カテゴリ:父の看護
午前中、転医した病院へ書類を持って今後の診察をお願いに行く。
今日は、風こそ海風で冷たいが気温は14度。春らしい穏やかな日。 釧路市の高台にある病院。ぬさまい橋、釧路港、遠くには阿寒の山並が見える絶景の場所。 行きはタクシーで、帰りは”出世坂”とよばれる石畳のしゃれたガス灯風の街灯がある急な坂を二人でおりた。遅々と二人で歩くのは何年ぶりだろう?ちょっと照れくさいやら嬉しいやら。年老いた老人をだましているおばさんに見えないかしら??なんてね。 海風を気にしながら父と歩く。80歳を過ぎ、入院していたせいか、かなり足腰が弱っているようだ。高齢者は当たり前かもしれないが、下りの階段では必ず手すりにつかまる。以前の父にはあり得ない事だった。”おとうさん、80になったら剣道8段うけるから!!”と意気込んでいた父の姿はない。(片目も失明しているので) こうして春が来て父と歩けるなんて想像もしていなかった。新しくできた芸術館は、私も父も始めて。、 ルネッサンス時代の作品が展示しているらしい。 30分くらいかなゆっくり館内の素晴らしい絵画を堪能した。平日で人もまばらだったので多少声を出して開設をよんであげても迷惑にはならなかった。 それからランチ。芸術館の前にある全日空ホテルに行ったが満杯。足をのばし、駒形屋さんで、”ウナギ一本丼”を食べた。こじんまりした上品なお店だった。 さすがに掘りごたつの個室に通されたが、父とこんな狭い部屋で面と向かって座った事がないので料理が来る30分くらい非常に、、、、私的には会話に困ったわ。 ”こんな和風の店でも珈琲を出すのか?”って怪訝そうに私に言っていたけど美味しい珈琲だったのでよかった。 店を出てから、 父に疲れていない??と聞いたが大丈夫だと言うので、またまた少し歩いて、夕飯の支度を買いに行った。 感謝。。父の元に春がやって来てくれた事に感謝。 初めて日記を読まれる方にはこの喜びはピンと来ないかも。父は、咽頭がん末期/死際をきれいにするためにと言われて放射線治療を受け、(受けさせられ)これらに対する、知人からの紹介のサプリメントで今を維持しているわけです。恐ろしいの放射線治療の後遺症が出ないかどうか。。それだけが気掛かりです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
May 26, 2004 10:00:51 PM
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