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2016.10.18
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カテゴリ:政治
「北方領土」で共産 二島返還で平和条約締結しないよう申し入れ
共産党の志位委員長は、国会内で菅官房長官と会談し、北方領土問題を含む平和条約交渉で、ロシア側と歯舞・色丹の二島返還で合意したとしても、領土問題が最終的に解決したことにならないとして、平和条約を締結しないよう申し入れました。
この中で、共産党の志位委員長は、北方領土問題を含む平和条約交渉について「歯舞・色丹の先行返還はあり得るが、二島返還で平和条約を締結することは、その後の領土交渉の道を閉ざすことになり、決してやってはならない」と述べました。
これに対し、菅官房長官は「共産党の主張は受け止めた。四島の帰属の問題を解決して平和条約を締結するのが政府の基本方針であり、その方針は全く変わらない」と述べました。
共産党は、北方領土問題について、党の綱領に「日本の歴史的領土である千島列島と歯舞諸島・色丹島の返還を目指す」と明記しています。

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昨日の記事のコメント欄に
(日本共産党の)主張の中で「それは違うんじゃないか」「そこは同意できない」という部分もたくさんあるのですが、それでも、消去法的ではあれ、入れようと思う党は共産党になります
と書いたのですが、そうしたら早速、「そこは同意できない」ことが出てきてしまいました。

共産党は、北方領土問題について、引用記事にあるように政府の公式見解である北方4島返還ではなく、それより広い全千島返還を要求しています。
論理的には、その主張は間違ってはいないと思います。千島列島の中で、択捉島と得撫島の間に国境線を引く根拠は乏しいですから。しかし、論理的には間違っていないけれど実現性はゼロです。ロシアが全千島を日本に引き渡すことなど、ロシアという国が崩壊してもないでしょう。
もっとも、実現性がゼロという点では、北方4島返還だって大同小異ですけれどね。どうせ、どちらも実現不可能なんだから、より大きな主張を掲げたって、たいした違いはありません。しかし、歯舞・色丹の二島返還で合意しただけでは平和条約は締結するな、という主張は問題があるように思います。

ロシア側は歯舞・色丹の二島返還以上を認める気はありません。ということは、現実的には、共産党の主張は「ロシアとは平和条約を結ぶな」ということになります。
1956年の日ソ共同宣言は、日ソ両国は引き続き平和条約締結交渉を行い、条約締結後にソ連は日本へ歯舞群島と色丹島を引き渡すことを規定しています。「共同宣言」ですから、日本側はこの内容に合意しているのです。が、後になって合意を翻し、共同宣言に載っていない国後、択捉も含めた4島返還を掲げたため、北方領土問題は今に至るまで解決していません。

共産党は歯舞・色丹の2島先行返還はありえるが、と言っているようです。しかし上記の日ソ共同宣言は、平和条約締結後に歯舞群島と色丹島を引き渡す、としているのだから、平和条約を締結するな、というのは歯舞・色丹も返還されなくてよい、ということになります。要するに、実務レベルでは歴代自民党政権と何も変わらないことを言っているわけです。今までがそうだったように、今後もそのような要求を掲げている限り、北方領土問題は永久に解決せず、1島たりとも帰ってこないでしょう。それで本当によいと共産党は考えているのでしょうか。
むしろ、平和条約を締結して友好関係を確立した上で、領土の帰属は譲って千島列島については共同開発とか、自由往来などの権益を確保するほうが、よほど実利があると私は思うのですがね。





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最終更新日  2016.10.19 00:34:35
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