読書「韓国人を愛せますか?」
今日はようやく晴れた大阪です。先日読了していたのですが、まだご紹介していなかった本のことを書きます。「韓国人を愛せますか?」韓国人を愛せますか?韓国人の作者の、来日し、日本人を彼女に持ち、日本で教職に着くまでになった韓国人の、日本人と韓国人の違いについて書いたもの。この本は面白かったし、興味深かったです。私は若いころなら、「どの民族も一緒!仲良くなれる(はず!)韓国人も好き!」と思っていましたが、今は正直、「どの民族にもいい人悪い人、残酷なことをする人やさしい人、 自分に合う人合わない人がいる!」という結論に達しています。韓国人だから、「嫌い!」とは思いません。ただ、韓国人の動作、行動、思考に対して「なんで?」と思ったことはたくさんあります。たとえば、友達とか「チング!」と言って、男子同士女子同士よく手を握りあったり、同じ布団で寝たりすること。これはホモやレズじゃない、ノーマルな人たちがする愛情表現です。人にぶつかってきてよけないのが韓国人。人にぶつかりそうになって「すいません」といってよけるのが日本人。隣の国で、同じ構造のかなり似た言語(だと思います)を使うにも関わらず、性格は全然違います。また、個人のパーソナルスペースが狭いのが韓国人。友人たち、知り合いたちとすごくいちゃいちゃするし、飲みに行ったら最後までついていかないと駄目。反対に、個人のパーソナルスペースを広く保ち、めったと相手に触れ合うことが少ない、日本人。おしゃべりなどはするけれど、手を握りあったりはめったに?ほとんどしないのが普通。飲み会に行っても、一次会、二次会、三次会とあったら自分の都合で抜けていいのが日本流。「最後までいかないのか?おまえは付き合いが悪い!」と言われることはあっても、それでトラブルになることは日本ではほとんどありません。韓国では、やたらと「ウリ(私達の)」と言う言葉を使い、自分たちの仲間を「ウリ」、自分たちの国を「ウリ」・・・「国」を韓国語でなんて言うか忘れた「ウリ」になったら、「自分のものは相手のもの」「相手のものは自分のもの」という意識が強くなり、相手の部屋に泊まったりすることも簡単にするし、出来るし、あまり拒否されないし、相手のクローゼット、冷蔵庫、手帳、財布の中身など見るのもOK!と、この本には書いてありました。確かに、財布までは見られなかったけど(たぶん)、クローゼットや冷蔵庫など勝手に開けられたことはありますね。手帳も確か、かなり見られた覚えがあります(苦笑)もちろん「ウリ」になってるので、「何の許可も得ず!」というのが普通なのが、彼らの感覚です。また、家族を紹介しあうのも、彼らの特徴でもあります。家族を紹介してもらってないのは、友達なのに、「ウリ」じゃない!と思う、韓国人は多いようです。正直なところ、私はアダルトチルドレンでもあったので、親にスキンシップをあまりしてもらってなかったので、韓国人の友達がいきなり、歩いてて、手を握ってきたときにはびっくりしました。そして、その手をどうしたらいいのか悩みました「韓国では友達はこうやって、手をつなぐのが普通よ!」と言われて、ひとまず納得したものの、なかなかなじめない習慣の一つです。あと、「ウリ」になったら、「なんでも思っていることを言う」たとえ、それが議論や喧嘩のようになっても!というのが韓国人。かなり日本人的でないと思っていた私でしたが、流石に、毎回、「議論議論!」みたいになったり、「けんか腰か?」と思われるような言われ方をすると、距離を置きたくなりました。そういう話をしても、次にあったときはからっとしているのが韓国人なのです。そういう話になったら、「もう友達ではいられない(><)」と思って敬遠するのが日本人ですね・・・典型的な(苦笑)。このあたりで、韓流や美容などで、韓国に興味を持った人が、韓国人を好きになるか、「あぁ、韓国人にはついていけない(><)」と思うか、別れるところのようです。在日韓国人が、日本名(通称名であることが多い)で生活し、日本人のようにふるまっているのに、性格は、バリバリ韓国人!と言う人が結構います。一人になるのを嫌がり、友達と群れ、必ずどこへ行くのも友達と一緒。一人で行動したり、一人でレストランに入ったりするような韓国人は、「あの人うつ病かな?自殺考えてるのかな?」と見られても仕方がないようです。もちろん、とても愛情が豊かで、市場のおばちゃんとかも親しくやさしいし、美に関する意識が多分、世界NO1なのは、韓国でしょうね?そして、「美人は美徳」「ブスは罪」「ブスですいません」<ブス本人が思い、言う。と言うのも韓国人です。だから、美容整形する人が普通にいるのが韓国人なのです。大学入学祝に「美容整形代」を出してもらうのが韓国人なのです。日本に興味を持つ韓国人が、「どうして男の人は格好いい人とかたくさんいるのに、 女はブスが多いのか? どうして、ブスのままで日本人はいいのか?」と疑問に思うそうです。日本人が、外見も見るけれど、それ以上に内面や一緒にいて落ち着ける相手であることを求めたりする・・・という性質はなかなか理解しがたいようです。<韓国人には・・・この本を読んで、かなり韓国人についてわかり、溜飲が下がった部分がたくさんありました。そして、どんな人とでも(国籍、民族問わず)友達になることを「いつもウェルカム状態」だった私に、受け入れるのが苦痛なら、「嫌だったら、はっきり言ってもいいんだ!」と思わせてくれたのもこの本です。韓国でも大ぴらに「反日」を掲げる人がいるように、「嫌韓」を叫ぶ日本人も少なからずいます。私は「嫌韓」ではありませんが、自分のことを貶めるようなことを言われるのを、ただ黙って聞いている日本人ではありません。言われたら、言い返します。会いたくない人とは会いません。自分の意見、価値観ばかりを押し付け、「私のことを心が狭い!」となじる人!そんな自分はどうですか?あなたこそ、こころが狭くないですか?日本では「親しき仲にも礼儀あり」です。この言葉は私はとても好きです。韓国では、「親しくなったら相手の中に踏み込んでいい」というのが、普通のようです。私は、必要以上に接近されるのも、一方的に批判されるのも、親しくなればなるほどきつい言葉を投げかけられるのも、はっきり言って嫌です。自分を大事にしたいのです。相手も尊重する代わりに、自分も尊重してくれる人間関係が私にとっては居心地がいいです。「私から貰うものだけ貰っておいて、さようなら!」する人、「私から貰ったもので、自分の気に入ったものにだけお礼を言う人」正直、気分悪いです。そんな人は韓国人のみならず、日本人でもたくさんいます。他の国の人でもたくさんいます。そんな人が私の前から去っていっても、私は「嬉しい」だけです。出来れば、そのような人となら、もうお近づきになりたくありません。いつも心に天使を育てていけたらいいけれど、「自分を尊重して初めて、他人も尊重することができる」ことを知った私は、「誰とでも仲良く!」という昔の日本の標語のような「良い子ぶりっこ」とはさよならです!私を「うつ病だから・・・」という理由で、距離を置く人をたくさん見てきました。それはそれで仕方がないです。けれど、それ以外のところで私のことを気に入ってくれる人もいます。私は病気かもしれませんが、心が完全に蝕まれているわけではないのです。被害妄想が強い時はあるかもしれませんが、安定しているとき(最近はそういう日が多くなりました)は、かなり普通に付き合える人間だと思っています。それでも、「私と距離を置きたい人」はおいていただいて結構です私は、家族もいるし、仲の良い友達もいるし、味方がたくさんいます。そして、私自身を助けてくれる私の趣味たち!があります。私は弱いところもあるけれど、何か理不尽なことをされたり言われたりしても、ちょっとやそっとでは折れないし崩れません。いつも傍にいて、私をいたわり助けてくれる、主人、娘に感謝です。あなたたちのおかげで、私は「人間性の尊重」ができるようになりました。「うつ病で自分を否定してしまっている人」「人の心ない言葉で傷ついている人」たくさんおられることと思います。他人が自分を否定したとしても、それは絶対じゃないんです!あなたには必ず、味方がいます。もし、誰もいない!って人がいたら、自分の心を開いて、そういう人をつくる努力を少しでもいいからしてみてください!私だけが、優しい主人や子供に恵まれているわけではないのです。私も、いつも主人や子供に愛情をたっぷりかけているのです。そこのところを、このブログを読む皆さんにわかっていただけたら嬉しいと思います。結局は、民族や国民というだけではない、「相手への思いやり」や「やさしさ」、「相手を尊重する気持ち」「労わる気持ち」があるかないかが、人間関係をよくも悪くもすると思っています。