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カテゴリ:花
「ニューヨークランプミュージアム&フラワーガーデン」には入園しなかったので、急遽、
これに変わる場所をスマホで検索。 そして、伊東市荻にある「伊東温泉七福神」のひとつである曹洞宗寺院の「林泉寺」の 境内にある藤棚が県内有数の藤の名所として知られいることを知る。 1970年に静岡県の天然記念物にも指定された、樹齢200年超の藤の大木が2株あるとのことで、 この寺をこの日の最後に訪ねることとする。 「アンティークショップ さくらさくら」を後にして、国道135号線に戻り北上する。 途中左にあったのが「いろり水産」。 「伊豆のお土産といえば海産物、当店では干物は常に10種類以上揃えてあります。 日本一の水揚げを誇る伊豆の金目鯛はもちろん、 伊勢えび、あわび、さざえ、お酒がとまらない塩辛など、海の幸が盛りだくさん。 その他にも伊豆特産の『ぐり茶』、『わさび漬け』なども取りそろえております。 駐車場は小型車30台完備、大型バスも20駐車できます。 生干しのイカの看板が目印!伊豆に来たら、ぜひ、お立ち寄り下さい。」とHPから。 ![]() 途中「梅ノ木平」交差点を左に進みし、「一碧湖」方向に進む。 「一碧湖」湖畔につきあたり右に進み、ナビに従いこの先を左折して進む。 ![]() そして静岡県道351号線に合流し進むと、右手にあったのが目的地の「林泉寺」。 境内の「駐車場」に車を駐め、「林泉寺」の散策開始。 境内入口から寺号標石「林泉禪寺」そして「藤棚」を見る。 ![]() 寺号標石「林泉禅寺」に近づいて。 その隣に「静岡県指定 天然記念物 林泉寺のフジ 伊東市・萩」案内柱 ![]() 寺号標石「林泉禅寺」の隣に「南無阿弥陀佛」碑。 ![]() 境内そして本堂を見る。 「伊東温泉七福神」のひとつである曹洞宗寺院の「水東山 林泉寺」の境内にある藤棚。 県内有数の藤の名所として知られ、1970年に静岡県の天然記念物にも指定された、樹齢200 年超の藤の大木。境内参道の左側と本堂入口の2株が見えた。
![]() 大きな藤棚の前に。 ![]() 花房が長いものでは150cm近くにも及び、貫禄ある美しさ。 ![]() 藤棚を見上げて。紫の世界に暫し閉じ込められているが如し。 ![]() 先端の開花はこれからの房も。 ![]() 「県指定天然記念物 林泉寺のフジ 林泉寺は、約500年前に建立され、薬師如来像、日光月光菩薩を御本尊とし、今から約300年前に 信者がフジを寄贈しました。花の長さは最高1m50cmにものび、平均90cmの紫色のフジが咲き 乱れます。 目通り1m55cm 枝張広さ30cm 指定 昭和45年6月2日 伊東市教育委員会」![]() 本堂への参道側に廻り込むと「六地蔵」が。 すべての生き物は6種類の世界(地獄道、餓鬼道、畜生道、修羅道、人間道、天道)で 生まれ変わりを繰り返すとされていて、そのすべての世界で苦しむ人々を救ってくれると 言わている六体並んだお地蔵様を「六地蔵」と呼んでいる。 赤いよだれかけと頭巾を付けているこの地蔵様。 地蔵様は子供を守る神様として信仰される事も多く、自分の子供が元気に育つようにと、 よだれかけや丸い頭にかぶせる頭巾を奉納するのだと。 ではなぜ赤いものを付けているのか?赤という色は、清く正しい正直な色と信じられており、 魔よけの意味もあり、赤ちゃんやお地蔵様に赤いものを着せる風習があるのだと。 よく知られている長寿のお祝いの一つである還暦でも赤いものを身につけるが、これは干支が 一巡りして赤子に還るという意味で、地蔵様や赤ちゃんが赤いものを身につけるのと同様の 意味で贈られているのだと。 ![]() 持ち物、地蔵名については諸説あるようであるが 左から「宝珠(ほうじゅ)」を持つ「持地(じじ)地蔵」:「修羅道」を救う。 ![]() 「幢幡(どうばん)」を持つ「宝印地蔵」:「畜生道」を救う。 ![]() 「経巻(きょうかん/お経を記した巻物)」を持つ「日光地蔵」:「天道」を救う。 ![]() 「合掌印」の「除蓋障地蔵(じょがいしょう)」:「人間道」を救う ![]() 「左手に宝珠 右手に錫杖」を持つ「壇陀地蔵」:「地獄道」を救う。 ![]() 「柄香炉(えこうろ)」を持つ「宝珠地蔵」:「餓鬼道」を救う。 ![]() 場所を移動して。藤棚は鉄骨製。 ![]() 振り返って。 ![]() そして本堂前には、もう1本の藤の樹が。 ![]() 藤棚の手前には、酒を飲みながら語り合う赤い頭巾の羅漢像の姿が。 ![]() 瓢箪から「まあ、一杯」とばかり酒を注いでいる羅漢像(左)。 瓢箪には泉の文字が確認できたが。 ![]() 盃(さかづき)で酒を受けるホロ酔い気分?の羅漢像(右)。 この二人の羅漢像と酒を酌み交わしたいと思ったのであった。 ![]() 仲良く語り合う羅漢像の姿も。 この姿を見ているのは心温まる時間であったのだ。 ![]() 本堂手前の藤棚の下へ。 ![]() 藤棚の奥に「本堂」の姿が。 ![]() 藤棚を見上げて。 こちらはパイプ棚。 ![]() 歴史を感じさせる見事な太さの幹。右側は1711年に植えられた樹齢300年あまりと。 ひだりにももう1本。よって合計3本の林泉寺の藤。 ![]() こちらの花房も150cm以上か。 ![]() ここにも六地蔵が。 ![]() 藤棚越しに本堂の姿が。 ![]() ズームして。 ![]() 本堂の正面から。 山号を「水東山」と称する「伊東温泉七福神」のひとつで、草創期を1545年の覚隣により 真言宗より回収された時とする曹洞宗寺院。本堂には、御本尊である釈迦如来像をはじめ、 幸福・財産・長寿の三徳を兼ね備えた福禄寿の他、江戸時代の1802年に当地に移ってきた際に 安置された薬師如来像と月光菩薩像、一刀彫りの三十三体観世音菩薩像がある。 毎年5月8日には、三十三観音大祭が執り行われる。 ![]() 見事な彫刻。 ![]() 扁額「林泉寺」。道元禅師の文字も。 ![]() 「藤の花志納 ひと口500円 玄関にて 2口より林泉寺特製オリジナル和ろうそくをプレゼント」と。 ![]() 内陣。圧倒されるような黄金の天蓋(てんがい)が。 ![]() ズームして。 ![]() 御本尊の釈迦如来像。 ![]() 更にズームして。 比較的新しそうな本尊であったが。 ![]() 斜めから。 ![]() 本堂前、左側にある池のある日本庭園。 ![]() 本堂前から藤棚を見る。 ![]() 緑と紫の競演。 ![]() ・・・もどる・・・ ・・・つづく・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2023.05.18 15:35:22
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