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カテゴリ:鉄道
「九州新幹線長崎ルートの武雄温泉(佐賀県)-長崎の整備に絡んで鉄道建設・運輸施設整備支援機構が、佐賀県内のJR佐世保線の線路を複線化する区間を縮小する計画変更を国土交通省に届け出たことが15日、分かった。複線化する区間が佐賀県内の肥前山口-武雄温泉(営業キロで約14キロ)の計画を、途中区間の大町-高橋(同約6キロ)だけに変えた。」 https://www.iza.ne.jp/kiji/life/news/190215/lif19021518370037-n1.html (2019/2/15 iza) この区間は、リレー暫定開業であれ、長崎方面への特急が佐世保線経由になるなら、列車密度が過密になるため、複線化工事が必要な区間である。 しかし、FGTが頓挫し、フル規格になるなら、狭軌で複線化しても、無駄な投資になってしまう。 単線並列ミニ規格でも、狭軌で複線化すれば、また改軌のための出戻り工事が必要になる。 もっとも、フルかミニか現状では決着していなくても、この区間だけはミニにするという選択もある。 とりあえず、武雄温泉-肥前山口までは単線標準軌線を増設し、肥前山口で乗継ぐ方式にして、フルに変更になれば、肥前山口-新鳥栖間のみ建設する。 しかし、フル規格新線のルートは、佐賀平野の地盤が軟弱なこともあり、佐賀市北部を通るルートが有力視され、この場合肥前山口を通らない。 新鳥栖-武雄温泉全線建設が必要であり、やはりこの複線化工事は無駄になってしまうのである。 詰まるところ、将来のフル規格化を考慮して、複線化工事の規模を縮小したということである。 それでも、佐賀県は全線複線化工事を求めているが、将来の展望はあるのだろうか。 少なくとも、ミニで行くことを前提に単線標準軌線増設を主張するならともかく、現行のまま複線化を求めても、将来の展望を欠くとの批判は免れまい。 佐賀県もいい加減長崎新幹線問題で歩み寄る必要がある。 少なくとも、ミニ新幹線を受け入れなければなるまい。 長崎県やJR九州も、フル規格を求めるなら、現行の制度下で佐賀県にのみ負担を押し付けずに、佐賀県の負担をかなりの部分肩代わりする必要がある。 佐賀県も、負担軽減策が示されたなら、応じる必要がある。 フル規格は、佐賀県にも一定度の利益があり、受益の範囲で負担することに、不合理性はない。
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