Googleマップのストリートビューに家族が写る
職場でAndroidタブレットをレクチャーしていたとき、マップでその人の住所を表示したら、グーグルストリートで家が表示された。昨年まで表示されない地域。自分の住所を入力したら、古い我が家がストリートビューに現れた。この家は天保に立てられた180年以上前のもの。このような田舎までGoogleのストリートビューカーが来ていたことは感動だった。びわ湖特産の葦(よし)で屋根がふかれたもので、”よしぶき”と言われる滋賀県では伝統的な家屋。以前は相当あったが、現在ブリキで覆われたものは残るが、昔そのままの家は我が地域では我が家しか残っていないと思われる。家が立ってから立てられたはず蔵には墨字で大工名と立てられた年月が天保と書かれている筆字が現在でもきれいに残るので間違いない。ストリートビューには、十数年前に立てた新居、その前の道はGoogleカーが通っていないので遠方にしか写っていないのは残念だ。1年前の撮影となっているが、実際に公開されたのは比較的最近と思われる。車の往来が多い県道、ここには我が家の畑もある。ここを見ていたら母の車が見えた。そして母が畑仕事をしているところも写っていた。家族の姿がストリートビューで見えるというのは最も感動した。今日仕事帰りに、電話で「世界中からも見える」と母に言ったら、「そこまで細かいことを見るのは身内だけで、他の人は誰だか気にしないはず。でも、自分が写っているのは面白い」と笑い飛ばして喜んでいた。確かにそうだ。インターネットを見ていると、海外では1年前になくなったお婆ちゃんが新聞を読んでいる姿が写っているのだが、今でもストリートビューで見られるので喜んでいる人がいた。もし、母も高齢なので亡くなることがあればストリートビューで元気な姿が(更新されない限り)見られることは喜ばしい。上記の内容をfacebookに書いたところ、「私自信もストリートビューで撮影されています」というものが友達にも何名かいて、コメントにて「笑」や「(^^)」を文末に表現しているところから、うれしい意味で書いてきてくれている。しかし、日本の質問サイトを見ていると「プライバーシー侵害」とか言っている人がいるが、どれだけみているのだろうか? 一部のごくわずかのシーンを見る人はいないだろう。プライバシーがうんぬんと世知辛い世の中、1995年からプロバイダーに設置したホームページ、実名や住所、電話番号などをそのまま掲載し続け、そのプロバイダーが大手に身売りする前まではそのまま見ることができた。その後、私の独自ドメインを取得して自宅のサーバーでその内容をそのまま掲載し続けていたのだが、昨年末にそのサーバーがこけた。現在復旧してみられるはずなのだが、現在までに電話や変な郵便が来たことがない。気にし過ぎているのが現在の世の中なのだろう。