2888094 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

音楽雑記帳+ クラシック・ジャズ・吹奏楽

音楽雑記帳+ クラシック・ジャズ・吹奏楽

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

Keyword Search

▼キーワード検索

Calendar

Profile

bunakishike

bunakishike

Recent Posts

Category

Archives

2015年05月18日
XML
カテゴリ:ジャズ



何故か中山康樹氏の死を結構引きずっていて、この混沌としたジャズ・シーンから私を導いてくれる評論家が出てくるか、かなり不安を持っていた。
そんな時偶然出会った一冊。
ロバート・グラスパーを中心としてここ20年ほどの動きをコンパクトにまとめている。
ロバート・グラスパーの影響力がどれほどのものかが理解できたと思う。
特にエクスペリメントの二人のドラマー、クリス・デイブとマーク・コレンバーグの凄さが強調されている。
「レディオ・ヘッド2」でわざわざ「打ち込みではない」と断らないとそう思われているほどの正確なドラミングとドラマーが二人いるんじゃないかと思
われるほどの桁違いの運動能力があるとは気がつかなかった。
この部分だけでもこの雑誌を買う理由があるというものだ。
それから、そういうことを意識しないで聴いていたミュージシャンがジャズ・シーンにおいて、最も重要なミュージシャンと位置づけられていることも全く知らなかった。
それは、グレッチェン・パーラトであり、エスペランサ・スポルディングだった。
また、先年亡くなったマルグリュー・ミラーが高く評価されているのも驚きだった。
ニコラス・ペイトンやケニー・ギャレットもこの領域では先駆的な働きをしていることを知った。
「The New Standards」と題された今を彩る100のアルバムもとても参考になる。
巻末のワールド・ジャズというセクションでは60余枚が紹介されている。
これも結構参考になる。
とりあえず、この雑誌で気になった黒田卓也とベッカ・スティーブンス、グレゴリー・ポーターの演奏を聴いてみることにする。
どうやら、この雑誌を見ると、中山康樹氏が喝破したインプロビゼーションが柱であるジャズは、文化財として保存されることが現実になりそうな気がする。
続編も出ているので、これも是非読みたい。

Jazz The New Chapter ロバート・グラスパーから始まる現代ジャズの地平 シンコーミュージック 2015年2月18日第4刷










お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2015年05月18日 23時50分03秒
コメント(0) | コメントを書く
[ジャズ] カテゴリの最新記事



© Rakuten Group, Inc.