プラスティックの硯・・・
今日の朝日新聞の投稿欄に、ちょっとショッキングな出来事が載っていました。「小学生の孫が、学校で習字を習い始め・・・習字セットを開けると、プラスティックの硯が!」プラスティック~~~!!!なんと!かなり衝撃的でした。どうやって墨をするのかと、読み進めると、やっぱり。墨は、すらないそうです。当然、墨汁を使うそうです。墨自体は、お習字セットの中にあるそうなのですが、もちろん手付かず。そのお孫さんは、「これって、何に使うんだろうね?」と、聞いていたそうです。ショック!!!どうするんでしょう。墨をするという事を知らずに、教わらずに、小学生はお習字をやっているんです。 そうやって、習字の授業をやって、いったい意義はどこにあるのでしょう。先生が教えてくれなければ、分かるはずがないじゃないですか!硯をプラスティックにしなきゃいけないほど、そんなにマイナーな文化なんだったら、もう無理矢理、学校でやらなくてもいいんじゃないかという、ちょっとやけっぱちな気持ちに。墨汁がいけないんじゃなくて、墨の名前とか、墨をするということを知らないで、習字の授業が進んでいることが恐ろしい。知らないで、通り過ぎていくことが恐ろしい。私は、親にはなっていませんが、勉強を塾に任せて、文化を教えないで、学校って学ぶべきものがどんどん減っている感じで、たまらなく怖いです。(もちろん、そんな学校ばかりでないことも知っていますが。)新聞に投稿された男性の方、同じ危機感で、うれしいです。(勝手に)ああ・・・。どんどん書道が、遠いものになっていく・・・(嘆)。あのカルチャースクールの校長先生と一緒です・・・。マイナーと思われがちな書道をメジャーにするべく始めた書道のはな*みちですがまた新たな課題ができてしまったようです。