬉しいなと思います。　散った花びらがなかなかの風情です。こんな雰囲気は椿の花で見ることがありますね。　かなり桜の花が好きで、延々と桜の名所の様子だけが続くＤＶＤを２枚も持っています。じっと見ていますと、すっと眠くなってしまうんです。(^.^;

  2009/04/20

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  小さめで個性派のマメザクラ(豆桜)は富士山が大好き

  >●●●小さめで個性派のマメザクラ(豆桜)は富士山が大好き●●●比較的小さな木に、小振りで薄桃色の花がたくさん咲きます。「これは何かな？」 富士山を中心とした地域に分布するマメザクラ(豆桜)です。フジザクラ(富士桜)とも呼ばれ、火山帯に多いと言われています。実際、富士山の周辺と箱根で撮影しました。まだ見たことがないのですが、八重咲き品種もあるのだそうです。（ちょろっと、蘊蓄）　●　学名 : "Prunus incisaまたはCerasus incisa"　●　原産 : 日本　●　分類 : バラ科サクラ属 広く分布しているのですが、日本海側等に分布しているのは変種です。富士山周辺で見られるのは標準形と理解して下さい。嬉しいことに、挿し木等で比較的簡単に増やすことができるそうです。少し標高の高い場所で見られるケースが多いためか、花期は遅めです。富士山周辺では４月中旬、この写真は４月下旬に撮影しました。豪華絢爛な桜も好きですが、このような地味めな花も良いですね。 　ソメイヨシノが一面に咲き誇る姿も統一感があってとても美しいと思います。でも、多彩な品種を数株ずつ植えているような公園があっても良いなぁと思います。

  2009/04/20

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  暖かみが伝わる橙色で好評　アカバナミツマタ(赤花三椏)

  ●●●暖かみが伝わる橙色で好評　アカバナミツマタ(赤花三椏)●●●奥の方にあるのは蜂の巣ではなくて、蕾の塊でしょうか！さて、見たような花ですが、「これは何かな？」枝が必ず三つに分岐する和紙の原料ミツマタ(三椏、三叉)の橙花です。園芸品種でアカバナ（ベニバナ）ミツマタという名前があります。こちらの方がかっこいいのですが、ルブラと呼ぶこともあるそうです。筒の内側の色以外は普通のミツマタと何ら変わらないようですね。（ちょろっと、蘊蓄）　●　学名 : "Edgeworthia chrysantha　cv. Rubra"　●　原産 : 中国南部　●　分類 : ジンチョウゲ科ミツマタ属先日、高尾山(東京都八王子市)に出掛けた時に咲き出していました。高尾山の木の花は、100Ｋｍ離れた千葉県より先出しが遅いですね。でも、すみれは早く咲き出す傾向があって不思議なものです。どういう訳か、この時期は黄色い木の花が多いようです。その中で、この鮮やかなオレンジ色は目を惹きつけますね。この色を選んで庭木にしている方が多いようですが、良い選択では！ 　全く雨が降りませんね。長く咲き続けた桜も、首都圏では花びらを散らせました。ただ、山梨県を走り回りましたら、桜が全開です。油断して、花粉症が今年最悪の症状を示してしまいました（笑）。

  2009/04/13

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  グラデーションのような柔らかな色の変化 ネメシア メロウ

  ●●●グラデーションのような柔らかな色の変化 ネメシア メロウ●●●柔らかい印象で、いろいろな花色があるんですねぇ。「これは何かな？」シューティングスターで登場したネメシアのメロウという名前のシリーズです。書籍では情報不足だったのですが、ネット上に詳しい情報がありました。多彩な品種について、ちょっと部分引用してみましょう。　■　ファンタジー(P) ： 花色は咲き進むと幻想的な花色に変わります　■　パール(P) ： 淡いピンクの花が咲き進むとパールホワイトに変わります　■　マイハニー(P) ： 柔らかなライトピンクの花が丸く房のように咲きます　■　スカイ(P) ： スカイブルーの花が咲き進むとラベンダー色に変化します　■　ローズピンク(P) ： 中輪タイプで、花色は明るいローズピンクです　■　ロイヤル(P) ： 中輪タイプで、すっきりとしたロイヤルブルーの花色です　■　コンパクトホワイト(P) ： コンパクトタイプでピュアホワイトの花色です（ちょろっと、蘊蓄）　●　学名 : "Nemesia caerulea cvs."または"Nemesia aromatica"　●　原産 : 南アフリカ　●　分類 : ゴマノハグサ科ネメシア属　　　　　　注）APG植物分類体系ではオオバコ科花期は、思いっきり長いそうで、真冬と真夏以外は花を付けるようですね。これは素晴らしい性質です。やはり、花壇等に植える草花は宿根で花期の長いものが選ばれるでしょう。形が崩れたら、茎を切り戻せば、新しい芽がでて花が咲きます。多彩な花色を活かして寄せ植えが目を惹きそうですね。南アフリカには可愛い花が咲くのだなぁと、少し興味がわいてきました。　ふんわりした色合いで、これだけのカラー・バリエーションの寄せ植えだというのに、統一感がありますね。一面に植えてみたいと思わせます。流通量が増えて入手し易くなると良いですね。

  2009/04/13

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  一年中楽しむことができる　トラデスカンティア「胡蝶の舞」

  ●●●一年中楽しむことができる　トラデスカンティア「胡蝶の舞●●●濃い緑に紅紫色の斑、これはなかなか可愛らしい葉ですよね。「これは何かな？」ツユクサの仲間、トラデスカンティアの‘メイドンズブラッシュ’です。もう一目で惚れ込んでしまって、買い込んでしまいました。ポットには「胡蝶の舞」というシャレた流通名が印刷されていました。後日、もう１ポット買ってしまったので、お気に入り度合いが知れますね。他にも日本語の流通名というか、園芸品種名があるそうです。ハツカンセツ（初冠雪）、ハツユキツユクサ（初雪露草）がそれですね。雪のイメージがあるかどうか、ちょっとピンと来ません。（ちょろっと、蘊蓄）　●　学名 : "Tradescantia fluminensis 'Maiden's Blush'"　●　原産 : 南アメリカ　●　分類 : ツユクサ科トラデスカンティア属よく見ると、夏に青い花を咲かせるツユクサ（露草）と確かにそっくりです。では、花が咲くんだ！と調べてみたら、白に紅の可憐な花が咲くようです。ますます気に入って、夏が楽しみになってきました。丈夫で育てやすい園芸植物だと説明されています。とても有り難いことで、その上、殖やすのもとても簡単だとされています。では、２ポットも買う必要はなかったかな・・・。(=^_^=) 植え込むのにイメージがぴったり合う鉢がありました。実は、以前に百円ショップで買っていて、なぜか使っていなかったのです｡でも、まるでこの植物を植えるために買ったあったような鉢ですよね。 　もうすぐ約１週間程外出します。今年初めての「すみれを訪ねる旅」です。庭のすみれたちも一斉に伸び始めましたが、昨年よりは動き出しが早めに感じられますね。太陽が余り当たらない庭なので、花の盛りにはまだまだ時間が掛かります。野のすみれたちの方が伸長が遅いことを期待しています。

  2009/04/10

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  豪華絢爛な大輪を咲かせる早春の花　ラナンキュラス

  ●●●豪華絢爛な大輪を咲かせる早春の花　ラナンキュラス●●●豪華イメージのゆったりたっぷりとした花を咲かせる春のお気に入りです。「これは何かな？」大量の花弁で構成された大輪の花、キンポウゲ科のラナンキュラスですね。いったい、花弁は何枚あるのでしょうか？数えた方が絶対居ると思うのですが、ネットでも情報がありません。（＾ｖ＾）同じ株でも、大輪だと花弁が多いのか、その辺も知りたいですね。属名のラナンキュラスの "rana" はカエルを意味するラテン語が語源だとか。ところが蘊蓄が２種類あって、一つはカエルと同じ湿地に住むというもの。もう一つは、葉がカエルの手に似ているというものです。（ちょろっと、蘊蓄）　●　学名 : "Ranunculus asiaticus"　●　原産 : 中近東、東地中海沿岸　●　分類 : キンポウゲ科キンポウゲ属花色は白、黄、紅、橙、赤等があり、複数の色が混じるタイプもあります。園芸で狭義のラナンキュラスはアジアティクス種の改良種と説明されます。ところが、困ったことにアジアティクス種自体が分かりません。(´｀;) 分かるのは、原産地がシクラメンとカブっていることでしょうか。おそらく、似たような湿地に生育するのだろうと想像していました。なんとなくですが、似たような雰囲気があると思いませんか。 調べてみたら同じ球根性というだけでなく、やはり生活史も似ていますね。気温が上がると地上部は枯れてしまって、夏に休眠する点も同じです。独特な地中海性の気候が生み出す不思議な生活史なのです。 　地中海性気候に興味が湧いています。でも、実際に出掛けて自分の目で見てみないと、単に観光イメージに翻弄されてしまいそうですね。冬季は暖かくて降雨量が多く、夏季は気温が高いだけではなく極めて乾燥しているのだそうです。植物は冬季に活性化する所以です。

  2009/04/10

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  紅のボカシが美しい印象を放つ ジンダイアケボノ(神代曙)

  ●●●紅のボカシが美しい印象を放つ ジンダイアケボノ(神代曙)

  2009/04/09

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  枝振りが日本人好み？　大事に育てられている　しだれ桜

  ●●●枝振りが日本人好み？　大事に育てられている　しだれ桜●●●紅色の桜がゆったりとカーブを描いて咲いています。いわゆる「しだれ桜」ですね。この「しだれ桜」ですが、単なる枝変わりではなくて、種名があるのですね。実は、今日、二輪で走り回っていましたら、あちこちで咲いていました。概ね、紅色ですが、濃い色と極めて薄い色があるのですね。同じ種なのでしょうか？この辺は知識不十分です。（ちょろっと、蘊蓄）　●　学名 : "Prunus pendula"　●　原産 : 中国、日本　●　分類 : バラ科サクラ属 何故、しだれてさくのでしょうか？そんなことを考えながら、色々調べていましたら面白いことが分かりました。ネット情報ですが、しだれ梅に比べて、しだれ桜は復元力が弱い！（へぇ）全国に樹齢の長いしだれ桜がたくさんあるのだそうです。ただ、しだれ桜だから樹齢が長いという説明はピンときませんね。古い時代から、大事に育てられてきたから樹齢が長いのだと思うのです。 　ある資料にはエドヒガンの変種とされています。どうも学名の表現と一致しませんね。もう少し、きちんと調べてみないといけないかも知れません。

  2009/04/09

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  ソメイヨシノの片親で桜餅の葉と言えば　オオシマザクラ(大島桜)

  ●●●ソメイヨシノの片親で桜餅の葉と言えば　オオシマザクラ●●●さて、白っぽくて、緑色の葉が同時に展開している、明るい桜ですね。「これは何かな？」伊豆諸島に自生するオオシマザクラ(大島桜)です。花も美しいのですが、桜餅に使われる葉は大島桜だとご存じでしたか？この葉を塩漬けにすると、あの独特の香りが出るのです。比較的大きくなる桜で、葉に毛がないという特徴があるんですね。（ちょろっと、蘊蓄）　●　学名 : "Prunus lannesiana var. speciosa"　●　原産 : 日本（伊豆諸島固有種）　●　分類 : バラ科サクラ属大島桜は知る人ぞ知る、美しい桜の品種なのですが、知名度がイマイチ！でも、交配種であるソメイヨシノの片親だと覚えて下さい。その時点から大島桜に親近感が涌いてくること請け合いです。o(^▽^)o 下の写真で花弁とアブの大きさを比較してみて下さい。ご覧の通り、大島桜はとても大柄で整った花弁を持っているのです。この木が全国的に普及しても良かったかも知れませんね。 　ソメイヨシノのもう一方の親については諸説があったように記憶しています。昨日のことですが、最終的にコマツオトメ（小松乙女）であるというニュースが流れました。この３０日から茨城大学で開かれる日本育種学会で発表されるそうです。つまり、正式には発表前の情報なのですねぇ。遺伝子解析を行った千葉大学と静岡大学の研究チームさん、お疲れ様でした。

  2009/04/09

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  目を惹きつける濃い紅色の桜花　カンヒザクラ(寒緋桜)

  ●●●目を惹きつける濃い紅色の桜花　カンヒザクラ(寒緋桜)●●●沖縄に遅れること約１ケ月、関東でやっと咲き出します。さて、「これは何かな？」 一面に紅色のカンヒザクラ(寒緋桜)の蕾が萌え出し、花霞の風情ですね。日本人が大好きな桜には品種が多いので、同定が難しいかも知れません。この木には説明札がありましたが、この特異な色ですから分かりますね。でも、微妙な色や咲き方の違いがあるようです。（ちょろっと、蘊蓄）　●　学名 : "Prunus campanulata "　●　原産 : 中国(台湾)、日本　●　分類 : バラ科サクラ属 いろいろな品種の桜を植えている公園を見たことがあります。やはり、カンヒザクラの花色が最も濃い紅色だったように記憶しています。萼まで紅色で、丸い花が重そうに下を向いて咲くのが特徴ですね。いわゆる山桜と違って、蕾から花の頃には、まだ葉が展開していません。ソメイヨシノより長い花期が終わる頃、少し茶色を帯びた葉が出てきます。その葉も美しくて、花が完全に終わるまで目を楽しませてくれるのです。 　この季節になりますと、書店の店頭に「全国の桜名所」という類の雑誌が登場します。今年の問題は場所ではなくて時期でしょうね。連休に花盛りになるという弘前公園の桜ですが、今年はうまく咲いてくれるでしょうか。バスツアー等を組んでいる旅行業者はたいへんでしょうね。

  2009/04/09

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  小さくて雪のように白い花を一気に咲かせる　ユキヤナギ(雪柳)

  ●●●小さくて雪のように白い花を一気に咲かせる　ユキヤナギ●●●関東では、今、町中を走り回ると、この白い花があちこちで揺れています。「これは何かな？」 小さな白い花が溢れる枝を弓なりに延ばすユキヤナギ(雪柳)です。実は、我が家の狭い庭のプランターで咲いているんです。植えた記憶は全くないので、どこかから飛んできたのでしょうか。普通は挿し木で増やすものですが、タネでも増えるでしょうね。（ちょろっと、蘊蓄）　●　学名 : "Spiraea thunbergii"　●　原産 : 日本、中国　●　分類 : バラ科シモツケ属 驚いたのは、調べて初めて知ったのですが、バラ科なのですね。バラ科は、植物が持つイメージの幅が広いなぁと思います。白い花の背景が赤くなっていますが、同じバラ科のレッドロビンです。生育すると２ｍ程度にはなる低木で、街路樹として重宝されています。大木を取り囲むように植えることを「根締め」というそうですね。公園の水辺で柳のような使い方もできますが、単独でも美しいと思います。 　なぜか、何もしないのに庭に次々に増えるのです。強い植物という印象がありましたが、実は自生地では絶滅が危惧されていると聞いて驚いてしまいました。白くなった枝をしならせる姿を遠くから見るのが普通ですが、アップで見ても可愛らしいようです。

  2009/04/06

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  鮮やかな山吹色の迎春花　ウンナンオウバイ(雲南黄梅)

  ●●●鮮やかな山吹色の迎春花　ウンナンオウバイ(雲南黄梅)●●●鮮やかな黄色い花が、少し垂れ下がりながら咲いています。迎春花(げいしゅんか)とも呼ばれるそうですが、「これは何かな？」漢字で書いた方がピッタリ来る雲南黄梅(ウンナンオウバイ)です。写真は部分的に？八重咲きのようですね。この木には雲南素馨(ソケイ)、黄梅擬き(オウバイモドキ)の別名があります。同じモクセイ科のオウバイによくにて、少し大きくしたような姿です。オウバイは父親が育てていたのですが、挿し木で良く増えます。たくさん増やして、あちこちに差し上げていたようでした。気が付けば、その子供も同じことをしているのが不思議ですね。(^.^) （ちょろっと、蘊蓄）　●　学名 : "Jasminum mesnyi"　●　原産 : 中国　●　分類 : モクセイ科ヤスミヌム(ソケイ)属ウンナンオウバイは２～３ｍの常緑低木で、寒い頃から動き出します。枝がどんどん伸びて、ゆったりとしだれます。オウバイは切りつめますが、こちらは延ばして、しだれを出す訳ですね。ところで、モクセイ科ソケイ属って、どこかで聞きましたね。なるほど、羽衣ジャスミンの仲間なんですか。改めて見ますと、花が黄色いので違って見えますが、形状はそっくりです。写真は先週撮影したものですが、ある資料には花期は初夏とあります。そうなんですか？(ちょっと疑問)中国で迎春花と呼ばれるのなら、旧暦でも２から３月になるのでは・・・。 　オウバイの方が身近だったのですが、常緑のウンナンオウバイの方が人気があると書いてある資料が多かったようです。「枝が四角い」という記述を見て、改めて、「ああ、そうだった！」と思いました。花後に剪定するのですが、その枝の断面が四角いのです。

  2009/04/06

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