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カテゴリ:おひさま
連続テレビ小説「おひさま」|NHKオンライン
NHK 長野放送局 連続テレビ小説 「おひさま」 16日金曜の回 昼間の百白花のテラス。 陽子は椅子に座ってはがきを読んでいる。 和成が岐阜へ行ってから何日かして、和成からはがきが届いたそうだ。 はがきには茂森が亡くなった事、和成は茂森の臨終に間に合った事、2人で話ができた事が書かれていたそうだ。 はがきの内容は(カッコは見えないので推測) 「多治見へは予定通りに、無事(着きました・到着しました)。 (私・僕)が着いた翌日の夕方に、残念(ながら)茂森君は亡くなられました。 短い時間でしたが、最後に二人で語り合う(ことができ)、彼もたいへん喜んでくれました。 來てほんとうによかったと思って(います)。 諸々落ち着くまで、 しばらくこちらにいようと思います。 心配はありません。また連絡いた(します)」 入り口の外でシャボン玉を飛ばす日向子、その日向子を絵に描いている杏子。 杏子は絵を描きながら陽子の様子を窺う。 はがきの最後にすぐには帰ってこない事が書かれていて、陽子は少し怒ったような様子で空を見上げる。 調理場。 テラスに座る陽子を見ながら仕事をする徳子と道夫。 徳子が和成が悪い、と話すと、道夫も徳子に同調する。 道夫は少し考えて何かを想像して何かを言おうとするが、「まあ、ねえだろうなあ」などと言いながら口には出しづらい様子。 徳子が「何?何?」と聞くと、道夫は戦友の残された奥さんを放っておけないとかそういう事になって、と言って「何かまずいな」という顔つき。 徳子が「何それ!」とムッとした顔で言うと、道夫は俺に怒ってもしょうがない、と答え、徳子はムッとした様子で雑巾を台の上に軽く叩きつけるように置いてため息をつくと、柄の短い和箒で台の上の掃除を始める。 道夫があいつ(和成)は真面目だから余計に心配なのだ、と言って俺の言ってる事がわかるだろう、と徳子に聞くと、徳子はわかる、と言って同じ事を考えていた、と話す。 徳子が(大きくため息をついて)どうしたらいいのか、と言うと、道夫もわからない、と返事し、2人でテラスにいる陽子の方を心配そうに見る。 テラスに座る陽子は空を見上げながらため息をつく。 杏子と日向子が心配そうに見つめていると、陽子は2人に見られている事に気づく。 陽子は2人に微笑むが、日向子はお腹が痛いのか、と尋ねる。 陽子は笑い、(陽子が)日向子みたいにおやきを食べ過ぎたりしない、と返事をし、日向子は「え~」と言って横を向く。 陽子が杏子に「絵を見せて」と言うと、杏子はスケッチブックに描かれた「シャボン玉を飛ばす日向子」の絵を見せる。 絵は非常に上手く描かれていて、陽子が杏子の絵は優しくて大好きだ、と笑顔で褒めると、杏子も笑顔で礼を言う。 陽子が杏子にいっぱい描いてもらってうれしいね、と日向子に声をかけると、日向子も「うん」と頷いて満足そう。 陽子は杏子に声をかけるが、すぐにハッとして「まだ内緒」と伝える。 杏子は陽子を問い詰めるが、陽子は微笑んだまま言わない。 調理場。 徳子と道夫は一緒に大きなため息。 足音が聞こえて陽子がやってきたとわかると、徳子と道夫は慌てて少し離れて仕事をする。 陽子はどうしたのか尋ねるが、徳子は「別に(何でもない)」と言って道夫に声をかけ、道夫も頷き、2人はとぼける。 陽子は2人を見て「何かあるな」という表情だったが、そこへ郵便配達員がやってきて声をかけてくる。 陽子が調理場から出ると郵便配達員は陽子に郵便物を渡し、「庭にいるお嬢さん2人、かわいいね。」と言って、娘2人なのか、と陽子に尋ねる。 陽子が「うちの2人娘です。かわいいでしょ」と笑顔で話すと、郵便配達員も「本当にねえ。」と言って挨拶して立ち去る。 陽子ははがきを確認すると急にうれしそうな様子になる。 徳子が和成からか、と尋ねると、陽子は違う、と言って、和成からは来たばかりだ、と微笑む。 徳子が調理場から出てきて誰からだ、と尋ねると、陽子は「例の、杏子ちゃんの」と言い、徳子もすぐに理解すると「大丈夫だって?」と陽子に聞く。 陽子が「はい」と返事すると徳子は手を叩いて喜ぶ。 杏子が「何かあったの?」という様子で静かに入ってくると、陽子と徳子も杏子に気づいて微笑み、陽子は「ちょうど良かった」と言って徳子とともに杏子のところへ。 陽子は(今届いたはがきは)松本の画家からのはがきで、杏子の絵の勉強を見てくれるというお手紙だ、と言ってはがきを杏子に渡す。 杏子が驚きながらはがきを読んでいると、陽子は「良かったねえ。頑張ってね。」と笑顔で声をかける。 驚きと嬉しさで何も言えない、という様子の杏子に徳子はどうしたのか尋ねると、杏子は「だって・・・だって私は、いられるだけで、それだけでも・・・。」と感激した様子で話す。 陽子は「何を言ってるの!勉強しなきゃダメよ。」と声をかけ、徳子も陽子に同調して「いい絵描きさんになるんだよ。」と声をかけて応援する。 杏子は感激していて胸がいっぱいの様子。 (回想シーン) 東京に帰る直前に丸庵に遊びに来た国民学校の生徒時代の杏子、妹の千津子。 杏子は笑顔で「できました。」と言って、陽子、和成をモデルにした絵を陽子と和成に見せる。 和成は驚いて感心をし、陽子は杏子の絵が好きだ、と言って2人は微笑む。 杏子は本の挿絵を陽子に見せ、こういうのを描く人になりたい、なれるかな?と話し、陽子はきっとなれる、と応援する。 (回想シーン終わり) 陽子は杏子を見て微笑んでいると、「あっ!」と言って何かを思い出し、台の上に置かれたケースを取りに行く。 陽子は(杏子が)通う所が決まったら渡そうと和成が松本で買ってきたものだ、と話してケースを開けて見せる。 ケースの中身は12色の絵の具、何本もの筆、パレットなどが入っている本格的な画材道具一式。 絵を習うのに必要だ、と言って陽子が杏子に画材道具入りのケースをプレゼントすると、杏子はとても感激した様子でケースを抱きしめる。 陽子が杏子を抱きしめると、杏子はうれし泣き。 日向子がやってきて杏子にお腹が痛いのか、と尋ねると、陽子と杏子は少し驚き、陽子は人が泣くのは日向子みたいに食べ過ぎてお腹が痛い時だけではない、と優しく教える。 日向子が「え~」と言っていると、徳子は大人になるといろいろあるのだ、と教える。 日向子がわかったような風に「そうだよね~」と返事するので、陽子と徳子は笑う。 夜2階の部屋。 眠れず何度も寝返りをうつ陽子。 陽子は眠れないので起き上がり、杏子と日向子の方を見る。 杏子は枕元に画材道具入りのケースを置き、絵の具を握り締めて眠っている。 ぐっすりと眠っている2人を見た陽子は微笑んだ後、立ち上がる。 調理場。 陽子が一人でこね鉢でそば粉をこねている。 和成の声で「そうそう。」と聞こえ、陽子はいつも和成が立って陽子を指導していた方を見る。 (回想・想像シーン) 和成は段々に西洋梨の形になるように転がすんだ、と教える。 (回想・想像シーン終わり) 陽子は再びこね鉢の方を向きそば粉をこねる。 和成の声で「長細くなりすぎないように気をつけて」と声がする。 陽子は黙々とそば粉をこねている(前より上達しているようだ)。 昼の百白花。 陽子が入り口近くの大きなテーブル席の中年夫婦と思われる男女の所へかけそば、山菜そばを運ぶ。 陽子はテラス席へ行き、空になった器2つを持って調理場へ戻る。 夜。 陽子の授業。杏子、惠子、ハナが参加していて日向子も一緒に座っている。 陽子がアルファベット(英単語)の書かれたボードを持って指をさし、生徒達は陽子が指差したところのアルファベットを発音している。 陽子は3人に「よくできました」と笑顔で声をかける。 朝、庭。 金だらいに洗濯物を入れ、洗濯板でごしごしと洗う陽子。 濡れたデッキブラシでテラス席の床をきれいにする陽子。 陽子はとにかく働いたそうで、和成の事を考えないように一生懸命働いたそうだ。 夕方、店で注文票を見ながら帳簿をつける陽子。 夜、陽子の授業。 陽子の持つボードには 「This is a pen. This is my pen. That is a book. That is your book.」 と書かれていて、陽子は英文を読んで意味を生徒達に教える。 生徒達も楽しそうに授業を受けていると、陽子はハナを指名して同じようにやってみて、と声をかける。 ハナが自信なさそうにするので、陽子は間違ってもいいから、と声をかける。 ハナが陽子と同じように英文を読むと、陽子はハナを褒め、次に惠子を指名する。 朝、庭で水撒きをする陽子。 和成からはあのはがき以来、何の連絡もなかったそうだ。 店。 陽子がどんぶりをさげて調理場へ戻ってくると、道夫が作ったてんぷらそばを徳子がお盆に乗せて陽子に渡す。 陽子はてんぷらそばを持って客席へ向かう。 夜、調理場。 陽子はこの日も一人でこね鉢を使ってそば粉をこねる練習。 陽子は作業手順を声に出しながらそば粉をこねる。 入り口近くの大きなテーブル席で朝食を食べる陽子、徳子、道夫、杏子、日向子(ご飯、味噌汁、焼き魚におひたしか何か。漬物もある) 和成の席は空いている。 徳子と道夫は陽子の方を見たりしながら食べていて、陽子の様子が気になっている様子。 陽子は杏子に声をかけ、「今日からだねえ。緊張する?」と聞く。 今日から松本の画家の所に通う事になった杏子は朝から緊張してお腹が痛い、と返事し、周りは笑う。 日向子がお腹が痛いのか、と杏子に聞くので、杏子はひなちゃんみたいに食べすぎではない、と返事。 日向子は大きな声で「え~」と言うので、皆で笑う。 外。 杏子が画材道具の入ったケース、スケッチブックを持ち、家族に挨拶する。 家族が杏子に声をかけると、日向子「お姉ちゃん、頑張ってね」と声をかける。 杏子は急にピシッとして「あ、はい。頑張ります。」と日向子に言い、皆楽しそうに笑う。 杏子が出発し、笑顔で見送る陽子、徳子、道夫。 道夫が「さあ、頑張るか!」と声をかけ、徳子と道夫は店の中に戻っていくが、陽子は空を見上げてため息をつく。 店。 まだ客がいない時間帯。 郵便配達員がやってきて陽子に郵便物を渡す。 郵便物を受け取った陽子が確認すると陽子は驚き、調理場にいる徳子、道夫の方を見る。 徳子が和成からか、と尋ねると、陽子は頷く。 陽子の表情からは不安が見え隠れする。 さあさあ、大変です。 和成が帰ってきません! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011.09.17 19:45:26
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