図解 日本史 読了
読んでいた『図解 日本史』を読み終わりました。既に知っていたこと、忘れていたこと、知らなかったこと、いろいろありました。鶴岡八幡宮の大銀杏が倒れた時に、テレビで大銀杏の陰に公暁が隠れて待ち伏せしたということをやっていて、その後に鎌倉時代の章を読んだので、すごく丁度良いタイミングで大銀杏が倒れたと思いました。日本の美術は安土桃山時代から江戸時代初期のあたりが一番好きなので、日本の歴史ではその時代が一番興味あるのですが、この本には狩野派も千利休も琳派も出てきませんでした。やはり歴史というと、政治が中心で、文化的なものは載せる余裕が無いのでしょうか。大河ドラマで坂本龍馬をやっているので、幕末の章は興味深く読みました。幕末という時代がどいうものか大体わかったのですが、新撰組についての説明が無かったのが残念でした。日本による韓国や中国への侵略は太平洋戦争の時に数年だけかと思っていましたが、日清戦争から終戦のポツダム宣言を受諾するまでということを知りました。歴史というのは知っておかないといけないと思いました。戦後の日本国憲法は、どいうふうに作られたか、詳しいことを知りませんでしたが、戦後に日本が立案したものが戦前の大日本帝国憲法とほとんど変わらず、それをGHQが拒否し、最終的にGHQ案を元に作られたということでした。日本の民主主義、平和主義はGHQ(アメリカ)によって作られていたのですね。日本という国は、文字や文化から憲法まで、海外から入ってきたものによって作られているというのは、なんだか感慨深いです。一度読んだだけではすぐ忘れてしまうので、もう一度少しずつ読んでいこうと思います。一冊でわかるイラストでわかる 図解 日本史