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2013.01.04
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この年末年始も、残念ながら遭難が相次ぎました。

西穂高岳遭難、心肺停止の会社員をヘリで収容
岐阜県高山市の北アルプス・西穂高岳(2909メートル)で神奈川県藤沢市の山岳会のメンバー3人が遭難した事故で、岐阜県警は5日、現場の山頂南側付近(標高約2800メートル)で心肺停止状態となっていた同市鵠沼橘の会社員中西裕さん(50)をヘリコプターで収容した。
中西さんら3人は先月29日に入山し、31日に下山予定だったが、吹雪に見舞われたり衰弱したりして動けなくなったため、今月1日夕に県警に救助を要請。3日には心肺停止状態の中西さんを除く2人が県警山岳警備隊員とともに歩いて下山したが、現場は吹雪で視界が悪く、県警はヘリでの捜索を見合わせていた。

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心肺停止というのは、亡くなったが医師の正式な診断は受けていないということです。遭難現場は↓です。
2011/5/4 徳本峠から3
山頂が2909m、一番最初のピーク(写真中央やや左の一番低い小ピーク)である独標が2701mなので、その中間点付近なのでしょうね。独標から下なら、危険な場所はほぼないのですが、独標から先は夏場はともかく今の時期はかなりの危険を伴う場所です。冬型の気圧配置が強まっている時に突っ込む場所ではなかったような気もします。

※私は、無雪期は独標の一つ向こうのピークまで、冬は独標の50メートル手前までしか行ったことがありません、無雪期はいつか西穂山頂まで行きたい。でも、冬場は私には絶対不可能かな。


↑探したら冬季西穂登頂の動画がありました。どう考えたって、雪の時期に独標から先は私には無理。

西穂高からは目と鼻の先にある明神岳でも


明神岳で2人遭難

12月31日午後8時55分頃、松本市の北アルプス・明神岳(2931メートル)に登っていた愛知県の会社員男性(35)から「仲間2人が行方不明になった」と松本署に通報があった。
同署の発表によると、行方不明になっているのは、愛知県の会社員(34)と、名古屋の会社員(35)。
3人は、名古屋市の同じ山岳会のメンバー。
明神岳登頂を目指し、12月30日から4泊5日の予定で上高地からのルートで入山した。3人は標高2320メートル付近でテントに泊まり、同31日昼頃、2人が山頂へのルート確認に向かったが、夕方になってもテントに戻らなかったため、会社員男性が上高地の登山口まで引き返し、携帯電話で松本署に通報した。(以下略)

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別の報道によると、雪崩の跡があったそうです。もし巻き込まれたとすれば、残念ながら、もはや絶望でしょう。明神岳は、上高地をハイキングすると目立つ山ですが、一般登山道はありません。全部のルートがバリエーションルートです。
明神岳は、↓の中央手前の山です。(左奥が穂高連峰)
2011/5/4 下山中

そして
剱岳で4人と連絡取れず…遭難した可能性も
富山県警上市署は5日、北アルプス・剱岳(つるぎだけ)(2999メートル)に入山した東京都などの山岳会メンバー4人が、下山予定の3日を過ぎても下山せず、連絡も取れなくなっていると発表した。
同署は遭難した可能性もあるとみて捜索している。
発表によると、連絡が取れなくなっているのは、文京区の40歳代男性と清瀬市の30歳代女性、川崎市の30歳代男性、埼玉県富士見市の20歳代男性。5日午前8時から県警ヘリで捜索したが、同11時現在、発見できていない。
登山計画によると、4人は昨年12月30日に入山し、小窓尾根から剱岳登頂後、1月3日に下山予定だった。10日まで予備日を設定しており、食料や燃料などは準備しているとみられる。

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剱岳は、無雪期の一般ルートだって日本の一般ルート登山としては再難関と言われます。まして、今の時期、しかも一般ルートではない小窓尾根(まあ、この時期は一般ルートもバリエーションルートも同じようなものかも知れませんが)を登ろうというのだから、冬山のベテランが相応の危険を覚悟の上でのこととは思います。予備日があるので下山しないのは不思議ではないですが、日程より遅れる時点で関係者に何らかの連絡は入れるでしょうから、無線でも携帯でも連絡がつかないというのはかなり危険信号ですね。

剱岳小窓尾根の冬山の動画は、探したけれど5月の連休時期のものしかありませんでした。しかも無音声↓


ほかに、大天井岳と鳥海山でも一時遭難がありましたが、その後救助されたと報じられています。
これらの例は、いずれも明らかな危険地帯に、相応の経験を持つベテラン登山者が相応の装備で登ったけど遭難した(かも知れない)という、ある意味不可抗力の事例ですが、こちらは・・・・・・

革ジャン、チノパンで冬の富士山に登山「軽いノリで」
富士山で遭難し、3日深夜に標高約1870メートル地点で救助された埼玉県新座市の少年2人(ともに19歳)が、革ジャンや革靴などの軽装だったことが4日、明らかになった。2人は「軽いノリで登った」などと話している。年末年始にかけ、山での遭難事故が相次いでいることを受け、専門家からは警鐘を鳴らす声が上がった。
ひとつ間違えれば惨事につながっていてもおかしくない騒動だった。
静岡県警富士宮署によると、友人同士という会社員と無職の少年2人は3日午前、自宅のある新座市を車で出発。正午ごろに富士山の約1500メートル地点に到着し、閉鎖中の富士山スカイラインの入り口付近から入山した。
1人は革ジャン、チノパンにスニーカー姿。もう1人はダウンジャケット、ズボン、革靴という軽装で、雨具や懐中電灯、テントなどといった登山用装備は皆無。ザックも食料も持っていない「手ブラ状態」(捜査関係者)だった。
日も暮れた午後5時40分ごろ、迷子になった2人は携帯電話で消防に「道に迷った」と救助を要請。県警の山岳遭難救助隊が約6時間にわたって捜索した結果、午後11時45分ごろ、沢の近辺で動けなくなっている2人を発見、救助した。
見つかった地点は、宝永山南側付近の標高約1870メートル付近。救助当時、天候は荒れており、降雪に加え強風も吹いていたという。気温氷点下13度、積雪20センチの暗闇の中で助けを待っていた2人は、救助隊に「助かりました。軽いノリで登りに来ちゃいました。もう来ません」などと話したという。救急車で病院に搬送されたが、けがはなかったため帰宅した。(以下略)

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若さゆえの過ちというか、いくらなんでもスニーカーと革靴で食料なしで富士山に挑むとは、無謀登山の鏡です。別の見方をすれば自殺願望とも言えなくはありませんが、そのつもりはなかったから救助要請したんでしょうね。まあ、命に別状がなくてよかったです。
他の山はともかく、富士山はこの種の「勘違い登山者」が多いことでも日本一だったりするのですが、夏だと体力さえあれば、スニーカーに無装備でも登れてしまったりする場合があるようです。でも、さすがに積雪期はそういうわけにはいきません。
でも、実はこの記事を見て私はハッと気がついたことがあります。私も年末に富士山の2合目手前まで行ったわけですが、日帰りとはいえヘッドランプを持っていくのを忘れた。いけないいけない。まあ、最初から12時半に折り返す予定でしたけど、何があるか分からないんだから、一応はもって行くべきでしたね。以後気をつけよう。





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最終更新日  2013.01.05 12:47:04
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