日本酒「嘉美心 冬の月 あらばしり 特別純米袋取り無濾過しぼりたて生酒」
冬の月。このブログでも紹介しています。この冬の月には「あらばしり」もあります。あらばしりとは、醪から最初にでてくるちょっと白く濁ったお酒です。詳しくは日本酒用語集をみてくださいね。取れたての新米をふんだん使って、嘉美心独自の手法で米の旨味を最大限に引き出すそうです。醪に極力圧力を加えない搾り方で、米の持つ柔らかさを、そのまま旨味にしているそうです。・日本酒度:-3前後・アルコール度:16%台・酸度:1.5前後・使用酵母:岡山白桃酵母・原料米:岡山県産「日本晴」・精米歩合:58%・粕歩合:30~40% 冬の月の荒走りは初体験。あらばしりらしくうすにごりです。にごりは、甘めで濃厚な味わいが多いのですが、その例に沿うように、通常の「冬の月」と比べて、これも少し甘めの味わいに感じます。でも味わいは凄くうまい。口あたりは優しいモノながら、含んでいたらものすごく柔らかいけどコクのある旨みが伝わります。旨みばっちりです。この米の旨みというか甘みが、ほんのりの酸味に押し出される様です。でも、濃厚で甘口ながらしつこくない爽やかさです。するっと落ちるような喉越しは、爽快感さえ感じます。キレもよく、すっごい時間差で、後味に日本酒の旨みがわき上がる感じ。技がここに集まっています。文句なし★★★★★/★★★★★