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テーマ:気になる用語集(328)
カテゴリ:気になる用語
3月末、フランスのサルコジ大統領が同国の原子力企業「アレバ」社のCEOを同行して来日した際に、菅直人首相はもみ手をしながら歓迎し、“原発をよろしく”と勝手なトップセールスをやった。
その結果がこうだ。経産省幹部が明かす。 「フランス側から提示されている処理費用はとんでもない金額だ。なんと汚染水処理2 件に1トンあたり2億円もかかるという。最終的に汚染水は20万トンに達すると見られているので、それだけで40兆円。東電どころか日本が破綻してしまう」。 国民には負担を押しつけ、外国には土下座する菅政権の典型的失敗だ。汚染水処理2 件など国内企業でもできる。すぐにアレバには去ってもらっても構わないはずだが、きっと菅政権はその“言い値”に近い額を払うだろう。 ※週刊ポスト2011年6月3日号 《NEWSポストセブン》 ------------------ アレバ社製品の20倍の能力!放射線汚染水処理粉末の開発-金沢大学、太田教授が実験成果を確認 2011年5月22日、アレバ社製、放射性物質除去装置の20倍という能力を持つ、放射線汚染水処理粉末の開発に成功したとの報道があった。 開発したのは金沢大学の太田富久教授とクマケン工業の共同研究チーム。現段階では研究段階の実験成果であるが、実用化に成功すれば、毎時1000トンの放射線汚染水の処理が可能になる。 太田教授の研究チームが開発した粉末は、ゼオライトという吸着剤や金属凝集作用のある化学物質を組み合わせたものである。汚染土壌用の浄化剤をベースとしたもので、水中の放射性物質を取り込み沈殿する。 放射性ではないヨウ素、セシウム、ストロンチウムを使い実験。1~10PPMの水溶液で確認したところ、はぼ100%の除去が可能であることが分かった。放射性物質の場合であっても、その効果には変わりはないという。 既に、同教授らは、大規模処理システムの設計を完了。政府、東京電力に対し提案を行っていくとしている。しかし、福島第一原発事故の現場では既にアレバ社の装置による放射線物質除去装置の設置作業は開始しており、6月中の稼働を目指している状況である。 この粉末は素晴らしいものかもしれないが、今の状況では将来の20倍よりも、20分の1でも確実に稼働できるもので対処せざるを得ないであろう。実験室の結果と現実の運用結果が大きく異なるなどということは、いくらでも実例を挙げることができる しかし、この放射線汚染水処理粉末の効果が実用段階でも実証されば、海洋放射線汚染に対する切り札になる可能性はあるのではないだろうか。 《IBTimes》 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年05月26日 18時52分48秒
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