カテゴリ:展覧会
中右瑛氏のコレクションによる浮世絵展。170点も展示されています。
10年くらい前、写楽活動200年で、写楽は誰だの謎解きの集大成とか、篠田監督の『写楽』の映画が放映したりしました。そのころ、このコレクターのかた、テレビ(もしかしたら映画にも~)などに出ていらしたような気がします。 浮世絵についての本なども出されている(私の記憶が正しければ、国芳の「相馬古内裏」という大好きな浮世絵を表紙にした『浮世絵入門』を書かれた人かと)中右氏のコレクションによる浮世絵の展覧会。四大浮世絵師・写楽、歌麿、北斎、広重のものがセレクトされています。 展覧会入り口は、北斎のおなじみの赤富士と、後刷りの変わった色のセット作品からはじまっていました。 そのあとは写楽です。沢山写楽をお持ちですね~。黒雲母の光る背景に、役者が描かれているおなじみの大首絵が並び、また、当時人気があったという少年力士の浮世絵も展示されていました。 次は歌麿。色が他の浮世絵にくらべて美しくないものが多い気もしましたが、晩年の既成のなかで造られた、だらしない女性と豪快に飲み食いする女性の表情が生き生きとしていて、気に入りました。 世界に誇る北斎は初期の作品から画風の変遷が辿れるようになっていました。西洋風の版画の色が綺麗に残っていてちょっと魅入られてしまいました。世界に一枚しか確認されていない浮世絵版画も展示されていましたが、絵としての出来は今ひとつ~。 広重も珍しい初期作品から展示されていました。平清盛と、雪景色が骸骨にみえる(源氏の亡霊)三枚続きは、なかなか面白い作品でした。また、『江戸百景』の有名な「大はしあたけの夕立」が美しかったです~。広重は版画だけでなく軸も沢山展示されていました。(あ・北斎もありました) なんと、この会場が想定よりすいていました。浮世絵展が混雑するのは、今は昔なんでしょうかね? コレクターについて、驚いてしまうのが、三鷹市美術ギャラリーでも、中右コレクションによる浮世絵展がやっているということ。どんだけ沢山持ってるの~?こちらのテーマは幕末で、広重や北斎はだぶっています。私のお気に入りの国芳作品も出品されているようです。 さて、東京駅グランスタ、バズサーチのシュークリームです(友達やBelgische_Pralinesさんにすすめられていて気になったまでした)。 3個で597円と良心的な値段設定だと思います。 見ての通り、クリームたっぷりで、混ぜきってない感じです。バニラの香りはひかえめ、シュー皮はやわらかめとなります。甘さも控えめな気がします。おしゃれで手みやげにもよさそう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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