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カテゴリ:政治
米国のトランプ新大統領が「アメリカ・ファースト」を唱えている。 国内でも、小池・東京都知事が「都民ファースト」をモットーにしている。 前者は一部の識者からは、「単なる米国第一のエゴイズム」と評判が悪い。 後者は、なぜか東京都民・日本国民からも今のところ好評乍ら、周辺県からは批判がある。 施設建設に関わる費用を負担することを覚悟で、2020年東京オリンピック誘致に立候補しながら、ここへ来て、国による肩代わりや施設建設を周辺県に押し付ける等の動きが見られるからだ。 「都民ファースト」は単に負担を他に押し付けて、自らはいいとこ取りすることを意味するなら、全くとんでもない話だ。 費用は全部出すからといって手を挙げながら、いざ払う段になって何かと理由を付けて払わないというでは、その地域の信頼性に関わる。 関西では空港問題で約束を反故にすることを繰り返してきた。 伊丹空港を廃港するふりをして、関西空港の建設を引き出しながら、いざ建設が始まると途端に存続を言い出す。 その関西空港も巨額の建設が予想され、国が難色を示すと、民活方式で余り国に迷惑はかけないと言って建設を引出す。 しかし1期事業の建設費は、予定の約1.7倍まで膨れ上がり、補給金投入を余儀なくされる。それでもさらに2期工事まで強行。 この時、伊丹空港の機能縮小と地元負担を約束したが、5年そこそこで約束は反故になる。 この間に、大阪府では橋下知事が登場、関空地元負担を問題視。 これが世論の批判を浴びると、今度は伊丹廃港を主張して、国を揺さぶる。 結局、両空港の運営権売却という名の負担先送りが決まった。 幹部が阪神間や神戸市も大阪都に併合するなどと発言したおおさか維新などというのも、いわば「大阪ファースト」と言ってもいいような勢力だ。 神戸空港も建設されながら、関空2期をゴリ押しし神戸空港は蚊帳の外にするなど、もともと「大阪ファースト」の色彩の強い話だ。 北陸新幹線延伸でも、一旦は米原ルートで、関西全体で負担をするという話を決めながら、小浜・京都ルートに決定すると、大阪府は属地以上の負担はしないと言い出す。 京都府は便益の割に負担ばかり大きいから軽減を求めているが、関西全体の利益のためにごちゃごちゃ言うなと言わんばかりの態度だ。 ここでも、負担を他者に押し付けて、いいとこ取りだけしようという姿勢が露わだ。 この分では、大阪府が法律上の負担すら本当に履行するかは、その時になってみないとわかるまい。なにかと理由を付けて、実際は免れようとする懸念がある。 大阪の絡む事業は、実際に入金が確認されてから着手するくらいでないとダメだろう。 まあ、一旦決まった約束をすぐ反故にするのは、どこかの国と変わらないが、関西人はともかく東京人までこうした風潮が毒されてきたのか。 と思ったら、小池知事は、「兵庫県芦屋市出身・関西学院大学中退」という経歴であり、むべなるかなというところか。
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大阪批判したいがために、都合の悪いことは書かないんですか?
そもそも関空建設は神戸・兵庫が拒否ってできたことが1番最初に書かなければ!? そして拒否したはずの神戸・兵庫が後から神戸空港建設 あなたは北陸新幹線の敦賀~新大阪間で2重投資云々言ってますが全く同じ、いやそれどころか関空周辺自治体に虚偽をして関空建設費負担させてますから、言ってることとやってることが違うのは神戸・兵庫でありそして「お前」だな 過去の言動がネット社会になり、嘘やダブスタや支離滅裂がバレる世の中に付いていけないから、維新に負けるんじゃないですかね大阪自民・公明などの反維新は (2019.04.14 21:25:25) |