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カテゴリ:小説/物語
それ以来あまりに毎日やってくるまーちゃんの家庭事情をI先輩のお母さんが探ったこと。
まーちゃんの母親は10代にして彼を出産した後、育児をほとんどせずに遊び呆けていること。 そんな中、祖母がまーちゃんを育てていたが昨年亡くなったこと。 それでも遊び呆ける母親に意見をしようと先輩のお母さんが考えたこと。 話の内容をまーちゃんに聞かせたくないので、その日は誰かに連れ出してもらう作戦を立てたこと。 その役に私が選ばれたこと。 だいたい察しがついていたこともあったが、もちろん初耳のことも多かった。 特に先輩宅に近所の子供たちが自然に集うようになった訳に納得することができた。 私は駄菓子屋のおばちゃんにいろいろ話をしてくれたことにお礼を言った。 そして「そろそろまーちゃんを連れていきます。」と言う私に、おばちゃんは「まあそのコーヒーゆっくり飲みなさい。そんであと5分ほど待っとき。」と言って店に戻っていった。 しばらくすると、おばちゃんが店から出てきて「ええで!あの子連れていったげや。」と一言。 I先輩の家に電話をして様子を伺ってくれたのだ。 私は再びお礼を言って、まーちゃんを連れて再び歩き出した。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018.01.28 01:28:44
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