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カテゴリ:クラシック音楽
先月号のレコード芸術に、ベルリン・フィルの次期音楽監督の話が載っていた。 ペトレンコという名前なので、てっきりヴァシリー・ペトレンコのことかと思っていた。 今日このことを書こうとして確認したら 、全くの別人だった。 キリル・ペトレンコという全く知らない名前だったのだ。 CDも数枚しか出していないらしく、報道を目にしたこともない。 私が知らないのも当前かもしれない。 ロイヤル・コンセルトヘボウ管、シカゴ響等に登場しているらしいが、活躍する場はドイツ、オーストリアに限られているので日本で彼の活躍ぶりを知ることは殆ど不可能に近いと思われる。 2013年から にバイエルン国立歌劇場音楽監督に就任したとはいえ、日本人から見ると思い切った選択と思われるが、地元での活躍ぶりを間近に体験している彼らの選択が間違っているとは考えにくい。 Amazonで検索しても3枚ほどしかヒットしないし、曲もマイナーな曲ばかりだ。 おまけにベルリン・フィルとの直近のマーラーの第6もキャンセルされた。 これほどネガティヴな理由が重なって、彼の線はなくなったと思われていたのにもかかわらず選出されたという理由が聞きたいところだ。 多分ネガティブだと思っているのはマスコミなどの情報しか知らない人間たちで、現場の彼らは、多分全く別な観点から見ていたのだろう。 恐らく、一緒に演奏していて楽しいかどうか、自分らを向上させてくれるかどうか、この2点ではなかろうか 。 理由は、音楽家なんて、感覚が一番最初に来る人間だからだ。 何れにしても、幾つものネガティブな評価をひっくり返すような、何かを持っているということなのであろう。 完璧主義者で、オーケストラと共に、スコアの内奥まで到達することを至上の目的としているらしいので、大いに期待したい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2015年07月31日 22時14分47秒
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