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カテゴリ:鉄道
JR東海は、2019年4月より、JR西日本のインターネット予約システム5489を導入する。 自社線を運行する特急「ひだ」「南紀」「しなの」等の列車が対象となる。 従来、JR東海の予約システムは、東海道新幹線を対象とした「エクスプレス予約」しかなく、在来線特急列車はインターネット予約ができなかった。 JR西日本の5489や東日本の「えきねっと」で予約は可能だが、きっぷの受取はそれぞれのエリアの駅でしか受取できないため、東海地方の駅では受取できない。 在来線特急の切符がネット予約できないという今時遅れた状態にあった。 とはいえ、東海道新幹線の売上が圧倒的ウェイトを占めるJR東海にとって、在来線特急のためだけに自社独自のシステムを作るのは非効率である。 そこで、JR西のシステムを採用することになったのであろう。 これにより、JR東海管内の「ひだ」などの特急の他、東海道新幹線と在来線特急の乗継を含む工程の予約も可能になる。 JR東海区間の予約が含まれる場合、JR東海の駅で受取が可能になる。 JR東海の駅には、東京駅や新横浜駅もある。 首都圏管内で5489で受取可能なのは、東海道新幹線乗車駅だけに限られるが、新幹線と在来線乗継行程で東海・西日本方面へ向かう人も5489が利用できる。 無論、東海道・山陽新幹線内で完結する利用者は、「エクスプレス予約」や「スマートEX」を利用した方が割安である。 もっとも、「しなの」の場合は、名古屋駅では受取可能になるが、主要な行先である松本や長野はJR東に属するため、切符受取は不可だ。 また、身延線の終点・甲府は駅の管内がJR東のため、「ふじかわ」の切符は受け取ることができるのだろうか。
http://jr-central.co.jp/news/release/_pdf/000039064.pdf (2019/12/19 JR東海プレスリリース) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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私などは葛西氏は死ぬまで代表取締役名誉会長になるかと思っていましたがさすがに退かれたようで、西日本のシステムを東海が導入するというのは見方によっては地震と豪雨が同時に来たよりも衝撃が大きいともいえます。実際の地震と豪雨の被害を目にしてもなお、そう思わざるを得ません。
「『脱・葛西』の仕上げは脱・リニア!」と気勢が上がるまでには至っていませんが。 (2018.12.28 09:42:14)
〉「『脱・葛西』の仕上げは脱・リニア!」と気勢が上がるまでには至っていませんが。
リニア開業後の北陸新幹線列車の京都-新大阪乗入れ、東海道・東北新幹線直通とか、山陽乗入れ列車の分割・併合等が実施ができれば、脱・葛西路線の仕上げとなるか。 (2018.12.31 11:01:36) |