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テーマ:鉄道雑談(1511)
カテゴリ:駅-Station
毎日新聞記事より-
◇情報交換の拠点化--肥薩おれんじ鉄道・阿久根駅 肥薩おれんじ鉄道の阿久根駅(阿久根市)に、寝台車を利用したツーリング客向けの宿泊施設・ライダーハウスが今夏にも設置される。ハウスは全国で増えているが、寝台車利用のタイプは珍しいという。4年前の九州新幹線開業で、「特急が止まらない街」になった阿久根駅前の商店街は衰退の一途。ハウスを起爆剤に、街は再び活気を取り戻せるか――。 九州新幹線鹿児島ルートの開業に伴い、並行在来線(鹿児島線八代―川内間)はJR九州から経営分離され、第3セクターの肥薩おれんじ鉄道が運営。阿久根市に新幹線の駅はない。経営分離前は、特急「つばめ」が阿久根駅に停車し、平成15年度の利用客は44万人だったが、分離後の平成18年度には31万2000人に減った。 駅前の商店街も衰退し、4年間で6、7店が消えて今は20店舗足らず。もともと、郊外型大型店の出店で打撃を受けていたが、新幹線開業が拍車をかけた。 そんな沈滞ムードを払しょくしようと計画されたのが、旅人や地域の人が気軽に交流できる宿泊所「ライダーハウス」だ。地域活性化に取り組む阿久根市のNPO法人「Big up(ビゴップ)」(大友恵子理事長)が、駅構内の使われていない線路に廃車になった寝台車を置き、ハウスにしようと発案した。「駅を再び人が集まる場所へ」という考えからだった。 熊本・阿蘇へのツーリング客の多さなどから、ハウスは年間2000人の利用客が見込めるという。市も乗り出し、地元産品PRや遊休農地解消などの事業の一環として設置を決めた。総事業費は2000万円で、オートバイ駐輪場も設け、管理運営はビゴップに委託する。 利用料金は1人1000~2000円を検討中。ツーリング客以外の宿泊もOKだ。ハウスは寝泊まりだけだが、駅周辺には温泉や飲食店がある。ハウス客によって地元にも潤いが広がるとみる。 市企画調整課は、農園や港で農業や漁業の体験ができる事業も練っており「街一体でもてなしたい。口コミで全国から客が来れば」。ビゴップの大友さんも「ハウスを拠点に、昔のようなにぎわいを取り戻し、旅人の往来で街を元気にしたい」と話している。 …「ライダーハウス」といえば北海道が有名で、夏場には多くのツーリング客でにぎわう。北海道の廃駅になったところに客車を置いてライダーハウスになっているところもあったりする。 寝台車利用とのことだが、タネ車がどこから出てくるのかが興味深いところだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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