テーマ:懐かしのフォークソング(675)
カテゴリ:ふきのとう
少し前に「ほととぎす」の話題を書いたとき、
『人生・春・横断』というアルバムをよく聴いたという コメントを多く頂きましたので、改めてとりだしてみました。 1979(S.54)5.21発売 OPENINGという短いインストのあと、最初の曲は「春雷」。 これは特にふきファンでなくても知っているかたも多いでしょうね。 アルバムに先駆けて、シングルで1979年2月25日に発売されています テンポのよい曲で、コンサートで演奏されないことはなかったのではないか… というわけで、ライブバージョンでもいろいろとリリースされています。 『LIVE風をあつめて…』(1980(S.55)3.21) 『LIVEアンコール/やさしさとして想い出として』(1980.7.2) この2つが合わさって、後に3枚組CDとして発売された この「春雷」の録音は個人的にとても好きです。 『人生・春・横断』が出てから時期的にも近く(79年冬のライブの模様)、 細坪さんの声の伸びがとてもよい。 ライブを経て歌になじんできて、勢いの乗っている感じがするのです。 『ライブ日比谷野外音楽堂』(1984(S.59)11.21) デビュー10周年を記念して発売された4枚組LP。 1984.9.23のライブの模様 ほぼ40曲を歌い終わって、アンコールの5曲目、 でもあまり疲れを感じさせないのは、やはり若さでしょうか。 落ち着いたテンポです。 これは2枚組LDだったものを後にDVDとして発売されました(曲はLPより少ない) 『緑輝く日々・日本武道館LIVE』(1987(S.62)10.21) ふきのとう初の武道館ライブ(87.7.31)の模様 これもライブ終盤なので、細坪さん声にやや疲れが? しかしバックの演奏のバランスがとても良いように思う録音です。 特筆すべきは、都留さんのバイオリンです。 このCDなりLDなりを、聴かれたことのある人いらっしゃるかな… スゴイんですよ…3番のサビからのバイオリンが…。絶品。 『ever last concert』(1992(H.4)8.29) 解散コンサート。 本当の最後の日は92.5.8北海道厚生年金でしたが、 これは東京での最後、5月5日東京厚生年金会館での模様から。 これもすごく好きな録音です。 何がいいって…普通、山木さんはサビの「♪春の雷に~」からハモリが 入るんですが、これは最初からずっと一緒に細坪さんと歌っている。 最後だからかな… ふり絞るような声にじんときます。 「春雷」は、山木さんがお母様の病気回復を願って作ったと 前にも書きました。歌詞の3番を見てもらえば、 「花」に例えてあることが痛々しく伝わってくる。 しかし、その願いも叶わず、曲が世に出た翌年に亡くなられています ふきのとうの代表曲にまで人気の出た「春雷」 曲は新たな生命を吹き込まれ、最後まで一緒に歩いてきたという感じ… 『静かに水の流れが岸をけずる』(2000.8.2) 石川鷹彦さんと共に作った山木さんソロアルバム 静かで物悲しい「春雷」が胸をうちます。 本来、こういう曲だったのかなぁと思わされる1曲です 同じ歌なのに…すべて違う。 ライブも1回1回が違う。 だから好きなのかな。 「春雷」のコレクション自慢になってしまいました^^ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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