皇居東御苑 平成二十四年 初夏 紫陽花 花菖蒲
皇居東御苑に行ってきました。本丸広場の前の休憩所に白い桔梗が咲いていました。夏から秋にかけて、この白い桔梗をいつも見ている気がします。まだタンポポが咲いていました。貴重なタンポポです。名前がわからない花ですが、小さくて少し蛍光色できれいな花です。バラ園には、まだ少しバラが咲いていました。これはイザヨイバラ。モンシロチョウが葉っぱにとまっていました。蝶は割りと飛んでいたと思います。コウシンバラにハナムグリがいました。不恰好な姿がかわいいです。園内のあちこちに紫陽花が咲いていました。満開の紫陽花も良いですが、こういう咲き始めの紫陽花もかなり好きです。近付いて撮ってみました。色彩の美しさ、そして幾何学的な美しさがあると思います。バラ園の裏の丘にたくさんの紫陽花が咲いていました。上から垂れ下がった紫陽花がありました。葡萄のようで、面白く、また不思議な雰囲気でした。毎年この紫陽花は見たいと思いました。まだ色付いていない紫陽花も初々しくて好きです。なぜかこういう咲き始めの紫陽花に惹かれます。赤紫で蛍光色の小さな花が咲いていました。名前はわかりませんが、これも実にきれいな花でした。キンシバイという花が咲いていました。この時期は紫系の花が多いので、こういう黄色の花は色彩感覚をリフレッシュしてくれます。梅の実がなっていました。ほんのりと梅の実の香りが広がっていました。この香りは夏を感じさせてくれます。風のせいか、熟れて自然に落ちたのかわかりませんが、枝に半分あり、地面に半分落ちていた感じでした。オカトラノオという花が咲いていました。“虎の尾”の形なのでしょうか。いままで気にしたことの無い花ですが、なかなか独特の形で面白い花です。紫陽花と共にお目当てだった花菖蒲が満開で、丁度良い見頃でした。花菖蒲のほとりのベンチが空いた時に座りました。座ってのんびり眺める花菖蒲も良いものです。満開の花菖蒲、心地良いそよ風、飛び交うトンボたち。このまま時が止まってほしいと思いました。池の裏の丘も少し見ました。ここにも紫陽花があり、どちらかというと本丸広場の方よりも色がきれいな印象でした。桜などの木々の木陰にあるからでしょうか。秋の七草があるところには、桔梗だけが勢い良く咲いていました。こうして見ると、紫陽花、花菖蒲と同様に紫色なので、この時期に咲いていてもおかしくないという印象でした。皇居東御苑