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カテゴリ:マーケティング
鎌倉資本主義 ジブンゴトとしてまちをつくるということ [ 柳澤大輔 ] メディア掲載レビュー ――幸せ度上げる「持続可能性」求めて 「面白い社会をつくっていきたい」という志から「面白法人」を名乗る「カヤック」は、神奈川県鎌倉市に本社を置く。デジタルコンテンツの制作開発を主力に、不動産、葬儀、移住支援などの事業を手広く手がけるユニークな株式会社だ。鎌倉は「立ち上げメンバー3人が、学生時代に好きだった場所」。 という。今年は地域在勤者が共同で使う「まちの保育園」「まちの社員食堂」も立ち上げて、話題を呼んだ。 代表取締役CEOの著者は、GDPに代わる指標を探求し続けてきた。「新しい資本主義を考えるとしたら、大前提として人の幸せ度を上げるようなものでなければならない」。そこで「地域経済資本―財源や生産性」「地域社会資本―人のつながり」「地域環境資本―自然や文化」の3点をバランスさせる「鎌倉資本主義」という概念を得た。 鎌倉資本主義とはすなわち持続可能性の指標である。著者の周囲で実践されている職住近接や相互扶助の仕組みは、全国的に応用が可能だ。東京から少し離れた、海と山と暮らしのある町で、静かに面白い革命が進んでいる。 評者:清野由美(ジャーナリスト) 朝日新聞2018年12月22日掲載 軸となるのは「3つの地域資本」という考え方。 すなわち、地域経済資本(財源や生産性)、 地域社会資本(人のつながり)、 そして地域環境資本(自然や文化)。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2024.01.15 00:00:17
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