17年思いでの渓(6)やっとA川源流に入ったが??
6月6日 晴れ 3度目にしてやっとゲートが開いてA川源流に入渓。Y林道からS沢を45分程下降してA川に着いた。素晴らしい景色だ。鼻歌まじりでロッドをケースから取り出すと????。穂先、ホサキ?...。無い!ウッソ~!予備のロッドは車の中だ。車迄、1時間登り詰めるか~。ここまで2時間近くかかるで。しかたなく先無しでラインを1mで固定し、練習のつもりで振り込んで見たらバシュ!キタ!ウソデショウ?ロッドを鮎釣りの様に肩に担ぎライン、リーダーを掴んで手繰り寄せネットイン。なんとかなるもんだ。この調子で(後に写真を見るかぎり)20~27サイズ11匹ネツトイン。最後で27サイズの時は大きな堰堤下だったが、12m程までキャストしてフッキングさせ無事ネットイン。やった~!という感じだった。さて、帰りだが、これが大変だった。入渓点まで下り約1時間、そこからS沢直登1時間。都合2時間かかる。エ~イままよ。右遥か上には林道がある。ここから上っちゃえと水がチョロチョロの小沢を登る。息を切らしながら30分程登った付近から物凄い熊笹の藪。風も無く猛烈に暑い。やっと白樺林に出たが、やたらと獣臭い。笛をピイピイ鳴らしながら歩き、苔むした小さな堰堤に出た。作業道が有るはずだがなかった。この時鹿角を見つけて杖にした。20分程登ると、また古びた堰提。石垣をよじ登ると、「見えた!」白いガードレールが、「やった~。」思わず叫んだ。やっと林道に出たが今度は車を置いた場所が解らず、林道を下がっては登りしたが解らずヘタリこんでしまった。天の助け、車がきた。親切なご夫婦で、地図を見てここから1.5キロ下った所と解り車に乗せてくれるとのことだが、全身汗でズブ濡れ状態なのでご辞退した。今回も疲れた。