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カテゴリ:鉄道
最大8年間の前倒しが検討されているリニア中央新幹線・名古屋-新大阪間について、JR東海社長は、「これ以上の前倒しは困難」と発言、また、京都市等が求めている京都駅を経由するルートを否定、当初計画通りの奈良市付近を通るルートを前提に進めるとのこと。
同時に、大阪府・松井知事は、関西政財界から要望の強い全線同時開業について、同時でなく、名古屋-新大阪間の早期開業を目指す方針に転換する。 同時開業を叫び続けても、スケジュール的に実現の目途がなく、現実的な方針に転換したものである。 http://www.nikkei.com/article/DGXLASHD03H42_T00C16A8LDA000/ (H28.8.4 日経新聞) 奈良市付近を通るルートは、従来から主張し続けたことで、別に目新しいものはないが、大阪府知事が、公式に2段階開業を容認したのは大きい。 まあ、同時開業が困難なのは、みんなうすうすわかっていただろうが、旗を降ろすわけにはいかなかったのだ。 今後は、現実的に可能な限りの開業前倒しを目指して折衝をつづけていくことになるでしょう。 できれば、あと3年くらい、2035年頃に全線開業できれば御の字と言うところでしょう。 あと、大深度地下駅となることが想定されるリニア新大阪駅について、北陸新幹線・新大阪駅も地下駅となることが想定されるので、調整が必要とされているが、柘植社長は「まだJR西日本など関係機関と調整はしていない」という。 そもそも、リニア開業が前倒しされれば、京都-新大阪間を別線建設する必要性は薄い。 協議すべきは、新大阪地下駅の建設ではなく、北陸新幹線列車の東海道新幹線への乗入れである。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2016.08.06 10:47:19
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