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2019.11.02
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テーマ:ニュース(99437)
カテゴリ:政治
英語民間試験の導入延期=24年度に新制度実施-「ご迷惑掛けた」萩生田文科相謝罪
2020年度に始まる大学入学共通テストで活用される英語の民間資格・検定試験について、萩生田光一文部科学相は1日、導入延期を発表した。文科相は「これ以上、決断の時期を遅らせることは混乱を一層大きくしかねない」と述べ、抜本的な見直しを行った上で、24年度に新制度を実施する考えを示した。
英語民間試験をめぐっては、受験生らから地域間、経済的格差が生じるとの不安の声が上がっていた。大学入試制度の実施時期が、直前に変更される異例の事態で、導入に向け準備を進めていた教育現場では混乱が予想される。萩生田文科相は「(関係者の)皆さまにご迷惑をお掛けしてしまい申し訳ない気持ちだ」と謝罪した。
萩生田文科相は同日の記者会見で、「経済的な状況や居住している地域にかかわらず、等しく安心して試験を受けられるような配慮など、自信を持ってお勧めできるシステムにはなっていない」と制度の不備を認めた。

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驚きました。
うちの子も高校生で、しかも英語はどうも苦手なので、他人事ではありません。もっとも、もっとも影響を受ける高校二年生ではありませんけど。

導入延期という結論自体は当然のことだと思いますが、その決定があまりに遅きに失したと言わざるを得ないでしょう。高校2年生の子を持つ知人も、「振り込んだ予約料はどうなるの」と呆れていました。
いくらなんでも予約料は全額返還でしょうけど、お詫び料が上乗せされて返ってくる、とはまったく思えないので、何の利益もなく無駄な手間だけをかけさせられた、ということになります。バカバカしいにもほどがある。

そもそも、国公立を含めたすべての大学の共通入試の一部を、民間に丸投げということ自体、どうかと思います。しかし、それ以上に問題なのは、英検やGTEC、TOEICなど複数の試験を選ぶ、というやり方です。方向性も難易度も違う別々の試験の点数をどうやって換算するつもりなのか。入試に選択科目があれば、選択による有利不利が生じるのは避け難いことではあるものの、それでも入試としての難易度の統一性をもたせようという努力くらいはあるものです。

更に問題なのは、言うまでもなくこの民間試験のために新たに受験料が発生すること、しかも試験会場が限られるため僻地の高校生が極度に不利な立場に立たされることです。
この点は、わたしは東京在住だし数千円の受験料が払えない、ということはまったくないので、我が家は個人的には有利な立場にあります。逆に言うと、僻地に住む受験生からしたら、受験料だけの問題ではない、交通費、更に家を朝出たのでは間に合わない場所も多いでしょうから宿泊費、受験料自体よりよほどそちらのほうがお金がかかるでしょう。

それを一生に一度(浪人しなければ、ですが)の大学入試のためにやるのは仕方がないにしても、英語というたった1教科だけのために、それ以外に2回、つまり年に3回やれ、というのです。受験生の負担のことなど、何も考えていないといわざるを得ません。

その懸念に対して萩生田文科相が「身の丈にあわせて頑張れ」という趣旨の発言をしたことが、火に油を注ぐことになりました。これって、自分の努力ではどうにもならない環境のハンデはあきらめろ、その条件の中で何とかしろ、ということです。「努力したって無駄」と言っているも同然で、これから受験勉強という努力を行おうとしている受験生に向かって、文科相という立場の人間がそれを言っちゃあおしまいでしょう。
結果的にこの暴言が最後の引き金になって民間試験は延期となったのは、不幸中の幸いだったかもしれません。この発言がなければ、試験は強行されたか、あるいはもっと準備が先に進んだ後で延期となってさらに深い禍根を残すことになったかもしれませんから。(現実にも充分禍根は残っていますけど)

それにしても、うちの子が大学入試を受けるときには、たったいどうなっているのかな。このあたりも、試験制度をコロコロ変えること、どう変えるのかがいつまでも明らかにならないことは、受験生にとって負担でしかありませんから、何とかしてほしいものです。





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最終更新日  2019.11.02 21:08:32
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