テーマ:日本語遊び(242)
カテゴリ:日本GO
8月になった。8月といえば小学生は夏休み。夏休みといえば宿題。宿題といえば自由研究である。
と言う訳で、拙者も自由研究をやってみようかな。テーマは何にしよう? 拙者は理系の人間じゃけぇ、「日本語」をテーマにすんべ。(笑) さて、今日は日本語に関する自由研究の第1弾、ありがとうに対して返す言葉である。 ありがとうに対して返す言葉の定番はどういたしましてである。でも、天邪鬼な性格の拙者は、そんなありきたりな言葉はつまらないと感じてしまう。何か他に粋で格好良くて、周りが唸るような言葉は無いものかと、なんとなく思い始めたのが10年くらい前だっただろうか。 これまたつまらない課題なので、文献で調べるなんて事はしない。テレビを見ながら気長にボーッとした心持ちで探す事にした。報道番組や教養番組には、必ずその道の権威の先生が出てこられる。番組の最後、または、そのコーナーの最後には、これまた必ず司会者が権威の先生にお礼を申し上げる。お礼を言われた先生は、きっと何らかの言葉を返すはずだ。教養高い先生である。ここに拙者の求める粋で格好良くて、周りが唸るような言葉を求められると思った。 それから見てきた番組の数々、権威の先生のリアクションは、おおよそ次のような比率だったと思う。 会釈またはお辞儀が6~7割、ありがとうございましたが2~3割、失礼しましたが1割弱、定番のどういたしましてに至っては1割にも満たない。 1位の会釈またはお辞儀は、テレビというメディアに於いてはスマートだ。2位のありがとうございましたは、先生側も自分の研究テーマを取り上げてくれて有難い、または、自分の研究成果をマスメディアで広く伝えて貰って有難いというお気持ちの現れかもしれない。3位の失礼しましたは、謙遜のお気持ちから出てくる言葉だろう。 ありがとうに対して返す言葉は難しいのかもしれない。なかなか拙者の感覚にヒットする言葉に出会う事はなかった。 そうこうして数年の月日は流れ、ある教養番組(たしか日本の歴史に関する番組だったと思う)の最後に、権威の先生が仰った言葉が拙者の感覚にヒットした。 「先生、今日はありがとうございました」「至りませんで」 シンプル&スマート♪ 謙遜するお気持ちの後ろに高い教養を感じ取る事が出来る♪ 拙者の探し求めてきた言葉は、これだよと思った。 以来、拙者も真似してやろうと、その機会を虎視眈々と狙っているが・・・なかなかチャンスが訪れない。まあ、近所のスーパーのレジのおばちゃんにはありがとうございましたと言われるけれど、そこで使っても妙だしな。(苦笑) どちらかと言えば、有難がられるより、迷惑がられる・疎まれる・嫌われる側なので仕方ないか・・・┐( ̄へ ̄)┌ヤレヤレ 至りませんでを使ってみようと言う方は、こちらをポチッとどうぞ →→→→→ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年08月02日 22時39分49秒
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