カテゴリ:展覧会
以前、ヴェルデさんの記事にもありましたが、「青春のロシア・アヴァンギャルド シャガールからマレーヴィチまで」を見に行きました~。
モスクワ市近代美術館の所蔵品から、20世紀前半に活躍した“ロシア・アヴァンギャルド”の中心作家30作家の作品70点で構成される展覧会。中でもマレーヴィチやピロスマニが多く展示されていた印象があります。 怪獣映画の展覧会か?と思うような赤い壁に銀と黒を使ったような部屋。 でもこれがアヴァンギャルド感をひきたてて、あっていました。 黒、赤、黄色などインパクトの強い色が並んでいますから、絵が負けていないですね シャガールの若い頃描く、初恋の人の肖像画もありましたよ~。ふわふわしていなく、写実的だけれど、女性の眼の焦点があっていないのがふわふわしていてシャガールチックです。 ロシアというと、1910年くらいはとても自由な雰囲気だったらしいです。 それが1930年代すぎてからスターリン政権で共産主義が台頭し、表現の自由が束縛されていって、抽象的なものは「個人主義」だから排除されてしまう。 マレーヴィチの作品も、会場中央に並ぶ作品群とラストに並ぶ肖像画は全く違う。 画家の実力は示すけれど、当時の国家の圧力を肌で感じました。 映像もありました。作品も出品されているアレクサンドラ・エクステルが衣裳デザインをした「火星の女王アエリータ」というもの。 動きがバレエちっくで、衣裳だけでなく雰囲気がシュールで見入ってしまいました。 会場では抜粋版で、出口近くではちゃんとDVDが売っていました。 果たしてアヴァンギャルドなのか。 異質な感じのグルジアの画家、ニコ・ピロスマニは絵を描かずにはいられなかった作家。 絵を描くための絵具1本の値段で絵を描かせてという彼の言葉の抜き書きが、絵への離れられない画家の執着心を物語り、心を打つ。 加藤登紀子の「百万本のバラ」も彼がモデルらしいです。 映画もあるくらいその人生はドラマチックだったのだろう。 そしてワインにもなるくらい国民的~らしい。 ![]() 加藤登紀子加藤登紀子『百万本のバラ』。 ![]() ニコ・ピロスマニ ![]() ピロスマニ(白)~PIROSMANI White~ や~本当にあるんですね! 渋谷「ロゴスキー」と、吉祥寺の「カフェロシア」で展覧会の特別メニューが提供されているらしいです。 そのメニューではないのですが、本日の昼、「カフェロシア」でランチをしてきました。 ボルシチがビーツで美しいトマトとは別の赤い色をしています。 Belgische_Pralinesさん がいらっしゃったこともあるお店です~。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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