インターネット情報によると世界中の食料を生産する農業大国アメリカで、昨年来ミツバチの大量失踪が頻繁に起こっているという。CCD(群れ崩壊症候群)と名づけられ、アメリカのミツバチの半分近くが姿を消したとも。CCDには特徴があり、まず働き蜂がいなくなる。そうすると残された女王蜂や幼虫も死んでしまい、巣があっという間に全滅してしまうとのこと。さらに、方向感覚に優れたミツバチが巣に戻ってこないことや、死骸がほとんど見つからないことも共通する特徴。アメリカ連邦議会では異例の公聴会が開かれ、直ちに特別調査チームが編成され、原因究明に乗り出しているという。調査チームによると、畑にまかれる殺虫剤などの農薬や、干ばつ、寄生虫のダニ、遺伝子組み換え作物、有害作物、巣箱の長距離移動にともなうストレス、地球の温暖化などが複合して原因となっているという見解もでており、今のところ不明と。また、死骸が見つからないのは、ウイルスに感染したミツバチが仲間を守るために巣を離れたためとも、失踪に見合う死骸がミツバチの行動圏で発見できないので、帰巣できないのか死んだのかも分らないのだと。さらにスイス、イギリス、スペインなど欧州各国でもCCDが発生しているいう。
ドイツの大学研究チームは、携帯電話の電磁波がミツバチの方向感覚を狂わせて、最大70%のミツバチが巣箱に戻らなかったと報告している。携帯電話の電磁波の影 響による可能性が示されたのは初めてだが、研究は限定的で、携帯電話を大量に使用しているカナダや日本では、まだCCDが確認されていないことも事実とのこと。
いずれにせよ働きバチの集団失踪事件、原因はストレスによる職場放棄か、携帯電話の電磁波か、それとも・・・・・??まだわからない。よく聞かれるのが、携帯電話の他に高圧線の電磁波も人間の体にもよくないとも。我が家から50m程度の上空を高圧線が走っているのも事実。いずれにせよ自然の摂理が狂い始めているのは確かなようだ。3月からは我が農園での携帯電話の使用を禁止にすべきか思案中である。