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テーマ:鉄道雑談(1511)
カテゴリ:駅-Station
6月28日(土)に開催された、関東鉄道常総線「騰波ノ江(とばのえ)駅木造駅舎・さよならイベント」では、ふだん無人で締め切られている駅舎内の公開が行われた。
82年の風雪に耐えてきた駅舎も、改築されることとなった。 一般公開された駅舎内では、有人駅時代に使用されていた什器備品も公開された。今ではまったく見かけなくなった「菅沼タイプライター製」ダッチングマシン。「天虎工業」製のものよりも、いっそう古めかしい。 JR各社では絶滅し、私鉄でも見かけることの少なくなった乗車券箱。出札口の必需品であった。スチール製でなく、木製の乗車券箱も貴重品。 硬貨入れも、このようなタイプのものは見かけなくなった。 単線区間を安全に運転するための必需品であった通票(タブレット)と、フライキ、誘導灯。列車無線や自動閉塞機、信号自動制御機のない時代は、人間による制御が当然であった。 隣駅との鉄道電話。 気象警戒告知板。これも最近見かけなくなった。 「定期券拝見」も、有人改札ならではの賜物。今では定期券は「見せる」ものでなく「改札機にタッチするか、投入して通過させる」ものとなった。 救急箱も木の箱だった。 手動電話機も懐かしい。 きっぷの売り上げも、平成時代になってもこのように台帳管理されていた。 ダッチングマシン(日付打刻機)と改札鋏など、あと数年もすれば「語り草」となりそうだ。 きっぷの自動販売機も、このようなタイプはほとんど見かけなくなった。 金庫も、歴史を感じさせるものだった。 懐かさが感じられるぜんまい式柱時計。正確な時刻は指していなかったものの、ちゃんと動いていた。 駅舎内にあった仮眠施設。 旅客案内の各種案内板も展示されていた。 …古い駅舎に、貴重な展示物を披露いただいた関東鉄道には感謝したい。また新装時には、同じような催しが開催されることを期待したい。 (続きは後日) 楽天フォト容量アップおねがいキャンペーンに賛同しています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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