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2006.05.06
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 5日の産経新聞の「主張」(社説)は「こどもの日 孤は徳ならず道しるべに」という題で、題を見ただけでは何が言いたいのかさっぱりわからず、読んでみたのだがやはりわからない。
 家や家族が崩壊してきている、ということを憂えているのはわかるのだが、「孤は徳ならず」が出てこない。人間は一人では生きられないのだから、家族を大事にしろ、ということが述べられた後、最後の最後になってやっと、

 「徳は孤ならず、必ず隣あり」と論語にいう。逆もまた真だ。「孤は徳ならず」。こどもの日を機に、それを社会共有の道しるべとしたい。

という文章が出てきた。
 「論語」には確かに、「徳は孤ならず、必ず隣あり」(徳不孤必有隣)とある。「徳は孤立しない、必ず同調者がいる」という意味だ。「徳」には、「道徳」「人徳」のような小さなものから、天下国家を治めるものに要求される徳も含まれる。また、「隣」は家族のことではない。
 それなのに、「逆もまた真」とはどういうことだ。
 「孤は徳ならず」では、「孤立したものには徳はない」という意味になるのだろうが、そのことと家族と、どういう関係があるのか理解できない。
 もともと家族とは何の関係もないものを持ち出して、「逆もまた真」だから家族を大切にしろ、と言われても困る。

 そもそも、「こどもの日」という日本の祝日について語るのに、わざわざ中国の古典を持ち出すのか、それも理解できない。
 よほど中国コンプレックスのある論説委員がいるのだろう。

 なお、「論語」にはほかに「六尺之孤」という語があった。(「泰伯」)。こちらは、「よるべのない幼君」という意味である。



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Last updated  2006.05.06 17:11:35
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